マメアサガオ

秋はアサガオの季節でもあります。梅雨時に行われる入谷の朝顔市のイメージがあるので初夏の印象が強いかもしれませんが、園芸では少し先取りするのが流通の基本です。野生化したアサガオの仲間は、夏の終わりから秋が本番なのです。博物館の駐車場の片隅に、マメアサガオが咲いています。

マメアサガオ

マメアサガオ

直径1.5センチメートルほどの純白のかわいらしい花ですが、園芸用に持ち込まれたものではなく、いわゆる雑草です。
よく似た花に、ホシアサガオがあります。淡いピンク色が特徴ですが、こちらも雑草です。

ホシアサガオ

色は違うものの、形が上の2種によく似たマルバルコウです。同じヒルガオ科でもちょっと違うグループになりますが、花の大きさや形から葉の形まで、よく似ています。ただし、こちらは筋金入りの雑草で、畑に入ると繁殖力が強くてとても迷惑な存在になる花です。

マルバルコウ

こちらも夏の終わりくらいから元気に咲くアメリカアサガオです。淡いブルーの、直径3センチメートルほどの小さなアサガオです。

アメリカアサガオ

こちらはもともと園芸用に持ち込まれたもので、マルバアサガオです。濃い色合いが特徴で、11月くらいまで咲く、遅咲きの種類です。

マルバアサガオ

園芸のアサガオがピークを過ぎた頃、道端で咲く雑草のアサガオの仲間が楽しみな季節です。

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準備着々!明治150年関連企画展、実習生ミニ企画展!

今週末(9月15日)から始まる企画展の準備が着々と進んでいます。博物館実習生も展示室レイアウトの変更を行いました。

結構な力仕事をこなしてくれました

まずは明治150年関連企画展「相模原にもある幕末・維新のヒーローたちの痕跡」で、こちらは当館でも初めて、あるいは久しぶりに出品される収蔵資料がたくさんあります。

チラ見せになりますが、貴重な資料がたくさん!

歴史のお好きな方にはたまらない内容ですので、どうぞお楽しみに!
そして、同時開催は「博物館実習生によるミニ企画展」です、各分野の実習生が短期間の中でも(担当学芸員何度もダメだししたりされながら)練りに練った展示です。こちらは、一足先に完成した生物分野の展示風景です。

配置にも気を遣いました!

9月15日(土)スタートで、観覧無料です。いつもとちょっと違った雰囲気の展示になりそうです。どうぞお楽しみに!

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キマダラカメムシ

朝、博物館の前庭に、大きくて派手な虫がいました。
キマダラカメムシです。

キマダラカメムシ成虫

7月3日にもこのブログで、幼虫を紹介しましたが外来種で、ここ近年分布を広げている昆虫です。
最初に見つかったのは1775年、長崎の出島だそうですから、なんとも由緒正しい外来種という感じがしますが、本州のものは別の侵入経路で来たものと言われています。
相模原市内で確認されたのは、2011年、ある高校の桜の木。その後の調査で市内各地にいて、既に繁殖している事がわかっています。
繁殖しているかどうかは、幼虫がいるかどうかでわかります。
今回も、いました。

キマダラカメムシ幼虫

今のところ、この虫による害は報告されていないようですが、姿を覚えておくと良いと思います。「なんか見慣れない虫がいる!」と思った次の瞬間に思い出せれば、不安を抱かずに済みますし、ちょっとしたトリビアとして使えるかもしれません。

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改めて、アメリカオニアザミに注目

9月7日(金)、市立環境情報センターで、自然環境観察員制度登録者向けの環境セミナーが行われました。この制度は立ち上げ当初から博物館が関わり、市民による自然調べの調査設計や結果の検討なども一緒に行っています。観察員による今年の全体調査の対象は、アメリカオニアザミです。

アメリカオニアザミの花

近年、急激に分布を広げつつある大型の外来アザミです。株全体も大きいのですが、何より全草に見られるトゲの大きさが最大の特徴です。下の写真は、在来種で秋に咲くノハラアザミです。このアザミも十分トゲトゲなのですが、アメリカオニアザミに比べるとかわいらしく見えます。

こちらはノハラアザミ(在来種)

この時期はすでに花が終わってタネを飛ばしているものが多いのですが、枯れてもこのトゲ!

咲き終わった株でも、このトゲ!

1株から生産されるタネを見ると、この外来植物の繁殖力の強さがうかがわれます。

たくさんのタネを風に飛ばします

ただし、種子の数で言えばアメリカオニアザミが特別多いというわけではありません。“雑草”と呼ばれる植物から絶滅危惧種の野生ランまで、種子の量は人間が簡単に数えられるレベルの量ではないくらい多いのです。ではなぜアメリカオニアザミがこれほど急速に分布を広げているのでしょうか?
それはおそらく、乾燥に強いこと(路傍のわずかな土壌で生育できる)と、目立つ大きさにまで成長すると、うかつに手が出せないほどの強く大きなトゲに覆われることが理由でしょう。

うかつに手を出すと、まさしく「痛い目」にあいます

相模原市では新顔の外来植物ですが、すでに環境省の特定外来生物法による「要注意外来生物」に指定されています。今回の調査の結果によっては、公共施設や事業所などへ注意喚起を行うなど、対策が必要になるかもしれません。
自然環境観察員制度の全体調査は今月いっぱいを調査期間としています。できるだけ多くの方に参加していただき、市域の分布状況を把握したいと考えています。まだ登録可能です。ご興味のある方は環境情報センターのホームページから登録できますので、ぜひご参加ください。

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「ジャンベ」や「マリンバ」が響き渡る!?~9/30はプラネタリウムでジャンベライブ!~

すでに博物館のホームページやツイッターなどでは何度かお知らせしていますが、9/30に、プラネタリウムでこんな事業を開催します。

9月15日から観覧券を前売りします!

「ジャンべライブinプラネタリウム~アフリカの星と大地~」です。

ジャンベって、それなんぞや?

と思う方もおいででしょうか?

ジャンベ・・・それは、こんな形の

手前のジャンベは重さ10キロもあるんだそうです!

西アフリカの打楽器です。(このヒモ?ロープ?の締め加減でチューニングするんだそう)

そして演奏グループのリーダーがこちら、石川雅康さん。

ジャンベを持つ石川雅康さん。

石川さんについては、所沢市の広報誌で紹介されている記事がとても詳しいので、リンクを張らせていただきます。記事はこちら。リンク先では、石川さんの演奏動画も紹介されていますよ!

実は先日、台風の中、打ち合わせなどのため、遠路よりご来館いただきました。

ご来館いただきました目的の一つ目はラジオ出演。

毎月第3日曜日にエフエムさがみで放送中の「博物館探検隊」コーナーにゲストとしてご出演いただくためです。

エフエムさがみの「団長」さんと石川さん(左)

この写真、よく見ると石川さんの足元にジャンベ!?

そうなんです、博物館探検隊コーナーではジャンベの響きを少しだけですが披露していただいています!ぜひお聞きくださいね。放送は9月16日(日)16:30頃からです。

番組では、グループ名の「タルトカ・パーカッション」の意外な?由来もお話しいただきましたので、お楽しみに!

右から団長さん、石川さん、石川さんの「一番弟子」のマツウラさん、マリンバ奏者の小針さん

そして、目的のもう一つでありメインの目的、それはプラネタリウム内で音出し&演出の確認です。

お試し演奏中~!

プラネタリウムだからこそできる、アフリカの満天の星を見ながら楽しめるジャンベライブ!

石川さんをはじめ、博物館のスタッフで演出のアイデアなどを出し合って、番組作りも「セッション」のようです。これは作り手側としても俄然楽しみになってきましたよ~。だってあんなことやこんなこと、みんなが知っている曲から、おそらく初めて耳にするような響きまで、もう本当に盛りだくさんなんですから!

つかの間の世界旅行、宇宙旅行・・・ぜひお越しくださいね!

観覧券は9/15から博物館エントランス受付で販売しますよ~!詳しくはこちらをご覧くださいネ。

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中世さがみはら探訪~ブラリウノモリ~

こんにちは!博物館学芸員実習の歴史分野の実習生です!
9月1日は「中世さがみはら探訪~ブラリウノモリ~」を開催し、私たち実習生も案内解説を行いました。
午前9時に古淵駅に集合し、総勢40名で古淵駅から町田駅まで主に鎌倉道を辿りながら寺社を巡りました。

最初の見学場所は、古淵の鹿嶋(かしま)神社です。淵辺義博の子義喬(よしたか)が創建したと伝えられている神社です。

古淵鹿嶋神社

次は大日堂(だいにちどう)を見学しました。南北朝期に起こった井出の沢(いでのさわ)の戦いの戦死者を供養するために建立されたことや、和讃の説明などをしました。

この後は、鎌倉道を辿りながら幸延寺に向かいました。

古淵鵜野森公園内の鎌倉道石碑

幸延寺(こうえんじ)は、天文2年(1553)創建と伝えられる日蓮宗の寺院です。こちらでは、戦国期に埋納され、昭和初期頃に付近の畑から発掘されたと伝えられる古銭(中国などからの渡来銭)を特別に見学させていただきました。

幸延寺の古銭

最後に見学した場所は、青柳寺(せいりゅうじ)です。日蓮宗の寺院で、開山は律正院日題(にちだい)。足利義昭に仕えていた渋谷義重(しぶやよししげ)が夢に見た場所と同じ地にこの寺を建立したことなどを説明しました。

天気にも恵まれ、探訪は無事に終了しました。

午後は今回の探訪を踏まえた実習生展示の計画を立てました。
9月23日(日)午後1時から展示解説も行うので、ぜひ足を運んでください!

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なぜなに「はやぶさ2」何でも質問教室開催しました!

9/2までを会期とする「JAXA連携企画展 リュウグウふしぎ発見!」の関連事業として、最終日に標記のイベントを開催しました。

この企画、もとはといえば、吉川先生からの、子どもたちを対象にした講演会を開催したいというお話をいただいたことから始まりました。

準備中の会場風景

日程やタイトル、もちろん内容やチラシ、情報解禁の時期、そしてリモート会場との調整(技術面サポート)などなど、吉川先生をはじめ、はや2プロジェクトのみなさま、リモート会場のみなさま、そして星空公団さんや日本惑星協会さんとの調整、そしてご協力を経て、本日(9/2)開催の運びとなりました。

いつもの「はやぶさ2トークライブ」は事前申込制ですが、今回の「はや2トークライブfor  kids」は事前申し込みなしの「ご希望の方は会場へ」方式のため、いったいどのくらいのお客様がいらっしゃるのか不安でしたが、小学生20人?30人?を含む100名以上のみなさんにお集まりいただき、会場は熱気で満たされました!

会はいつものようにIES兄こと細田先生の「前説」から始まり、吉川先生によるミニ講演。そしてお待ちかねの質問教室です。

「はやぶさ2に使われている金色のものをどうやって見つけましたか?」←なんと清水先生がたまたま見本をご持参されてました!

「イオンエンジンの燃料はどのくらい積んでいますか?」←66キロだそうですが、往復してもまだ余る、余らせてるのは別の探査の可能性も?

「プロジェクトのみなさんがリュウグウで見つけたいものは何ですか?」

「カプセルだけでなく「はやぶさ2」も戻って来られませんか?」

「自分が作ったものが宇宙に行くってどんな気持ちですか?」

などなど・・・。

さまざまな質問に、一つ一つ丁寧にご回答いただきました。

みなさん、いい質問をありがとうございました❣️

清水先生

橘先生

中澤先生

今日は、もともとの講師である吉川先生と細田先生に加え、宇宙教育センターの清水先生、東京大学の橘先生、はや2プロジェクトの中澤先生にもサプライズゲストとして登場していただきまして、みなさまからの質問に回答するにあたり、最高・最強の布陣となりました。

白いリュウグウさん(3Dプリンター製)

黒いリュウグウさん(着色は中澤先生によるものだとか)

企画展の最終日の関連事業として、大変ご満足いただけたのではないかと思います。リモート会場のみなさんとの交流もとっても楽しかったですね!

参加のみなさん、リモート会場やネット中継、ハッシュタグでの質問などに参加してくださったみなさん、もちろん講師の先生方、どうもありがとうございました。

さて、9/4からは、【プラネタリウム】「はやぶさ2」が見たリュウグウ~小惑星の謎に挑む~という新番組が始まります。こちらの番組は、吉川先生と津田先生へのインタビューを交えた完全オリジナル番組です。

当日の星空解説と、テーマ解説という構成で投影します。

新情報があればどんどん番組内容を更新していくと、プラネタリウム担当から聞いています。投影をどうぞお楽しみに!

9/4投影開始です!

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生物分野実習6日目(8月29日)最終日です!

実習生(生物分野)の中村、伊野、板垣です。
本日(8/29)は、実習最終日でした。
午前中に、ミニ展示の最終確認を行いました。

実際に展示を組み立ててみました!

午後からは、生きものカメラマンの松橋利光さんと、ペットショップオーナーの後藤貴浩さんをお招きして、「小中学生のための生物学教室」を行いました。

今回も案内看板をかきました!

1時間目は、学芸員の秋山さんから「野菜は植物のどこを食べているの?」をテーマに、普段食べている野菜について学びました。

1時間目:食べものの生物学

2時間目は、松橋さんが撮影した写真に隠れている生きものを探しながら、どんな生きものが、どんな場所で見られるのかについて学びました。

2時間目:生きものカメラマン松橋さんの時間

3時間目は、お楽しみのふれあいタイムでした。

いろいろな生きものが登場!

ウサギやハムスター、ヘラクレスオオカブトだけでなく普段接する機会のないボールパイソンやサソリ、マダガスカルゴキブリに触れ、大いに盛り上がりました。

外国産の大きなゴキブリ!

大きいけどおとなしいボールパイソン

ちょっと恐いけど、サソリ!

実習生の私たちも参加者と共に楽しみながら生きものの持ち方について知ることができました。

アオダイショウが腕にぐるぐる!

こちらはちょっと危険なトカゲなので、松橋さんがしっかり持っています

実習生からひとこと
中村「この6日間でとても貴重な体験をすることができました。」
伊野「様々な実習を通して多くのことを楽しく勉強することができました。」
板垣「博物館学芸員の仕事の魅力ややりがいを知ることができました。ありがとうございました。」

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生物分野実習5日目(8月28日) 展示制作を行いました

博物館実習(生物分野)を行っている中村、伊野、板垣です。

本日(8月26日)は、ミニ展示に向けた準備を行いました。

展示キャプションを製作中

パネルを切っています

展示のテーマは「たねの旅 ~あのたね、このたね、どこいった?~」
生きものミニサロンで取り上げた個性豊かなタネたちをもっとくわしく紹介します。

いろいろな植物のタネを紹介します

わかりやすくイラストもふんだんに使っています

様々な工夫を取り入れて、こだわりのある展示となっています。

3人のこだわりの展示です!

9月15日から特別展示室で展示されます。
みなさんぜひ見にきてください!

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インターンシップ学生日記⑤(最終回)

こんにちは!

インターンシップ生でお世話になっております、高渕(こうぶち)と櫻井(さくらい)です!

本日はインターンシップ最終日ということで2人で記事を書かせていただきます!

本日は昨日に引き続き館内で「探検!発見!クイズ&チャレンジ」のイベントの補助をさせていただきました。

小学生のお子様から大人の方向けのクイズラリーでは、館内の展示物にまつわる問題が出題され、それに正解された方には選べる参加記念品が贈られました。

夏休み最後のイベントということで親子でクイズに参加される方が大勢いらっしゃいました!

チャレンジコースでは、古代・養蚕・自然と分野ごとに分かれたポイントでそれぞれの体験をして、スタンプを集めていただきました!

下の写真は、古代の土器の模様作りを体験されてる様子です。竹や縄、貝などを使い、縄文土器の模様をデザインしていただきました。

こちらの写真は、座繰(ざぐ)り体験の様子です。なかなか出来ない貴重な体験ということもあって、多くの方が興味を持って養蚕についての説明や体験に参加していました。

下の1枚目の画像は参加された方に差し上げる豪華な記念品です。

アクセサリーやマグネットなどは津久井の組紐を使用されているのだそうです。

2枚目の画像ははやぶさ2の記念バッジです。そのほかJAXAにまつわる参加記念品がたくさんあり、どちらの品も年代にかかわらず大好評でした。

5日間貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!

 

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