三陸の里山

今週末はお休みをいただき、カイコの世話を家族や同僚にお任せして三陸は岩手県大船渡市へ行ってきました。
震災1週間後に相模原市の支援活動隊の一員として大船渡市の被災地へ入り、3年後の昨年夏に再訪、そして今回と3回目の大船渡は、あまりにも良いお天気もあって景勝碁石海岸の美しさに息をのみました。

今日は大船渡市綾里で広大な私有地を里山体験場として開放する「大小迫(おおこばさま)つむぎの家」を訪ねました。400年にも及ぶ歴史を持つ旧家の母屋(築140年!)や、震災を挟む5年間で少しずつ復活を遂げてきた里山は生きものの濃厚な気配に覆われています。

カキノキの幹についたツキノワグマの爪痕も生々しい・・

この里山で採れた山菜や野菜などをいただき、三陸の自然の奥深さ、そして食べ物の美味しさに圧倒されました。本当の豊かさについて考えさせられる三陸行でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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