カワイイ顔の虫

今週は博物館そばの樹林内で野外調査をしているのですが、長い時間野外にいると、いろいろな生きものに出会います。
今日(11月2日)は、とびきりおもしろい昆虫に出会いました。一見すると、それほど変わりダネにはみえないのですが・・

翅を広げても3センチほどの小さな虫です

ズームアップ!!

マンガに出てくる虫のような顔です

なんでしょうこの愛嬌のある顔は!!
ハネナガウンカのなかまなのですが、このなかまはどれもこんな顔つきをしています。
さらに昨日は、めずらしい昆虫もいました。

しばらく観察していたら、ちゃんと元気に飛んでいきました

これが夏なら、珍しくも何ともないのですが、ツクツクボウシのメスです。
まさか11月にも生きているセミを見つけるとは思いませんでした。
野外調査の醍醐味ですね!

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11月から12月にかけて天文や宇宙に関するイベントが盛りだくさんです!

この前まで半袖だったのに、あっという間に自動販売機の飲み物の「HOT」が恋しくなってきてしまいました。

さて、博物館では11月から12月にかけて宇宙天文関係のイベントが盛りだくさんです。

具体的には下記の通り。

(1)11/18 未知なる宇宙の謎を解き明かす新たな鍵 ~ハッブルからジェームズ・ウェッブへ~
(2)11/23 11月の「さがみはら宇宙の日」宇宙フェスタさがみはら2017 月面探査最前線
(3)12/ 2 12月の「さがみはら宇宙の日」はやぶさ2トークライブVOL.12「はやぶさ2」に期待するサイエンスの成果
(4)12/ 9 あかつきトークライブ
(5)12/16 プラネタリウムでクリスマスコンサート開催

これらのうち、(4)(5)については改めてご案内します。
今回紹介するのは(1)から(3)まで。

まず(1)は、約25年にわたり宇宙から画像を送り続けているハッブル宇宙望遠鏡の後継機として開発されている宇宙望遠鏡についての講演会です。

(c)Northrop Grumman

実際にジェームズウェッブ宇宙望遠鏡の開発に携わっている技術者や研究者が来日して講演します。今回の来日期間中、一般の方が参加できるイベントとしては、当館開催の講演会が最大規模になります。質疑応答などの時間もたっぷり用意していますので、実際の研究者にいろいろな質問ができる貴重な機会です。日本語通訳者がついていますので英語についての心配はありません。どうぞたくさん質問してくださいね!
イベントの詳細については博物館のホームページに情報を掲載してありますのでご覧ください。

つぎに(2)は昨年度に引き続き開催する「宇宙フェスタさがみはら」です。

宇宙フェスタさがみはら2017 月面探査最前線

今年のテーマは「月面探査最前線」。おりしも先日、月の縦孔についての記者会見があり、注目を浴びています。今回はその記者会見をした春山先生も登壇する講演会をメインに、音楽イベントなども交えて開催します。プラネタリウムの番組編成も月をフィーチャリングした内容になっています。特筆すべきは久しぶりにこどもプラネタリウムに「さがぽん」が登場すること!11時からの回は「おしえて!さがぽん お月さまってなぁに?」を投影しますので、ぜひご覧くださいね!その他、詳しくは博物館ホームページの情報をご覧ください。※リレー講演会のみ事前予約必要(11/7からコールセンターで受付)、音楽イベントは当日の開館と同時に整理券配布します。

(3)は恒例のはやぶさ2トークライブです。昨年12月も同様に海外からのゲストをお呼びして開催しました。今回はその第2弾となります。こちらも貴重な機会となります。詳しい内容は博物館ホームページの情報ご覧ください。事前申し込みは11/15からコールセンターで受付します。

(c)JAXA

かなり忙しい日程となりますが、興味があるイベントをお見逃しなく!

11/7は宇宙フェスタさがみはら2017月面探査最前線の事前申し込み受け付け開始、11/15ははやぶさ2トークライブの事前申し込み受け付け開始、11/18は「未知なる宇宙の謎を解き明かす新たな鍵 ~ハッブルからジェームズ・ウェッブへ~」開催、11/23は宇宙フェスタさがみはら2017月面探査最前線開催・・・

ぜひ手帳に書いたりアラームをセットしたりしてくださいね!

 

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生きものミニサロン 空飛ぶタネを観察しよう!

10月28日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。
今回のテーマは「空飛ぶタネを観察しよう!」です。風に乗って空を飛ぶタネと言えばタンポポを思い出しますが、じつはたくさんのタネがいろいろな方法で空を飛びます。例えばこちらのカエデ。

トウカエデの果実

Vの字のようについていますが、これが真ん中で分かれて落下すると、種子本体部分を中心に回転します。
正確には、「空を飛ぶ」というよりも、できるだけ滞空時間を長くして、風で親の木から離れた場所へ落ちるしくみです。
同じように回転するしくみを持つユリノキ。こちらは街路樹としておなじみです。

ユリノキの果実

実際に、参加者のみなさんに落としてもらい、回転のようすを観察しました。

踏み台からくるくる

こちらのニワウルシも同じしくみですが、ニワウルシのすごいのは、タネそのものがクルクル回るだけでなく、重心が傾く位置にあるため、らせん状に回転しながら落ちていきます。

ニワウルシの果実

こちらも試してもらったら。みなさんから歓声があがりました。

細かい動きでよく回ります

そして、オオウバユリ。これはせっかくなので、この種子が大量に入った果実を振って、雪のように舞うようすを見て頂きました(あとでお掃除が大変でしたが・・)。

この果実の中に大量の種子が入っています

さて、一番人気はこちらでした。ガガイモです。

滞空時間がとても長いのが特徴です

果実からそっと出すと、その瞬間にそれまで一本に束ねられていた綿毛がふわっと放射状に広がります。その瞬間の美しさに見とれる方が多く、何度も実演してしまいました。
今回は風散布の植物を見て頂きましたが、最後に風だけじゃないよ、ということで動物散布、いわゆる「ひっつきむし」の代表としてオオオナモミを見て頂き、さらにこちら・・

イビセラのなかまの果実

海外のものですが、超大型のひっつきむしであるイビセラを観察しました。
写真はありませんが、カエデやニワウルシと同じ原理で回転して落ちる簡単な工作をしていただいたりして、あっという間に30分が過ぎました。
次回は11月25日(土)12時からです。

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新潟からマイスター教員のみなさんがいらっしゃいました

新潟市から「マイスター教員」の方々が博物館にいらっしゃいました。

数年前から新潟市と相模原市は人事交流をしています。

参考記事→http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/dbps_data/_material_/localhost/kikaku/113500/pdf/houdou/2012_11/20121102_04.pdf

今回の4人のお客様には、まずは座学でざっと博物館についてご説明。

その後は

博物館の展示物のなかで、新潟県とかかわりのあるものをご紹介するところからご案内をスタート!

その後、博物館の展示物をどのように学校教育に活用しているかなどについて重点をおいてご案内しました。

最後にはエントランスで記念撮影!

駆け足の見学になりましたが、今後の教育活動の参考になれば幸いです。

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またやられた!カワラノギク受難

博物館で栽培しているカワラノギクが、この1週間ほどでまた虫にやられてしまいました。

葉だけでなくつぼみも食べられてしまいます

先週末の台風で相模川が上流のダムの放水により増水し、今年はカワラノギク自生地の多くが流失したはずです(でも、大量の肥沃な土砂を新たに運んで来てくれるし、競争相手の植物ごと流してくれるので大水は必要です)。来春、自生地に「相模川産」と由来のはっきりした種子を蒔くためにも、開花してもらわないと困ります。そこで急遽、犯人さがしをしました。
じっと目を凝らすと・・

茎に化けているつもりのイモムシ

茎に化けているつもりでしょうが、こちらも必死です。正体見たり!!
葉のウラにいるのも見逃しません・・

葉のウラでじっとしています

すると、どうやらこれが成虫かな?というのまでとまっていました。

イモムシの成虫と思われる蛾

おそらく、○○ウワバというヤガ科の蛾でしょう。しかし、この仲間は食草の選択幅が広いものが多く、成虫も幼虫も似たものが多くて種類まではわかりません。
とりあえず採集しておきました。葉の食害をどうにか逃れてつぼみをたくさんつけてくれた株もあります。

カワラノギクのつぼみ

来週には咲き始めることでしょう。開花したらまた写真をアップします。

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畑にこんなものが!!

10月24日、市内にお住まいの方が博物館へ来られて「うちの畑にこんなものがなったんです!植えてもいないのに!」と持ち込まれたのは・・

植えてもいないのにこんな大きな果実が畑になっていたら驚きますね!

500ミリリットルのペットボトルが小さく見えるほどの巨大な果実!
袋に入れられていた時は、スイカが間違えてなってしまったのかと思いました。しかし取り出してみると、頭が若干尖り、おしりが少しくぼんでいて、典型的な瓜の形です。
ちょうどボランティア作業に来られていた相模原植物調査会のメンバーにもご意見を伺い、だいたいアタリがついてきたので、持ち込まれた方の許可を得て割ってみました。

皮はかなり固くてスイカではないことがわかります

皮がかなり固くて、苦労の末どうにか割れました。

種子もしっかり稔っています

ちゃんと種子も稔っていて、正体はハッキリしました。かんぴょうの原料である、ユウガオです。
おそらく、堆肥やほかの苗の土にでも種子が混じっていたのでしょう。
かんぴょうにしなくても、中身を切り出してスープにすると美味しいですよ、とお伝えしたら、嬉しそうに持って帰られました。

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ひっぱりだこ!?の博物館!★ラジオ出演情報あり★

今年は例年にも増して、新聞や雑誌、タウン紙などに取り上げていただくことが多く、本当にありがたいことです。

最近ではエイ出版社『相模原本』や、雑誌「天文ガイド」最新号などに掲載していただきました。(もしまだご覧になっていなかったら、「天文ガイド」11月号は博物館の天文研究室でもご覧いただけますので、どうぞご来館の際にご覧くださいね。)

神奈川新聞やネット版の毎日新聞、各タウン紙にもいろいろ掲載していただいています。

掲載の例はこちら

神奈川新聞掲載例

毎日新聞(ネット版)掲載例

タウンニュース掲載例

こうしたことを通じ、今まで博物館をご存知なかった方や、イベントなどの情報が伝わりにくかった方に、必要な情報が届くといいなと願っています。

また、ここ数年、市内の不動産会社からお声掛けいただくことも多くなっており、相模原市へ転居を考えている方や淵野辺駅周辺へのお引越しをお考えの方に、相模原市立博物館が近くにあることが当地の魅力の一つと感じていただけるとしたら、とても嬉しいことだと思っています。

今年度はテレビ番組への出演も既に数回ありました。そのうち1回は、神奈川県のテレビ広報番組なので、今もご覧いただくことができます。博物館とJAXA相模原キャンパスを取材した内容(7月2日放送分)なので、お楽しみいただけると思います。未見の方はぜひご覧ください。

また、地元のFMラジオ局にもレギュラー枠があり、毎月第3日曜日には16:40ごろから博物館の最新情報やおすすめイベントなどをご案内していますので、どうぞお聴き逃しなく。過去の放送はこちらからお聞きいただけますよ!

このことに加え、このたび同じくエフエムさがみの相模原市中央区の「大好き!中央区」にも出演することとなりました。こちらの放送は10月26日(木)の午後7時からの番組の時間内だそうです。ぜひこちらもお聴きくださいね!

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今日の博物館は団体利用のお客さまで大賑わいです!

今日は小学校や幼稚園・保育園のお友達はいませんでしたが、市内の複数の公民館の事業で博物館をご利用いただきました。

また、近隣の大学からのお客さまや、近くの神奈川県立弥栄高校を訪問していた韓国の高校生のみなさんにもお越しいただきました。

了解をいただきましたので韓国の高校生のみなさんの写真をご紹介します!

まずは小惑星探査機「はやぶさ」の説明を聞き、

その後は、天体観測室も見学していただきました(通常の展示解説では天体観測室はご案内しておりません)。

博物館では個人のお客さまはもちろんですが、団体のお客さまも大歓迎!

平日ですと20名様以上(4歳未満の人数を除く)でプラネタリウムを貸し切りでご覧いただける時間帯もあります。貸し切りだと現在上映中ではない番組もお選びいただけますので、団体でお出かけを検討されているみなさま、ぜひ博物館にご連絡くださいね。もちろん通常のプログラムの席の確保も可能ですよ。(それぞれ条件などがありますので、まずは電話か、直接来館してご相談ください)

プラネタリウム番組や、展示解説などのご相談、お待ちしています!

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火山灰を顕微鏡で見てみよう

10月15日に「火山灰を顕微鏡で見てみよう」を開催しました。

相模原地質研究会、弥栄高校サイエンス部、その他多くの方々にボランティアとしてお手伝いいただきました。ボランティアの皆様、ありがとうございました。たくさんの方々にご参加いただき、大盛況でした。

火山灰の中に含まれている鉱物を顕微鏡で見ると、とてもきれいです。みなさん熱心に、観察していました。

火山灰を顕微鏡で見るとこんな感じです。これは姶良(あいら)カルデラと呼ばれる鹿児島県にあった火山から約3万年前に噴出した火山灰で、福島県に降り積もったものです。これは一例で、火山灰によって含まれる鉱物が違うので、見え方も大きく異なります。

火山灰中の鉱物の洗い出しも体験していただきました。

もともとはただの土にしか見えません。

この中から洗い出した鉱物はこんな感じです。

洗い出した鉱物は、カードと一緒にお持ち帰りいただくことができました。

火山灰を顕微鏡で観察すると想像していた以上に美しく、多くの方々に楽しんでいただけました。参加者の中から、将来、火山灰の研究者が誕生すると嬉しいですね。

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丹沢大山自然再生活動報告会

10月15日、藤沢市の日本大学生物資源科学部において「丹沢大山自然再生活動報告会 ―自然再生を担う多様な人材育成について―」(主催:丹沢大山自然再生委員会、共催:神奈川県自然環境保全センター)が行われました。

報告会のポスター

基調講演は、長崎県の対馬市から域学連携についての取り組みが報告されました。単なる学術連携のお話ではなく、過疎や高齢化の過酷な現実と将来予測に立ち向かう大変刺激的で熱気のこもった内容に、会場全体が圧倒されました。UターンやIターンを含めて、若者世代と市民(島民)をつなぐコーディネートの取り組みは多層的、多角的で、多くの示唆を含むものでした。

対馬市の域学連携担当の前田さんはご自身もIターン者です

当館からも生物担当学芸員が活動報告を行い、ボランティアグループの一つである相模原植物調査会のみなさんと丹沢山麓域を中心に行っている植物相調査や、市町村合併によって市域に含まれることになった丹沢を、市民がどう認識しているかなどについてお話ししました。
丹沢大山再生事業では、次代を担う人材育成が喫緊の課題となっていることが共有されています。この日もさまざまな世代に向けて取り組まれる人材育成の実例が報告されました。県民、あるいは市民が丹沢を身近な山として、そして自然の財産としてその価値をどのように共有するかが重要なポイントになると、改めて感じました。

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