雪の風景

2月7日から8日かけて降った雪は、相模原市内も一面の雪景色に変えました。9日は朝から晴天となったので、市内南区の県立相模原公園へ行ってみました。芝生広場は一面の雪原になっていました。

すでにたくさんの足あとが・・

その一画、雪融けしている場所では、ツグミが採食していました。

ツグミ

少し小さめの鳥も数羽で群れていました。ビンズイです。

ビンズイ

園内のウメは満開でしたが、雪をかぶってすこし寒そうです。

ウメ

そのウメの花の蜜を吸いにメジロがやってきました。

ウメの花の蜜を吸うメジロ

近くの横浜水道相模原沈殿池では、オシドリのオスが美しい生殖羽を見せています。

オシドリ(オス)

雪は自然の色のコントラストを強調してくれて写真映えするので、つい歩き回って写真を撮ってしまいます。
(生物担当学芸員)

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企画展「相模原のたからもの」展示解説を実施しました

あいにくの雪となった2月8日、現在開催中の企画展「相模原のたからもの」の展示解説を行いました。
当館の生物担当学芸員と文化財課の学芸員がそれぞれの視点から、展示の見どころをご紹介しました。

生物担当学芸員から、生物の文化財のひとつ、ギフチョウについてお話し中

まず生物担当学芸員が第1部の説明を行いました。
生物の文化財というとイメージがわきにくいですが、分かりやすいところでは「天然記念物」が、それにあたります。
例えば、今回展示しているニホンカモシカは、国指定の特別天然記念物という位置づけの文化財です。

カモシカの剥製の前で…

続いて文化財課の職員が展示の第2部で扱った「文化財の継承」について、経験談とともに紹介しました。
どのように未来に文化財を受け継いでいくか、考えを巡らせるきっかけとなったのではないでしょうか。

文化財修復の現場について解説がありました

さて、本企画展の展示解説は2月21日(土)、22日(日)にも、それぞれ13時30分から実施します。
今回とは異なるメンバーで展示をご案内します。
ぜひお越しください!

<相模原のたからもの 関連事業予定>
日 時:2月21日(土)、22日(日) 13時30分~14時
会 場:特別展示室
対 象:どなたでも(希望者は直接会場へ)

(生物担当学芸員)

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結晶写真館

2月8日、前日からの雪が夜中のうちに本降りとなり、今年に入ってからほとんどまとまった降水が無かったのに、降ったらいきなりの積雪となりました。せっかくなので、博物館駐車場の柵に積もった雪の結晶を撮影してみました。

 

それほど気温が下がっていない中で降っている雪なので、結晶の多くは融けかかっていたり、くっつきあって崩れたりしています。運よく形が残っている結晶を探して撮影しました。ちなみに、背景は黒い傘です。
さて、博物館前の道はこのような状態です。

博物館前の道“銀河天の川通り”も雪化粧しています

来館者の通路は雪かきをしてありますが、午前11時現在、まだ雪が降り続いています。

しんしんと降ってくるので雪かきも追いつきません

通常どおり開館していますが、ご来館の際には足元に十分お気をつけてお越しください。
なお、JAXA宇宙探査交流棟は本日、臨時休館となっています。
(生物担当学芸員)

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企画展「相模原のたからもの」開催中です!

1月31日(土)から企画展「相模原のたからもの」がはじまりました。

本展示では、相模原の「たからもの」である様々な文化財と、それらを後世に残すための取り組みを紹介しています。

副読本『私たちの相模原』に掲載されている史料や、ふだん博物館の常設展示室に展示している複製品の「本物」なども展示しています。

「社稷縄準録」と「当麻郷野帳」の本物が展示されています

本日は学芸員による展示解説をおこないました。

外は雪が降る中、ご参加いただきました。

本日担当したのは、この企画展を一緒に作った文化財課の学芸員で、旧石器から奈良・平安時代までの遺跡や出土品について、発掘の話などを絡めながら30分ほどかけて紹介しました。

展示解説は2月8日(日)、21日(土)、22日(日)にもおこなう予定です。
いずれも13:30から30分ほどになります。
毎回、担当する学芸員が異なりますので、毎回お越しいただいても楽しめる内容です。
ご参加をお待ちしております!

(民俗担当学芸員)

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鹿沼公園で植物観察会

2月7日、JR淵野辺駅南側にある鹿沼公園で植物観察会(相模原市まち・みどり公社など主催)が行われ、学芸員が講師を務めました。博物館で毎月恒例の「生きものミニサロン」を鹿沼公園へ出前する形で、午前、午後の30分ずつ2回実施しました。
それにしても、真冬の2月に植物観察会?しかもこの日は雪がちらつくお天気です。でも、植物は真冬でも楽しく観察できます。例えばこんなものが・・

ケヤキのタネ(葉の付け根についた小さな粒)

ケヤキのタネです。園内に植栽されたケヤキから写真のような状態でタネが落ちているので、これを参加者のみなさんと拾います。

同じような状態でたくさん落ちていました

これを落とすと、クルクルと回転しながら落ちます。プロペラの役目の小さな葉をつけて落とすことで、滞空時間を稼ぎ、風に乗ろうというわけです。ケヤキは相模原市の木でもあり、そんな身近な木にも自然の知恵が隠されていることにみなさん驚かれていました。
続いて、植物ではないのですが、ちょっと特別な観察をしました。鳥の羽根が散らばる“事件現場”で、みなさんに現場検証をしてもらったのです。

たくさんの鳥の羽根が地面に散らばる“事件現場”

血痕や肉片が落ちているか、大きめの羽根がばらけて落ちているかを確かめてもらいます。

みんさんに大きめの羽根を集めてもらいました

結果は、血痕や肉片は無く、大きな羽根がばらけて落ちていることがわかりました。犯人は、ツミやオオタカなどのタカの仲間、やられたのは、ドバトでした。その場でかみつくネコなどではなく、タカがドバトを狩り、大きな羽根を抜いて運びやすくして食事場へ持ち去った痕です。
午前の部はこのような観察をして終了しました。
午後の部は、本降りになった雪の中、この公園の一画に植栽されているスダジイのドングリを見たり・・

スダジイのドングリ

ロゼットや冬芽などの、植物たちの春の準備の様子を観察したりしました。
相模原では雪という天候自体が珍しいので、雪の中の静かな公園というちょっと特別なシチュエーションで楽しく自然観察を行うことができました。
(生物担当学芸員)

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【吉野宿ふじや】『甲州道中おひな様展』を開催します!(2月7日から3月8日まで)

3月3日といえば、おひな様です。
女の子の健やかな成長と幸せを願うお祭りです。

相模原市立博物館では、吉野宿ふじやを会場にNPO法人ふじの里山くらぶと協力し、「甲州道中のおひな様」展を毎年開催しています。

今年は令和8年2月7日(土)から3月8日(日)まで開催しています。
(休館日:2月9日(月)、12日(水)、16日(月)、24日(火)、3月2日(月))

展示の様子を少しご紹介します。

様々なおひな様が並んでいます。

こちらにも

昭和40年代の7段飾りなど、とても見ごたえがありました。

圧巻の7段です。

特に注目してほしいのは、江戸時代の享保年間に作られた「享保雛(きょうほうびな)」です。

かなり大きいものです。

どれも貴重なおひな様ですので、この機会にぜひご覧ください。

また、絵や俳句を展示するコーナーもあり、2月13日(金)午後1時半からは吉野宿ふじやにてふじの里山くらぶによる俳句会を行いますので、ぜひご参加ください!

おひな様展示のページ(当館HP):https://sagamiharacitymuseum.jp/blog/2026/02/01/info202602012/

(吉野宿ふじや担当学芸員)

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【近現代史講演会】今年のテーマはシドモア女史!

近代~現代にゆかりある人物をテーマとした講演会、題して「近現代史講演会」を今年も開催します。
この講演会は、明治から昭和にかけて活躍した本市出身の政治家・尾崎行雄(咢堂)が生きた時代背景への理解を深めるため、「尾崎行雄を全国に発信する会」の企画により例年行っているものです。

近現代史講演会

今回は、シドモア桜の会 横浜の代表理事である梅本千晶さんを講師にお招きし、郷土の偉人・尾崎行雄が東京市長時代に実現した日米友好の証である桜寄贈に際して、重要な役割を担ったアメリカ人ジャーナリスト、エリザ・シドモアについて紹介します。

今やワシントン・ポトマック河畔の桜並木はアメリカを代表する春の風物詩として知られていますが、古来、日本で愛されてきた桜や花見の文化を祖国で広めたいという情熱をもって桜寄贈のために尽力したのがシドモア女史なのです。

ポトマック河畔の桜(撮影:田子哲也 氏)

令和6年度の近現代史講演会のテーマである高峰譲吉博士とも関わりが深く、昨年の内容とつながりが感じられて楽しめる内容となっています。

詳細は以下のとおりです。あわせて、当館ホームページのお知らせもご確認ください。

  • 演題 「シドモア女史とワシントンの桜
  • 日時 2026(令和8)年 215日(日) 午後130分~午後300分 (午後1時開場)
  • 講師 梅本 千晶 氏 (シドモア桜の会 横浜 代表理事)
  • 会場 相模原市立博物館 地階 大会議室
  • 定員 100名 ※先着順、希望者は直接会場へ

主催:相模原市立博物館 企画:尾崎行雄を全国に発信する会

みなさまのご来場を心からお待ちしています!

(歴史担当学芸員)

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レジェンド学芸員、熱く語る!

相模原市立博物館で現在開催中の企画展「相模原のたからもの」の関連事業として、講演会「レジェンド学芸員が語る相模原の宝」を1月31日(土)に開催しました。今回は通常の講演会とは趣向を変えて、若手学芸員の質問に答える形式で当館の元学芸員3名にお話しいただきました。ご登壇いただいたのは、歴史が専門の大貫英明さん、生物が専門の守屋博文さん、そして、民俗が専門の加藤隆志さんです。いずれも、相模原市の文化・歴史・自然を知り尽くしたレジェンドの3名です。

まず、自己紹介がわりに、「レジェンド学芸員が選ぶこの一品」と題して、思い入れのある博物館資料を紹介していただきました。

大貫英明さんが選んだのは「田名坂上遺跡出土の三彩小壺」

守屋博文さんが選んだのは「クロサワツブミズムシ」

加藤隆志さんが選んだのは「柳田國男の葉書」

最初の説明で、一気に聴衆を惹きつけました。さすがレジェンド学芸員!見事な語り口です!

途中からは現役若手学芸員を代表して、歴史担当の眞壁学芸員がレジェンドに質問をしました。

博物館の開館前の準備室段階や開館後の苦労話も交えながら、和やかな雰囲気で進行しました。

和やかな雰囲気ながらも、文化財や博物館資料を未来へ守り繋げていくために必要なことを熱く語っていただきました。会場からも質問があり、大盛況のうちに講演会を終えることができました。

当日は多くの方にご聴講いただきました。この講演会が地域の文化財や博物館資料について、また、それらを後世に残していくためには何が大切かを考えるきっかけになれば幸いです。

ご登壇いただきました大貫さん、守屋さん、加藤さん、ご聴講いただいた皆様、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
(地質担当学芸員)

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立春

立春の2月4日、相模川の河原を歩きました。ノスリが青空をバックにカッコよくとまっていました。

ノスリ

ハヤブサが上空を旋回しました。

ハヤブサ

ふと河原のアカマツを見ると、煙のようなものが立ちのぼっています。

アカマツの上にのぼるのは

よくよく見ると、ユスリカのような虫が群飛していました。動画をご覧ください。

そういえば前日、博物館お隣の樹林地でもメジロが上空をパタパタと飛んでいました。おそらく、こうした昆虫を食べていたのでしょう。

上空で小さな虫をフライングキャッチするメジロ

スズメは木の枝にとまってうたた寝していました。

うたたねするスズメ

立春の穏やかな気候を存分に感じられる日でした。
(生物担当学芸員)

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野鳥の数が多い、今年の冬の相模川

明日、2月4日は立春です。寒さが厳しさを増す中、日中の太陽の高さや、日に日に夜の訪れが遅くなる様子から、なんとなく春が近づいていることが感じられます。
そんな中、相模川の河原を歩いてみると、今年は野鳥の数の多さを感じます。特にツグミは多くのバードウォッチャーの意見が一致するところです。

丹沢をバックに、ツグミの群

通常は渡ってきてからしばらく群で生活し、その後、単独か数羽の群に分散するのですが、この冬は年が明けて1か月経つのに、まだ20羽以上の群れで行動する様子が見られます。
カワラヒワも多い気がします。

カワラヒワ 北から渡ってきたと思われる亜種

1年中見られる留鳥ですが、北から渡ってくる亜種がいて、その群が今年は多く見られます。相模原市内で繁殖する亜種よりも少し大きな体をしています。
ジョウビタキはいつものように美しくてかわいい姿を存分に見せてくれています。

ジョウビタキは定番の冬鳥

水面にはオカヨシガモの群がいました。こちらは年々増加傾向にあります。

オカヨシガモの群

上空では、ノスリが向かい風を捉えてほとんどはばたくことなく、停飛していました。

ノスリ

これから1か月ほどは、限られた食料を求めて冬鳥の動きも活発になります。この冬の野鳥たちの動きはどんな展開になるか、楽しみです。
(生物担当学芸員)

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