インターンシップはじまりました!マウント体験

はじめまして
桜美林大学2年の佐藤と大和です。
この度インターンシップで、博物館の仕事を5日間させていただきます。
1日目の今日は、植物標本作りとその標本の配架作業を行いました。

標本作りは、細かい作業が多く、集中力を持続させるのが難しかったですが、無事に完成することができました。
配架作業は、標本の数が多く、植物の種類ごとに分ける作業が大変でした。

標本作業の合間に、相模原植物調査会のボランティアの方々と近くの林で植物観察をしました。

残り4日間もがんばります。

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『宇宙学校・さがみはら 金星探査機「あかつき」スペシャル』が開催されました(1)

今日午後、博物館の大会議室を会場に『宇宙学校・さがみはら 金星探査機「あかつき」スペシャル』が開催されました。130名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

「宇宙学校」はJAXA宇宙科学研究所が、子どもさんを対象として全国各地で開催しています。今回は相模原市立博物館との共催事業となっています。

時間割は3時間目まであって、それぞれの時間の先生である宇宙科学研究所の研究者の方のお話を聞いて勉強した後は、先生に直接質問をする時間もたっぷりあって、楽しく宇宙科学について知ることができたのではないでしょうか。

1時間目の先生は、「あかつき」プロジェクトマネージャの中村正人さんです。つまり「あかつき」チームのリーダーです。金星の科学について写真や図を使ってお話してくれました。

参加した皆さんからはたくさんの質問が出て、先生が一つ一つ答えてくれました。宇宙学校全体の司会進行は、JAXA宇宙科学研究所の大川さんでした。(天文担当学芸員・岸)

 

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ピンポイント展示解説 民俗分野

今日の特別展示室のピンポイント展示解説は,民俗分野の加藤学芸員による解説です.

まずは,博物館建設前の航空写真の解説です.博物館がアメリカ軍基地の跡地に建設されたことなどを説明しました.

開館20周年記念展の目玉の展示資料,大正時代の霊柩車の解説です.今日は特別に霊柩車の内部もご覧いただきました.

道祖神のお札の解説です.当時配られていたお札がどのようなものだっかが分かる貴重な資料です.

華やかな子どもの晴れ着です.大切に保管されてきたことが伝わってくる資料です.

ここまでは開館20周年記念展の民俗分野の解説でしたが,ここからは学習資料展の民俗分野の解説になります.
昔の道具体験コーナーでは子ども達は黒電話のダイヤルを回さずに数字部分を押してしまう話,昔の居間の展示では子どもよりも大人のほうが夢中になってしまう話など,来館者のエピソードを交えながらの解説でした.

今日の展示解説の参加者は大人の方ばかりでしたが,学習資料展は小学校の教科書で扱われている内容なので,ぜひ,多くの子ども達に見ていただきたいです.
開館20周年記念展,学習資料展は今月の28日(日)までです.

(地質担当学芸員 河尻)

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鳥も地震に驚く!

今朝の地震は初期微動のイヤな感じからS波の衝撃が明瞭で、震源の近さを実感しました。
地震に驚くのは人間だけではないようです。出勤したら警備員さんが「地震に驚いた鳥がガラスにぶつかって失神してたから保護しておいたよ!」とのこと。急いで事務机に向かうと、ダンボールが置いてあります。そっと中を覗くと・・・!

このオレンジ色のおめめは、オオコノハズク!
じつは10年ちょっと前にも、博物館の中庭のガラスにぶつかって一時的に脳しんとうを起こしていた個体がいました。なので、このあたりの森で越冬しているということはわかっていたのですが、昼間はほとんど動かないし鳴かないので、こんなことでもなければ見られない鳥です。

室内のあかりは眩しいようで、ダンボールの外に出すとすぐに目を細めてしまいました。
せっかくなので風切羽のセレーション構造(ギザギザ構造で、空気の流れを整えて羽ばたき音を小さくする効果があります)も観察しました。

はばたくようすから、元気に飛べそうだと判断できたのですぐに放すことにしました。
フクロウのなかまは昼間は目が見えない、とよく言われますが、そんなことはありません。しっかり見えています。夜行性なので無駄に動かず、目を閉じていた方が保護色を完成できるのでつむっていることが多いのです。
でもこんな表情をしていると見えないように思えるのも無理もありませんね。

地面に置くとすぐに元気よく飛び立っていきました。
地震には驚かされましたが、ちょっとトクした気分になりました。
(生物担当学芸員 秋山)

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お試しブックカフェ

博物館の2階にある喫茶室。実際にカフェが営業しているわけではないのですが、明るく落ち着いた空間で休憩、持ち込みのお食事などができるので、隠れた人気があります。最近、入り口にこんな看板が立ちました。

学芸員が選んだお薦めの書籍を閲覧できるようになっています!
今月末のアノ講演会の関連書籍もあります!

これからも展示や講演会などと関連した書籍を中心にご紹介していく予定です。

博物館へお越しの際は、ぜひ2階の喫茶室にお立ち寄りください!
(生物担当学芸員 秋山)

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やっぱりガスも入れないと

今日から博物館のある一室で定期ガスくん蒸を行っています。今回は被覆くん蒸で、これは資料の山を被覆してその中に気化させた薬剤を充満させ、殺菌、殺虫、殺卵をすることです。

くん蒸前の対象資料の山です。要するに毒ガスを使うので、くん蒸をやらないで済むのであればしたくありません。しかし、土器片や石器など埋蔵文化財から納屋にしまわれていた農具、文書など紙資料、生活用品に動植物標本etc.・・と多岐にわたる資料を収蔵する当館では、少なくとも新規収蔵品の多くはくん蒸せずに収蔵庫へ入れることはできません。

専門資格を持つ業者さんがキッチリと被覆して、気化器でガスを送り込みます。
これから4日ほどの工程で投薬、除毒排気を行います。
(生物担当学芸員 秋山)

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カザグルマに希望が見えた

今日は絶滅危惧植物カザグルマの保全について考える公開報告会「カザグルマを守る~関東圏のカザグルマはいま・・」を博物館で開催しました。

共催の公益財団法人相模原市まち・みどり公社と相模原のカザグルマを守る会のみなさんが午前中からフル稼働で準備にあたりました。
守る会会長によるカザグルマの鉢もご披露!今回は温室のコントロールができないアクシデントに見舞われ、残念ながらしっかり咲いた株はありませんでしたがあとちょっとで咲きそうな花が。

会場は県内はもとより千葉などからもたくさんの方にご参加いただきました。

カザグルマ研究で著名なお二方の研究者と、相模原、横浜、船橋の各地域の保全グループのみなさん、そして県立中央農高草花部の発表と、びっしり密度の濃い内容です。
最後に「カザグルマ保全のタクティクス」と題した意見交換を行いました。それぞれの地域の強みなどをまさしく「戦術的に」確認したり、喫緊の課題について相談したり。

こうして若い人も含めてカザグルマへの関心が広がり、地域を動かしていかれればカザグルマに希望が見えてくるのではないかと思える報告会でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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職業体験(相模原中等教育校)

1月27日から今日、29日まで県立相模原中等教育学校の2年生4名が職業体験に来ていました。学校利用の対応や、エントランスの展示物の撤去作業など力仕事も体験。

生物資料の取り扱いでは、恒例の植物標本のマウント作業を植物調査会のボランティアさんの指導で体験。

さらに今回特別にラッキーな機会に恵まれたのは、収蔵資料の貸し出しの現場に立ち会えたことです。美術品専門運搬業者のみなさんの理路整然とした仕事ぶりを間近で見られる機会はそうありません。

3日間の体験の締めくくりは、展示解説です。

しっかり調査をして、緊張しながらも資料の説明をしてくれています。
たくさんのボランティアさんたちが博物館で活動していることや、力仕事、専門的な作業など博物館のいろいろな現場を体験できたことと思います。
(生物担当学芸員 秋山)

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関東圏のカザグルマは、いま

相模原にゆかりのある園芸植物クレマチスには、いくつかの原種が知られています。その中でも大輪の形質のもとになっていると言われるのが、日本在来種のカザグルマ(学名Clematis patens C.Morren et Decne.)です。そのカザグルマの数少ない自生地が相模原市内にあることは、意外と知られていません。写真は、緑区の自生地で咲いた見事な剣弁(花弁状の萼の先が鋭く尖って咲くタイプ)の花です。

神奈川県内では横浜の1カ所と、相模原の数カ所でしか自生地がありません。カザグルマは個体変異や地域変異の幅が大きく、花弁の形状や色がさまざまです。そのため、地域ごとの遺伝系統を守ることが非常に重要になってきます。
そこでこの週末、博物館で関東圏のカザグルマ自生地を守る地域の団体が一堂に会して公開報告会を行います。題して公開報告会「カザグルマを守る~関東圏のカザグルマはいま・・」です。じつは2年前にも同様の趣旨によるミニシンポジウムを行いました。

写真は2年前のようすです。今回はその後の自生地のようすやカザグルマ研究の最前線を、研究者、保全活動団体、そして人口増殖の研究に取り組む県立中央農業高校草花部から報告していただきます。
野生の花とは思えないほどの大輪の華やかさがあり、園芸種とは違った野性味に裏付けられた清らかさを湛えた名花、それがカザグルマです。里山の限られた環境に生育する性質のために、開発や盗掘の圧力にさらされ減少していったこの花を野生に咲かせ続けるにはどうしたらよいか。市民と研究者が知恵と労力を出し合っていく場として、報告会を盛り上げたいと思います。どなたでもご参加いただけます。お天気も今ひとつの予報ですので、ぜひ博物館へお越し下さい。

【公開報告会】カザグルマを守る~関東圏のカザグルマはいま・・
1月30日(土)午後1時半~4時半
博物館大会議室 定員200名(当日先着順)
参加費無料

(生物担当学芸員 秋山)

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大阪の底力と展開力を見る

今日は昨日の兵庫ひとはく(人と自然の博物館)に続き、大阪市立自然誌博物館を訪ねました。

ここは市民のパワーと研究者のインテリジェンス、そしてNPOの組織力がガッチリと組み合わさってたくさんの刺激的な活動を展開し続けている博物館です。
見所はあまりにもたくさんあるのですが、特に今回は小さなテーマ展示ながら一番見たかったのがミニ展示「しぜんしワークショップ展」。

博物館に拠点を置いて教育普及活動を展開するNPO法人大阪自然史センターによるワークショップの数々を紹介したもので、博物館の自然史系教育活動のお手本がずらりと並んでいるようなものです。
担当されているスタッフの方からもお話を伺い、いろいろなアイデア、コンセプトをいただきました。
もちろん、学芸員としてはバックヤードの視察も欠かせないので、しっかり見せていただきました。
半世紀以上に及ぶ歴史を持つ標本庫はやはり重層的で、コレクションにすごみのようなものがあります。30万点以上と言われる押し葉標本だけでなく、地衣類や蘚苔類など非維管束植物や植物以外の乾燥標本はもちろん、樹幹標本なども充実しています。

活動の歴史や地盤、スタッフの数など比べて羨ましがっていてもはじまりません。今ある施設と体制で自分たちが何をすべきか、これからどのように活動していくか、いろいろと考えさせられる視察となりました。
(生物担当学芸員 秋山)

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