8月3日の博物館実習3日目は、展示解説の実践でした。
常設展示室に展示してある資料について、実際に展示室で展示解説をします。持ち時間は3分間です。実習生や学芸員の前で解説します。
午前中は解説をする資料の選定をして、解説のシナリオを作成しました。
午後からは、一人ずつ常設展示室で展示解説を行いました。
共通実習の後は分野別の実習となります。日程は分野によって異なります。
8月3日の博物館実習3日目は、展示解説の実践でした。
常設展示室に展示してある資料について、実際に展示室で展示解説をします。持ち時間は3分間です。実習生や学芸員の前で解説します。
午前中は解説をする資料の選定をして、解説のシナリオを作成しました。
午後からは、一人ずつ常設展示室で展示解説を行いました。
共通実習の後は分野別の実習となります。日程は分野によって異なります。
8月2日の博物館実習2日目は資料の取り扱い実習です。
自然系資料と人文系資料の取り扱い、梱包実習を行いました。
自然系資料の取り扱いでは、押し葉標本の作製です。ボランティアの方々から指導を受けながら標本を製作しました。

まずはボランティアの方の実演です。
梱包実習は土器の梱包です。
人文系資料の取り扱いは掛け軸と巻物の取り扱い方を学びました。
今年も博物館実習が始まりました。
博物館実習は学芸員資格取得のために必要な科目です。大学からの依頼に基づき、学生を受け入れています。今年は18名の学生を受け入れています。
8月1日から始まった博物館実習は、8月3日までの3日間は共通実習です。全員が同じ内容で実習を行いました。
8月1日の初日は管理運営および学芸業務についての講義と、バックヤードなどの施設見学を行いました。
今朝の通勤路では、ジョロウグモがいつもとちょっと違った姿を見せていました。
雨が降ると網を半分壊す行動が見られる、と言われていますが、それよりも多く見られたのがこれ。

第1脚と第2脚が網から離れて、だらんとぶら下がったような姿勢になっています。
「垂直になる事で雨粒が当たる面積を最小化している」という説明もありますが、雨がいつも垂直に降ってくるとは限らないので、本当かな?という気もします。
写真には撮りませんでしたが、ぶらぶらしている第1脚に触っても何の反応もありませんでした。死んでいるわけではないのに、不思議です。
そしてこちら。

羽化したばかりのアブラゼミです。
普通は夜に羽化するのですが、薄暗いので勘違いしたのでしょうか。
羽化しているときは、体は動かせないし、外骨格は固まっていないしで、セミにとってはものすごく危険な瞬間ですが、他の昆虫や鳥もあまり活動していないので無事だったようです。
この写真を撮った時点ではすっかり羽も伸び切っていますが、まだ色が、羽化した時の青白いままです。

約3時間後、抜け殻と並んでじっとしていました。もう誰が見てもほとんどアブラゼミの色ですね。
ニホンヒメグモというのは、体長5mmにも満たない小さなクモです。

オレンジがかった色をしていて、不規則な網を張っています。

これはオスとメスが同じ網にいるところ。下の方の薄いオレンジ色がメスで、上の方の濃い色がオス。7月20日に撮った写真です。
このごろオスメスがペアでいるところをみないな、と思っていたら、今日は卵のうから子グモが出ているところを見かけました。

網に釣り上げた葉の中に卵のうをつけて、親がそれをガードしています。
小さな白っぽいつぶつぶが、子グモです。
ニホンヒメグモは、母グモが子グモにミルク状のものを口移しで与える「子育てをするクモ」としても知られています。
実は野外でそれを見たことがないので、今度、じっくり見てみなくては、と思っています。
※「ヒメグモ」の名前について
以前は単に「ヒメグモ」と呼んでいたのですが、ここ数年「ニホンヒメグモ」と書いてある本が増えたようです。以前に出版された本には「ヒメグモ」と書いてあるので、図鑑を見るときなどはご注意ください。
8月29日に実施予定の「小中学生のための生物学教室」は、追加募集中です!
対象は小学4年生から中学生まで、ご興味のある方はぜひ博物館へお電話ください。
お申し込み電話番号:042-750-8030(相模原市立博物館)
夏休みの宿題にバッチリ対応しています!
プロの生きものカメラマンの貴重なお話もあります!
生きものに実際に触れて、扱い方を学ぶ時間もあります!
生きもの好きの小中学生、集まれ!!
※定員になり次第締め切らせていただきます。
博物館のまわりの樹林地は、フェンスで囲われています。フェンスは人間の意図とするところとは別に、つる植物の格好の支柱になります。いま、このフェンスで一番元気がよいのが、ヤブカラシです。花もたくさんつけていますがその花の上には・・
マメコガネが交尾中でした。マメコガネのおもしろい習性の一つが、手を近づけたり、とまっている葉や花を軽く揺らすと、後脚をピンと立てることです。
体操選手の開脚のようで、でも体型がまるっとしたコガネムシそのものなので、なんだか笑ってしまいます。
こちらのカップルのオスは片脚上げ。
オスメスそろって上げていることもありますが、あまり刺激するとぽろっと自ら落ちてしまうのでそっとしておきました。
近くの葉裏にはミノムシもぶらさがっています。
ヤブカラシのほかにもたくさんのつる植物が巻き付いていて、こちらはこんな可憐な花なのに不本意な名前をつけられてしまったヘクソカズラの花。
こうして栄華を誇るつる植物も、今は草刈りの季節です。徐々にきれいさっぱり、刈り取られていきます。
歩道にせり出して通行障害を起こすススキやヒメムカシヨモギなど大柄な植物もろとも、刈り取られますが、これも人工物にまきついてしまった報いかもしれませんね。来年まためげずに伸びて巻き付いてくることでしょう。
いささか盛りだくさんのブログタイトルになってしまいましたが、博物館所管施設の「吉野宿ふじや」では7/14から8/26まで企画展を開催中です。
平成29年4月以降、吉野宿ふじやは原則として土日祝日のみ開館としていますが、企画展開催中は火曜から金曜も開館していますので是非この機会にお立ち寄りくださいね。
企画展では、この時期恒例となりました「カイコ」の生体展示や、繭を使った人形つくり体験や糸取り体験などができます。(時期によってはカイコがすでに繭になっているかもしれませんので、生きて動いているカイコを見たり、えさの桑の葉をあげてみたりしたい人はどうぞお早目に!)
そして今年は博物館からの出張展示として宇宙に関する展示も!
こちらもおかげさまで好評とのことです。
また関連事業として8月4日には、山岳写真家で炭焼きに関する著書などある三宅岳氏をお招きして、講話「山仕事」を開催します。時間は午後1時30分から3時までです。詳しくはこちら。
事前申し込み不要ですので是非お気軽にご参加くださいね!
吉野宿ふじやへのアクセスや開館時間など詳しくはこちら(別サイトが開きます)。
7/14から始まっている尾崎咢堂記念館の企画展
についてご紹介します。
(企画展の詳しい内容は別途担当学芸員からお知らせします)
この時期、桜の葉が青々としている外観もなかなか素敵!
今回の企画展は常設展示の一部を模様替えしての開催です。
初めて展示する資料もあり、見ごたえありますよ。
展示資料のうち、ついつい食いしん坊の血が騒いでこれに注目してしまいました→
晩さん会のメニューだそうです。
資料の詳しい解説に興味がある方は、ぜひ展示解説にご参加くださいね!(晩さん会メニューの話はあまり出ないかもしれませんが)
次回は8月25日(土)の午後1時30分から3時までです。
さて、尾崎咢堂記念館の敷地内には、ポケモンGOのポケストップとジムもあるんです。
ポケモンGOに興味があるみなさんもぜひご来館くださいね!(建物の外までは届きませんが、施設内はWi-Fiが使えます)
この夏、歴史の宿題の人物調べなどにも役立つかもしれませんね。
みなさんのご来館、お待ちしてます!
(アクセス方法や開館時間など詳しくはこちら(別サイトに飛びます))