ミニ観察会終了!

本日予定していた4回の「博物館のまわりのミニ観察会」が終了しました。たくさんの方にご参加いただき、特に13時と14時は30名以上とこれまでにない人数でした。
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じっくり観察できないものもあったかもしれませんが、ふだん、あまり注目されない生きものばかり扱ったので、参加されたみなさんの反応がとてもよく、担当者としては嬉しい限りです。
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朝のブログ記事で予告した白いふわふわしたもの。これは、クワの木につくクワキジラミの幼虫です。カメムシ目の昆虫で、おしりからろう質の物質を出してかたまってとまります。虫めがねで一所懸命見てくれているその先にいるのが、下の写真です。
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キュウリグサの花は、拡大写真を示して参加者のみなさんに探していただきました。その小ささに驚くとともに、ニオイをかいでいただくと、お子さんからすかさず「キュウリみたいなにおい」という声が。子どもの感覚は素直で鋭いです。
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下の写真は樹林でバードウォッチングをしていますが、この時も、肉眼でムクドリを見ていた子が「くちばしがオレンジ色!」と声をあげてくれました。そう、図鑑でもムクドリの解説には識別点として、必ずくちばしの色が紹介されます。目の良さに脱帽です。
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参加者のみなさんのすばらしい反応のおかげで、こちらもとても楽しく観察会を終えることができました。ご参加いただいたみなさま、大変ありがとうございました。
(生物担当学芸員 秋山)

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盛り上がってますよ!ミニ観察会

ミニ観察会、11時の回が無事に終了しました。
生きもの好きのお子さんが参加してくれて、とっても盛り上がりました。
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「この草の葉っぱを指でもんでニオイをかいでみてね」
「あ、○○のにおい!」
「うわっ、すごい。まさしくこの植物の名前は○○グサっていうんだよ」
こんな感じで、楽しく観察しています。
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カタバミの葉っぱで10円玉を磨いてみると…あれ!ピカピカに。
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どこにでもある雑草にも、びっくり箱みたいな「しかけ」があります。自然はおもしろいですね。
午後は13時、14時、15時と3回あります!
(生物担当学芸員 秋山)

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今日はミニ観察会1日4回!!(予告編)

今日は「博物館のまわりのミニ観察会」を1日4回やります!11時、13時、14時、15時の各回約30分ほど。内容はそれぞれちょっとずつ違ったり、少し同じだったり。
どんなものを観察するのかというと…
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ちょっとゾワゾワする人もいるかも。しかもばっちり拡大して見ちゃいます!これが果たして何なのかは、夕方、このブログでご報告します。
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手を触れたいけど、がまんして触れずに写真だけ撮りました!
どうぞお気軽にご参加ください!
とりあえずのテーマ(予定)です。
 11時「小さな植物観察」
 13時「クワの木につく昆虫観察」
 14時「森の中でバードウォッチング」
 15時「今日これまでに見たヘンなもの観察」
(生物担当学芸員 秋山)

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アシダカグモの卵

以前、エントランスで展示していたアシダカグモ、実はまだ飼育しています。
「成体になってからも脱皮をするか」という事を確かめるためです。
ところがところが、思いもよらない事が…
アシダカ卵背側
なんと、卵を産んでしまったのです。
大事そうに抱えている白い物体は、卵を包む卵のうです。アシダカグモは子どもが出てくるまで、卵のうを抱えて歩きます。以前に記録されたものを見ると、約1か月間抱えていることになります。その間何も食べないとの事ですが、これは確かめてみる必要がありそうです。
アシダカ卵腹側
腹側から撮った写真。触肢(一番前の肢。歩くのに使う肢は歩脚といいます)で抱え込んでいます。卵のうの中にはおそらく200~400個位の卵が入っています。それが一斉に出てきたら?今から考えておかなくては…
アシダカ卵アップ
アップで。まるで紙のように見えますが、クモの糸でできています。クモは用途に応じて色々な糸を使い分けています。体を壁面に固定している糸とその付着面も見えます。
実はこの個体、4月中に一度産卵に失敗しています。卵を包むシートがうまく作れずに、卵が全部こぼれ出てしまったのです。驚くべきことに、普段動くものしか食べないクモが、卵を食べて全部回収してしまいました。つくづく無駄の少ない生き物です。
しかし、懸念事項がひとつ。これは果たして有精卵か?
この個体を採集したのは2012年1月25日。オスと接触しているとしたらそれ以前です。もし無精卵だったら、子グモは出てこず、その間エサをとらないとしたら…あわわ…心配事が増えました。(学芸班 木村)

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5/27ミニ観察会拡大版やります!

明日、5月26日からミニ企画展「自然観察会のはじまり」がオープンします。
これにあわせて、毎月1回行っている博物館のまわりのミニ観察会を、5月27日は1日4回やります!!名付けて「ミニ観察会拡大版!」。ミニ企画展関連のミニ観察会なのに、「拡大版」とはこれいかに!
ということはさておいておき、こんなものや…
1205キュウリグサ
こんなもの…
1205クワコ幼
さらに、野鳥や昆虫を観察したり、短い時間の中ですがいろいろじっくり見てみたいと思います。
 11時「小さな植物観察」
 13時「クワの木につく昆虫観察」
 14時「森の中でバードウォッチング」
 15時「今日これまでに見たヘンなもの観察」
という予定です。出たとこ勝負、行き当たりばったりの観察会なので、予定は変更になることがあります。そんなゆる~い観察会ですが、よろしければご参加ください!!
(生物担当学芸員 秋山)

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まどい

最初にお断りしておきますが、「惑い」ではありません。例によってクモの話です。
昨年から気になっていたジョロウグモの卵のうから、ついに子グモが出てきました(卵のうについては1月14日のブログで紹介しました)。そろそろだな、と気をつけていたのですが、今朝、こんな塊があるのを発見しました。
ジョロウのまどい
クモは卵からかえった後、大抵、卵のうの中で1回脱皮します。その後卵のうから出るのですが、種類によってはこうして集団でかたまっている時期があります。これを「まどい(団居)」と言います。
ジョロウグモの場合、移動しながら何度かまどいをつくった後、個体ごとに散っていくのですが、なぜこのような集団をつくるのかはわかっていません。
この「まどい」に息をふきかけたりすると、まさに「くもの子を散らす」状態となり、しばらくすると元に戻ってくるところが観察できます。本当はその場面も写真に撮りたかったのですが、昼ごろには3m近い高さに移動してしまい、できませんでした。
皆さんがもし、「まどい」を見つけたら、ちょっとやってみてください。また、集団が移動するときも「てんやわんや」という形容がぴったりで、中々面白いのですが、残念ながら、これも観察できませんでした。もし出くわしたらぜひじっくり見てみましょう。
さて、この子グモたち。これから夏を越して成長し、10月半ばごろにはあのお馴染みの姿になります。これからもその成長ぶりを時々紹介しようと思っています。
出のう元
これが先ほどの「まどい」が出てきた卵のう。今日は2つの卵のうから子グモが出たのが確認できました。(学芸班 木村)

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地質調査日誌5/25 相模原市緑区名倉

5月25日金曜日。雨
引き続き、石老山礫岩、上野原層、名倉玄武岩の境界を求めて沢に入りました。
雨がぱらつく中、調査を開始しました。
目的の沢に入ってすぐ、小規模な土砂崩れによる倒木が沢をふさいでいました。

少し沢を登ると、また倒木が。
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ここから上流も同じような感じで、小規模土砂崩れによる倒木がいたるところで見られました。
雨脚が強くなり、止む様子もなかったので、午前中で調査を切り上げました。夕方から雨という予報だったので、大丈夫だと思っていたのですが… 予報より天気が悪くなったようです。
車を止めたすぐそばの橋です。何と読むのでしょう?
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答えは「まいとざわばし」。「まえとざわばしで」ありません。地名は難しいですね。
IMG_7888s.jpg
(地質担当学芸員 河尻)

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コクサグモ

コクサまえ
この小さな赤いクモ、見覚えありますか?
そう。4月17日に紹介したクサグモのようです。
でも、この間「クサグモ成長中」って書いて、もっと大きくなった姿を紹介していたのに…
そうです。このクモは「コクサグモ」と言ってクサグモに非常によく似た別種なのです。
住んでいる場所もほぼ同じ。この写真もクサグモのいるすぐそばで撮りました。
関東地方には、これ以外にもう2種類、クサグモの仲間がいて、どれも良く似ています。大抵はクサグモかコクサグモですが、コクサグモの方が1か月ほど遅れて出現します。
また、成体のサイズもクサグモほどは大きくなりません。といっても、個体差があるので一概には言えないのですが。
クモを正確に見分けるには、普通は顕微鏡を使って生殖器を観察します。ですから、子どものクモを見分ける事は、厳密にはできません。
ところが、この良く似たクサグモとコクサグモ、幼体を見分けるポイントがあるのでお教えしましょう。
腹部の後ろの端(背側)にピンク色の斑がぽつりとあれは、コクサグモと考えて良いでしょう。もちろん個体によって濃い薄いもありますし、他の種が混在していた場合は、確実とは言えません。でも、これでちょっと自慢ができるかも知れません。ほとんどどうでも良い知識ではありますが… (学芸班 木村)
コクサうしろ
んー、この写真で判別できるかどうか…でも腹部後端がピンクがかっているのが、かろうじてわかるでしょうか?

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てんこもり

今朝、出勤途中に博物館お隣の樹林地を歩いていると…。
林床に土がてんこもり。
というか、小山がポコポコとできあがっています。
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明らかに、昨晩あたりにできたもの。誰のしわざ?夜中にモノノケがおままごと?
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いえいえ、これはモグラ塚。アズマモグラが地面に新しくトンネルを掘るときに土を掻き出したものです。10m四方くらいの広さに、5つほどありました。地下ではぜんぶつながっているのかな。
それにしても、体長(頭胴長)は15cm程度の小さな哺乳類ですが、すごい仕事量ですね。
(生物担当学芸員 秋山)

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ミニ企画展オープン3日前

さがぽんもつぶやいてくれていますが、ミニ企画展「自然観察会のはじまり」のオープンまであと3日です。順調に準備も進み、仕上げにとりかかっています。
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展示パネルを設置して、展示ケースに資料が入ると、最終的な位置の微調整や電源確保、ライティングなどの作業を行います。そして、キャプション等、文章や文字の最終チェック、お客様の観覧順路となる導線確認、案内表示の設置、安全確認と、結構仕上げの作業がたくさんあります。
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正直言って、展示をつくるのはとてもきつい仕事です。今回のような小さなスペースの展示でも、その調査や資料調べに費やした時間は膨大です。それだけに、展示がだんだんと形になっていくこの時が、学芸員という仕事の中でも一番ワクワクする瞬間です。
オープンまでもう少し。そして、もうひとふんばりです。
(生物担当学芸員 秋山)

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