いよいよ一週間前!ホネホネちょミット@さがみはら2026

5月30日と31日の二日間にわたり開催される「ホネホネちょミット@さがみはら2026」、いよいよ一週間前となりました。

ホネホネ?ちょミット?・・何のことやら、と思われるかもしれません。これは、動物の標本作製を行っている全国の博物館の市民グループや学校、団体、個人が一年に一度集う「ホネホネサミット」が今年は開催されないことから、学術的な内容に絞り、少し縮小した形で実施するので“ちょっとサミット”、縮めて「ちょミット」というわけです。
縮小、と言っても、関東地方を中心に全国から“ホネ仲間たち”33の団体と個人が出展します。内容も、骨格標本だけでなく、剥製、透明標本、標本作製用の器具など様々です。詳しくはXの特設アカウントに続々と情報が更新されています。
さらに!31日13時から、ホネ仲間のレジェンド、ゲッチョ先生こと盛口満さん(沖縄大学教授)による講演会「骨から生き物の歴史と暮らしをさぐる」を大会議室で実施します。
いずれのイベントも入場無料、事前申し込み不要です。グッズ販売などもあります。関東で初開催のホネホネちょミットです!生きもの好きのみなさん、ぜひご来場ください。
(博物館長・学芸員)

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フクロウの子育中の餌を調べる

闇夜を代表する鳥、フクロウ。

フクロウ

その存在はちょっと謎めいていて、哲学的とも言える風貌からも人気のある野鳥です。博物館を拠点に活動する動物標本作製のグループである「さがみホネホネ団」の中に、フクロウ用の巣箱で繁殖した後の残渣(ざんさ)物を調べる「フクロウ食性分析チーム」があります。5月17日に、そのグループで昨年度調べた結果の速報発表会がありました。

発表会の様子

発表は、作業を主導している公益財団法人日本鳥類保護連盟の職員が行いました。巣箱の残渣物には、親鳥がヒナへ与えた餌の残骸(ざんがい)が含まれます。鳥の多くは、飲み込んだものの中から消化できない部分(羽根や骨など)をまとめて吐き出すからです。これを拾い出して分析するのがこの作業の中心です。発表では、営巣した場所の環境によって、ネズミ類中心だったり、鳥類の比率が高かったり、カエル類が意外と多く食べられていたりといろいろな違いが見られたことが報告されました。参加されたみなさんも興味津々で、たくさんの意見や質問、感想などが出て楽しいディスカッションとなりました。
発表の後、早速今年の作業が始まりました。巣材の山から小さな骨や羽根などを丁寧に拾い出していきます。

拾い出し作業の様子

羽根の専門家が、鳥の種類や、どの部位の羽根かをその場で見極めて分けていきます。そうすると、どの種類の鳥が、少なくとも何羽ぶん餌として使われたかを割り出せます。

羽根を分類する作業

地味で根気のいる作業ですが、みなさん、思わぬ種類が確認できたりして楽しみながら作業しています。今年もこれから10か所分くらいの巣箱から材料が回収されそうなので、作業はまだまだ続きます。この作業に興味のある方は、ぜひ博物館へお問い合わせください。
(博物館長・学芸員)

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生きものミニサロン「クワの木に集まる虫」を実施しました!

5月16日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました!今回のテーマは「クワの木に集まる虫」です。カイコの餌植物として知られるクワですが、クワの木を好きな虫はカイコだけではありません。
まずは、集まっていただいたみなさんに、クワの葉を確認してもらいます。

クワの葉の感触を確かめます

野外に出て、クワの木を探してもらいます。草のような背丈のものも含めれば、結構クワの木はたくさん生えています。クワの葉の形はまさに千差萬別なので、形よりもさわり心地などで識別します。

バッチリ見つけてくれました!

みなさん次々にクワを見つけてくれたので、いよいよ、クワの葉についているいろいろなものを観察します。まずはこちらです。

葉裏についている白いもじゃもじゃは?

葉の裏についた白いモジャモジャ。いったいこれはなんだろう?と不思議に思っている参加者のみなさんに拡大して見てもらうと、もぞもぞ動いたり、頭や足が見えてきたりして、虫であることがわかります。

クワキジラミの幼虫

その名も、クワキジラミ。クワの葉に集まって葉の汁を吸っています。
さらにそこへやってきているのは大きなテントウムシの幼虫です。

特大のテントウムシの幼虫

ハラグロオオテントウの幼虫です。クワキジラミが主食です。

クワキジラミの幼虫を襲うハラグロオオテントウの幼虫

成虫は、関東地方で見られる中で最大のテントウムシです。

ハラグロオオテントウの成虫 1センチメートルを超える大きさ!今回は残念ながら成虫は見つかりませんでした

ほかにも、クサカゲロウの卵やカメムシの仲間を見つけて、楽しく観察できました。
次回は6月20日(土)12時からです。ぜひご参加ください。
(博物館長・学芸員)

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12年ぶりの津久井観音霊場御開帳

津久井観音霊場のご開帳が始まっています。

博物館でもポスターを掲示しています

津久井観音霊場のはじまりは、江戸時代中期に、旧津久井郡内の観音を 祀る三十三か所の寺を宗旨や宗派を問わず巡る霊場として開設された津久井三十三所観音霊場です。

津久井地域を回っていると、津久井三十三ヶ所観音霊場と書かれた看板を見かけることがあります。
ただ、現在では他のお寺なども加入して四十三か所となっており、名称も「津久井観音霊場」と変わっています。

津久井観音霊場の、普段は拝むことのできない観音様が一斉にご開帳されるのは、本開帳の十二支の午(うま)年と、中開帳の子(ね)年です。前回の令和2年の中開帳はコロナ禍により中止となったため、今回は12年振りのご開帳となります。

初日は14ヶ所を回ったのですが、平日にもかかわらず、たくさんの方が参拝されていました。 お接待の方に伺ったところ、遠方にお住まいの方が多いそうです。

緑区根小屋の中野堂の様子

地域の方々はご開帳に当たって、準備など色々とご苦労もおありかと思いますが、お接待のみなさんは大変暖かく迎えてくださります。

霊場巡りは普段は見ることのできない秘仏にお会いできる貴重な機会ではありますが、実際に参加してみると、地域の方々と触れ合う時間もまた尊いものだということに気付かされます。

ご開帳は5月23日(土)まで行なわれます。
津久井観音霊場の巡礼を通じて、津久井地域の魅力を知っていただければと思います。

(民俗担当学芸員)

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【相模経済新聞連載】新たな価値が見出された縄文土器

相模原市域を中心に発行する相模経済新聞(月3回、1日、10日、20日発行)に、令和8年1月1日号から「30年の歩みとこれから」と題した当館学芸員の記事が連載されています。毎月異なる分野の学芸員がリレー式で執筆しています。その第5回目の記事が令和8年5月1日号に掲載されました。
今回は常設展示室に展示している勝坂遺跡D区出土のマメ圧痕(あっこん)土器を紹介しました。

長年、博物館の収蔵庫に眠っていた資料について、研究の進展によって新たな価値が見出された事例を紹介しています。ぜひご一読いただくとともに、実物を見に博物館へお越しください。

連載は毎月1日号に掲載されます。このブログでも紹介していきますのでお楽しみに!

(考古担当学芸員)

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令和8年度地質学講座「境川と鶴見川の地形と地質」1回目

5月9日(土)に令和8年度の地質学講座の第1回目を開催しました。

連続4回の講座で、1回目と4回目は講義、2回目と3回目は野外に出かけて地形や地層の観察をします。事前申込制で、すでに募集は終了しております。

今年度のテーマは「境川と鶴見川の地形と地質」です。境川と鶴見川の河床の標高を比べると境川の方が高くなっており、周辺の地質の違いが関係しています。今回の講座では地質が地形に与える影響について現地で観察します。

1回目は博物館での講義です。ボランティアグループの相模原地質研究会の皆さんに受付など、お手伝いいただきました。

境川が流れる相模野台地と鶴見川が流れる多摩丘陵の地質の概要について説明しました。

2日目は5月23日に相模原市南区古淵や町田市本町田周辺で地形と地層を観察します。好天に恵まれることを期待したいと思います。

(地質担当学芸員)

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木もれびの森のキツネについて

市内中央区から南区にかけて広がる約73ヘクタールの緑地、木もれびの森は、市内の平地に残された貴重な樹林です。その樹林付近で、昨年末くらいから「キツネを見た」という情報が相次ぎました。スマホで撮影された映像を当館の学芸員も確認し、確かにキツネであることを確認しました。一時的な滞在の可能性もありましたが、その後も散発的に情報が入り、また、地元のみなさんの間でも噂になっているようなので、改めて確認してきました。
日の入後、あたりがだいぶ薄暗くなってきたころ、忽然(こつぜん)と姿を現しました。

ホンドギツネ(相模原市中央区 2026年5月3日)

確かに、本州に生息する亜種のホンドギツネのようです。相模川沿いの段丘崖(だんきゅうがい)ではこれまでも生息が知られていましたが、木もれびの森のような平地の樹林地では近年の記録はありません。
緑道を走る小学生たちの自転車の脇を悠然と歩いていました。またその前に、イヌの散歩中の方に伺った話では、よく出会うが、あまり人を警戒しないとのことでした。

人が横を通り過ぎても平然としていた

そんな様子から、人慣れしているのか、さらには野生個体ではないのか、という疑念もありました。ところが、近くで確認しようとホンドギツネの後をしばらく追っていると、おもむろにこちらを振り向きました。すると、通りすがりの人間ではなく、明らかに自分を追跡していると気づいたのでしょう、ジャンプして反対方向へ向くと、すばらしいスピードと跳躍で森の中へと消えていきました。
さらに別の情報では、複数個体がいたとの目撃記録もあります。こうしたことから、このホンドギツネたちは、段丘崖や津久井地域などに生息する野生の個体群から分散移動してきた可能性が高いと判断しました。また、先の小学生たちが「今の、オオカミじゃね?」などと言いながら走り去っていったことなどからも、正しい情報をこのブログに掲載することにしました。

野性味のあるフォルムで、後ろ姿からもイヌやタヌキとは異なる雰囲気を出しています

野生動物と人間は適度な距離感を持つことが重要です。もし緑地でこうしたキツネなどの野生動物を見かけても、決してこちらからは近づかず、さらに餌を与えるようなことは絶対にしないでください。
(博物館長・学芸員)

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ギンラン

先月のこのブログで、キンランの開花をお伝えしました。その際、ギンランの開花についても写真を掲載しましたが、あの株はちょっとイレギュラーで、早すぎる開花でした。5月3日に博物館の前庭の、いつも咲く場所を確認したところ、複数の株が開花していました。

ギンラン

こちらは例年どおりの開花時期です。草丈が10数センチメートル程度の小さな植物で、花も1センチメートルくらいの大きさしかありません。それでもやはり、ランの仲間だけに立体的で美しい花が咲きます。

ギンランの花のアップ

博物館周辺では今、ギンラン以外にも白い花が目立ちます。ミズキは満開を過ぎていますが、ノイバラがたくさん咲いています。

ノイバラの花

こちらはテイカカズラです。風車を思わせる花が、駐車場の、博物館の建物に沿った場所にたくさん咲いています。近づくとうっすら芳香が漂っています。

テイカカズラ

ご来館の際には、建物の周囲の“白い花”にもご注目ください。
(博物館長・学芸員)

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モウソウチクとマダケ

今年はタケノコが豊作のようです。あちらこちらから、大量にとれた!という声を聞きます。この季節の市内に出るタケノコは、モウソウチク(孟宗竹)のタケノコです。今月下旬に出るのが、マダケ(真竹)です。タケノコ自体はよく似ていて見分けがつきませんが、竹本体はよく見ると違います。今日(5月2日)、調査で訪れた竹林は並んで生えているところがあったので、写真を撮りました。

モウソウチク(左)とマダケ(右)

左側がモウソウチクです。表面が粉をふいたような緑色で、節と節の間が短く、節のリングが1本です。右がマダケです。緑色がやや鮮やかで節間が長く、節のリングが2本です。リングの本数はちょっとわかりにくいのですが、下の写真の矢印の位置を見ます。

矢印の位置で数えます

そんな写真を撮っていたら、一緒にいた動物担当の学芸員がマムシを見つけてくれました。

マムシ きれいにとぐろを巻いていました

言わずと知れた毒ヘビですが、昼間はこんなふうにとぐろを巻いておとなしくしています。寝ているのか、近くで写真を撮ってもまったく動かなかったのですが、少し離れていてからまた戻るといなくなっていました。春眠を妨げられて渋々動いたのかもしれません。
(博物館長・学芸員)

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端午の節句、五月人形を展示しています!(5月17日まで)

ゴールデンウィーク前の28日、博物館のエントランスには五月人形があります。
これは、当館ボランティアグループの市民学芸員のみなさんによるものです。

設置は27日の午前中に行いました。

台を設置し、緑の布を敷きます。

五月人形を置きます。まずは具足から。

兜など鎧一式が置けたら、壁面の飾り付けです。

完成しました!見た目もにぎやかです。

エントランスの自販機横にありますので、ご来館の際はぜひご覧ください。

関連イベントとして、5月3日(日)の11時ごろからエントランスでこどもの日にちなんだ紙芝居や、新聞での兜づくり(折り紙)を行います。詳細はこちらです。ぜひご参加ください。
(考古担当学芸員)

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