【吉野宿ふじや】『甲州道中おひな様展』を開催します!(2月7日から3月8日まで)

3月3日といえば、おひな様です。
女の子の健やかな成長と幸せを願うお祭りです。

相模原市立博物館では、吉野宿ふじやを会場にNPO法人ふじの里山くらぶと協力し、「甲州道中のおひな様」展を毎年開催しています。

今年は令和8年2月7日(土)から3月8日(日)まで開催しています。
(休館日:2月9日(月)、12日(水)、16日(月)、24日(火)、3月2日(月))

展示の様子を少しご紹介します。

様々なおひな様が並んでいます。

こちらにも

昭和40年代の7段飾りなど、とても見ごたえがありました。

圧巻の7段です。

特に注目してほしいのは、江戸時代の享保年間に作られた「享保雛(きょうほうびな)」です。

かなり大きいものです。

どれも貴重なおひな様ですので、この機会にぜひご覧ください。

また、絵や俳句を展示するコーナーもあり、2月13日(金)午後1時半からは吉野宿ふじやにてふじの里山くらぶによる俳句会を行いますので、ぜひご参加ください!

おひな様展示のページ(当館HP):https://sagamiharacitymuseum.jp/blog/2026/02/01/info202602012/

(吉野宿ふじや担当学芸員)

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【近現代史講演会】今年のテーマはシドモア女史!

近代~現代にゆかりある人物をテーマとした講演会、題して「近現代史講演会」を今年も開催します。
この講演会は、明治から昭和にかけて活躍した本市出身の政治家・尾崎行雄(咢堂)が生きた時代背景への理解を深めるため、「尾崎行雄を全国に発信する会」の企画により例年行っているものです。

近現代史講演会

今回は、シドモア桜の会 横浜の代表理事である梅本千晶さんを講師にお招きし、郷土の偉人・尾崎行雄が東京市長時代に実現した日米友好の証である桜寄贈に際して、重要な役割を担ったアメリカ人ジャーナリスト、エリザ・シドモアについて紹介します。

今やワシントン・ポトマック河畔の桜並木はアメリカを代表する春の風物詩として知られていますが、古来、日本で愛されてきた桜や花見の文化を祖国で広めたいという情熱をもって桜寄贈のために尽力したのがシドモア女史なのです。

ポトマック河畔の桜(撮影:田子哲也 氏)

令和6年度の近現代史講演会のテーマである高峰譲吉博士とも関わりが深く、昨年の内容とつながりが感じられて楽しめる内容となっています。

詳細は以下のとおりです。あわせて、当館ホームページのお知らせもご確認ください。

  • 演題 「シドモア女史とワシントンの桜
  • 日時 2026(令和8)年 215日(日) 午後130分~午後300分 (午後1時開場)
  • 講師 梅本 千晶 氏 (シドモア桜の会 横浜 代表理事)
  • 会場 相模原市立博物館 地階 大会議室
  • 定員 100名 ※先着順、希望者は直接会場へ

主催:相模原市立博物館 企画:尾崎行雄を全国に発信する会

みなさまのご来場を心からお待ちしています!

(歴史担当学芸員)

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レジェンド学芸員、熱く語る!

相模原市立博物館で現在開催中の企画展「相模原のたからもの」の関連事業として、講演会「レジェンド学芸員が語る相模原の宝」を1月31日(土)に開催しました。今回は通常の講演会とは趣向を変えて、若手学芸員の質問に答える形式で当館の元学芸員3名にお話しいただきました。ご登壇いただいたのは、歴史が専門の大貫英明さん、生物が専門の守屋博文さん、そして、民俗が専門の加藤隆志さんです。いずれも、相模原市の文化・歴史・自然を知り尽くしたレジェンドの3名です。

まず、自己紹介がわりに、「レジェンド学芸員が選ぶこの一品」と題して、思い入れのある博物館資料を紹介していただきました。

大貫英明さんが選んだのは「田名坂上遺跡出土の三彩小壺」

守屋博文さんが選んだのは「クロサワツブミズムシ」

加藤隆志さんが選んだのは「柳田國男の葉書」

最初の説明で、一気に聴衆を惹きつけました。さすがレジェンド学芸員!見事な語り口です!

途中からは現役若手学芸員を代表して、歴史担当の眞壁学芸員がレジェンドに質問をしました。

博物館の開館前の準備室段階や開館後の苦労話も交えながら、和やかな雰囲気で進行しました。

和やかな雰囲気ながらも、文化財や博物館資料を未来へ守り繋げていくために必要なことを熱く語っていただきました。会場からも質問があり、大盛況のうちに講演会を終えることができました。

当日は多くの方にご聴講いただきました。この講演会が地域の文化財や博物館資料について、また、それらを後世に残していくためには何が大切かを考えるきっかけになれば幸いです。

ご登壇いただきました大貫さん、守屋さん、加藤さん、ご聴講いただいた皆様、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
(地質担当学芸員)

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立春

立春の2月4日、相模川の河原を歩きました。ノスリが青空をバックにカッコよくとまっていました。

ノスリ

ハヤブサが上空を旋回しました。

ハヤブサ

ふと河原のアカマツを見ると、煙のようなものが立ちのぼっています。

アカマツの上にのぼるのは

よくよく見ると、ユスリカのような虫が群飛していました。動画をご覧ください。

そういえば前日、博物館お隣の樹林地でもメジロが上空をパタパタと飛んでいました。おそらく、こうした昆虫を食べていたのでしょう。

上空で小さな虫をフライングキャッチするメジロ

スズメは木の枝にとまってうたた寝していました。

うたたねするスズメ

立春の穏やかな気候を存分に感じられる日でした。
(生物担当学芸員)

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野鳥の数が多い、今年の冬の相模川

明日、2月4日は立春です。寒さが厳しさを増す中、日中の太陽の高さや、日に日に夜の訪れが遅くなる様子から、なんとなく春が近づいていることが感じられます。
そんな中、相模川の河原を歩いてみると、今年は野鳥の数の多さを感じます。特にツグミは多くのバードウォッチャーの意見が一致するところです。

丹沢をバックに、ツグミの群

通常は渡ってきてからしばらく群で生活し、その後、単独か数羽の群に分散するのですが、この冬は年が明けて1か月経つのに、まだ20羽以上の群れで行動する様子が見られます。
カワラヒワも多い気がします。

カワラヒワ 北から渡ってきたと思われる亜種

1年中見られる留鳥ですが、北から渡ってくる亜種がいて、その群が今年は多く見られます。相模原市内で繁殖する亜種よりも少し大きな体をしています。
ジョウビタキはいつものように美しくてかわいい姿を存分に見せてくれています。

ジョウビタキは定番の冬鳥

水面にはオカヨシガモの群がいました。こちらは年々増加傾向にあります。

オカヨシガモの群

上空では、ノスリが向かい風を捉えてほとんどはばたくことなく、停飛していました。

ノスリ

これから1か月ほどは、限られた食料を求めて冬鳥の動きも活発になります。この冬の野鳥たちの動きはどんな展開になるか、楽しみです。
(生物担当学芸員)

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【2月21日】まちさが考古学講座を開催します。

神奈川県と東京都の県境である境川。その両岸は遺跡が多く見つかっています。
古くは旧石器時代のものから、中世・近世までと長い期間にわたります。
この地域的な特性に注目し、昨年度から町田市・相模原市が連携し、考古学講座を開催しています。

今年は2月21日(土)に町田市生涯学習センターにて行います。
両市の学芸員5名による旧石器時代・縄文時代についての解説です。
定員130名、事前申し込みが必要です(申込順)。

申込は2月4日水曜の正午から、町田市イベントダイヤル(042-724-5656)
または町田市イベント申込システム「イベシス」から(イベントコード:260204F)

昨年度の内容は当館の公式YouTubeチャンネルで動画を公開しています。
動画マイリスト:https://www.youtube.com/watch?v=YYw73tEZwPk&list=PLujxt5YuW7T4PWpDohAXpK-QPrphksRPV

みなさまのご参加をこころよりお待ちしております。
(考古担当学芸員)

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NHKおはよう日本(関東甲信越)で境川の野鳥が紹介されます!

NHK総合の朝のニュース番組「おはよう日本」(関東甲信越)の中の情報コーナー「くらしり」で、境川の野鳥観察の様子が放送されます。

【放送日】1月31日(土)朝7時40分すぎ~
(選挙報道などで変更になる場合があります)

お笑い芸人のレイザーラモンRGさん(じつは熱心なバードウォッチャー)と、カワセミを求めて境川へ!はたしてカワセミは出現してくれたのか?!、そして、境川のバードウォッチングの楽しさを伝えられたのか?こうご期待です。

一つだけネタバレすると、RGさんがバードウォッチングにはまったきっかけとなったオナガをゆっくり見ることができて、RGさんも大喜びでした!

ご案内は当館生物担当学芸員です。

レイザーラモンRGさん(中央)とレポーターの上村陽子さん(右)

ぜひご覧ください!
(生物担当学芸員)

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クリハラリス問題の最前線

1月23日、当館の実習実験室にはこの動物の問題について熱い議論が交わされました。

クリハラリス

特定外来生物、クリハラリス(別名タイワンリス)です。
神奈川県の南東部はクリハラリスの高密度生息域ですが、近年その密度が急激に高まり、分布が北上。2021年にはついに相模原市内でも目撃され、2025年にはなんと、博物館周辺の樹林地でも目撃されました。博物館周辺の個体はその後移動したようで、別の場所で散発的な目撃例があり、同一個体かもしれません。
いずれにしても、まだ市内では明確に定着しているとは言えませんが、こうした分散個体がいずれ定着していく可能性が高く、対策は急務です。そのため、2022年から危機感を共有する行政と博物館、研究機関、大学、高校などが手を組み、「クリハラリス情報ネット」を立ち上げました。定期的に打合せ会を行い、調査研究の最前線の情報を共有、ディスカッションしています。
この日は、捕獲されたクリハラリスが何を食べていたのかを、環境DNAを使って調べている光明学園相模原高校理科研究部から発表がありました。

高校生による発表

また、市内の麻布大学や日本獣医生命科学大学からも研究の経過発表があり、調査研究の進め方などについてディスカッションしました。
外来種の問題は身近でとても難しい問題です。これからもしっかりと情報共有をしていきたいと思います。
(生物担当学芸員)

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座間高校でクラウドサイエンスの授業

1月20日、県立座間高等学校で、生物多様性情報を蓄積するクラウドサイエンスに関する授業を実施しました。クラウドサイエンスというのは、インターネット上で生物などの情報を地図へ落とし、その情報をデータベース化していく、近年発展著しい市民科学の一分野です。今回は、その実践研究をされている麻布大学生命・環境科学部の村山史世教授と学生さんに技術的な面などサポートしていただきました。まず、室内でこうした生物多様性の基礎データについて少しお話した後、すぐに野外へ出ます。

室内で簡単なレクチャーの後、野外へ

今回、iNaturalistというプラットフォームを使いました。これは世界的なクラウドで、膨大な数の生物情報がすでに蓄積されています。iNaturalistは、スマホで生物の写真を撮影すると、AIがその種名を提案してくるので、それを登録すると、第三者がさらに種名を提案したり、同意したりして、データの確実性を高めていきます。また、位置情報はスマホから取得するので、マップに落としたり、緯度経度を入力する必要もありません。

データとして有効な写真と撮影のしかたについても少しアドバイス

座間高校のまわりは良好な水田環境が広がっていて、真冬に入ったとはいえ、歩けば何かしらが見つかります。撮影のポイントを少し説明してから、個々に撮影してもらいます。

真冬でも、生物の写真は撮れます

さすがに花はわずかしか見つかりませんでしたが、種子や果実は結構見つかって、生徒さんたちはたくさん写真を撮影していました。こんな植物の果実も・・

ワルナスビの果実

その後教室へ戻り、改めて登録作業を行います。すると、登録されたデータがリアルタイムで次々とマップ上に表示されていきます。

村山教授と学生さんが、次々とデータ表示の拡張的な展開を紹介

こうした即時性がクラウドサイエンスの醍醐味です。生物多様性の基礎情報の蓄積という科学的なテーマとは別に、身近な地域の生物情報を増やす楽しみを味わっていただきました。こうした取り組みを学年から学年へとつなげていくと、何年か経って貴重な情報資産が蓄積されるはずです。ぜひ、これからも楽しみながら取り組んでいただきたいと思います。
(生物担当学芸員)

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陽光台公民館で出張観望会☆

1月16日、市内中央区の陽光台公民館で実施された青少年部事業「天体望遠鏡で真冬の星空ウォッチング~冬の大三角をさがせ!~」において、当館の天文担当学芸員と天文クラブ会員が講師を務め、出張観望会を行いました。

陽光台公民館2階テラスにて天体望遠鏡を設置

講座ではまず、座学にて、この時期に夜空で見える天体や冬の星座について、お話ししました。また、明るい屋内で小型の天体望遠鏡を使い、接眼レンズを覗く練習も行いました。

座学の様子

座学の後は屋外テラスへ移動し、星空観望会です。この日は雲一つない晴れの中、気温もそこまで下がらなかったため、観察しやすい天候に恵まれました。

屋外テラスで観望する様子

屋外では初めに、座学でもご紹介した「冬の大三角」を皆さんと一緒に肉眼で探してみました。その後、当館から持ち込んだ天体望遠鏡などを使い、いま見頃の惑星や、見つけやすい天体を次々と観望していきます。

天体望遠鏡を使って観望する様子1

天体望遠鏡を使って観望する様子2

天体望遠鏡を使って観望する様子3

この日に観望した惑星たちは、「木星」や「土星」です。美しい木星表面の縞模様や土星の環を見ることができました。

木星の縞模様 (撮影:相模原市立博物館天文クラブ)

土星の環(撮影:相模原市立博物館天文クラブ)

ほかにも、ふたご座の「カストル(連星)」やオリオン座の「オリオン大星雲」、おうし座の「プレアデス星団」、おおいぬ座の「M41(散開星団)」など、様々な天体をご紹介。

参加者は、小学1年生から6年生とその保護者の方たちでしたが、皆さん興味深く冬の星空を観察してくれました。

(天文担当学芸員)

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