初秋の花

真夏の酷暑がぶり返している毎日ですが、植物は秋の気配です。南区の道路法面では残暑の似合うキツネノカミソリが咲いていました。

キツネノカミソリ

近くには、ツリガネニンジンとツルボも。

ツリガネニンジン

ツルボ

水田のそばを歩いていたら、イヌゴマがニョキニョキと花茎を伸ばして咲いていました。

イヌゴマ

こちらは栽培品ですが、ミシマサイコも咲き出しています。

ミシマサイコ(栽培品)

相模原台地は江戸時代に「柴胡(さいこ)が原」と呼ばれ、農民が現金収入の足しに自生のミシマサイコの根を掘り取っていたと古い文献に書かれています。しかし相模原では昭和初期を最後に記録は途絶え、自生のミシマサイコを見ることはできません。
秋風はまだあまり感じられませんが、秋の花がこれからつぎつぎと咲きそうです。
(博物館長・学芸員)

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2026年度 歴史分野博物館実習~野外調査とイベント準備を行いました~

こんにちは!歴史分野の実習生です。
8月14日の分野別実習2日目では、上溝地区での野外調査と、8月18日の繭うさぎづくりイベントに向けた準備を行いました。

まず、午前中の野外調査では、バスに乗り、上溝地区の歴史探訪を行いました。
雨の心配がありましたが、無事に調査することができました。

旧相模原町役場跡(現・上溝まちづくりセンター)にある石碑を訪れました。

農協上溝支店の蚕影神社を参拝しました。

午後は、繭うさぎづくりのイベント準備を行いました。
まず、養蚕と相模原の歴史についてのビデオを鑑賞し、養蚕の実際を学びました。次に、生物分野の学芸員から蚕の生態などについてレクチャーがありました。
その後、実際に繭うさぎづくりの体験をしました。
繭の中から乾燥した蚕が出てきて驚きました。

繭うさぎをつくっている様子です。

完成した繭うさぎです。

繭うさぎづくりのイベント当日に向けて、準備を進めていきたいと思います。
8月18日に行いますので、ぜひ遊びに来てください!

(2026年度歴史分野実習生)

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博物館実習民俗分野1日目

こんにちは!民俗分野の実習生です。
分野別実習1日目の午前は展示に向けた準備を行いました。市民研究室にある文献を扱いながら事前調査をしました。今年度は昭和100年の節目なので、それに関連した展示を行います。多くの方々に昭和の時代を振り返り、懐かしんでもらえるような展示内容を考えています!

展示準備の様子

午後からは、「繭うさぎを作ろう」へ向けた準備のための事前学習を行った後、実際に繭うさぎを作りました。実際に作ってみることで分かることもたくさんあり、この経験を次回のイベントに活かしていきたいです!相模原と養蚕のつながりをイベントの参加者の方に伝えられるように頑張ります。イベントは8月18日(火)の13時から行います。興味がある方は是非お越しください。

繭うさぎ制作の様子

 

完成した繭うさぎ

(令和8年度 民俗分野実習生)

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講演会「まもろう!関東最後のギフチョウ」を開催しました

当館では本年度、市内に生息する絶滅危惧種、ギフチョウの保全活動に力を入れています。
8月9日に、企画展「昆虫」の関連事業として、ギフチョウの保全についての講演会を実施しました。

会場では標本とギフチョウの食草カンアオイを展示しました

神奈川県立生命の星・地球博物館の苅部学芸員からは、『神奈川県の昆虫の現状と危機』の題で、ギフチョウを含む神奈川の昆虫全体の危機等についてお話しいただきました。

ご講演の様子

つぎに、特定非営利法人 日本チョウ類保全協会の中村事務局長から、『ギフチョウの生態と保全活動』の題で、ギフチョウとはどんなチョウで、日本全国と神奈川県内でどのように発見、研究、保全されてきたのかをご講演いただきました。
最後に当館動物担当学芸員が、市内での保全活動の現況について紹介しました。

対面・オンラインで多くの方にご参加いただき、活発な質疑が交わされました。

様々な質問が寄せられました

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
今後もギフチョウの保全活動へのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

同じ昆虫展関連事業として、8月8日には、展示解説と標本作製実演を行いました。

昆虫標本の作り方を解説

展示解説

こちらも多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
(動物担当学芸員)

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2026年度 歴史分野博物館実習~資料整理を行いました~

こんにちは!歴史分野の実習生です。
8月11日の分野別実習1日目では、古文書資料の整理を行いました。

まず、はじめに資料整理員の方から、古文書整理の概要や注意点を学びました。

『相模原市史』を見せていただきながら説明を受ける様子

その後、特別収蔵庫に入り、実際に資料を手に取って整理する実務を経験しました。

資料を実際に手に取って確認している様子

また、資料の保存・分類に使用する中性紙箱を組み立てる作業も行いました。

封筒に入れた資料を分類して保存するための箱を準備しています。

扱った資料の内容は中村家資料という資料群の一部で、虫食いや折れが多く慎重に扱う必要があり、難しい作業でした。

資料の多さやそれらを実用的かつ安全に保存するには、様々な工夫や人員・時間確保が必要であると感じました。

(2026年度歴史分野実習生)

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石割実演・土器×2タッチを行います!【8/22・23】

8月22日(土)に石割実演、23日(日)に土器×2タッチを行います。どちらも場所は当館トランス、時間は13:30から15:30までです。

22日(土)は石割実演です。考古担当学芸員が黒曜石で石器を作ります。また過去に学芸員が作った石器にさわれます。

北海道の黒曜石を割っています。

人だかりが!

23日(日)は土器×2タッチです。これは市内出土の縄文土器や石器、平安時代の土師器・須恵器にさわれます。縄文土器と須恵器の質感の違いなど、さわって分かることがたくさんあります。

南区下溝でみつかりました。

多くの人がタッチ!

堅苦しい説明はあまりしませんので、「みる・さわる」をテーマに、遺跡の出土品を楽しんでいただければ幸いです。ぜひご参加ください!

(考古担当学芸員)

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ガラスを登るミミズ

先日、閉館作業中にふと中庭のガラスを見ると、なにかが上に登っていくのを見つけました。
近づいてみてみると、なんと、ミミズでした!

上昇志向の強いミミズ!?

ミミズがガラスを登ることができるとは知らず、とても驚きました。
体表の粘りを使って上がっていくのでしょうか?
他の学芸員を呼んで観察している間にもミミズはどんどん上に登り、2m以上の高さまで上がっていきました。

黄色の丸の中の位置にミミズがいます

(動物担当学芸員)

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【お知らせ】8月12日は休館です

明日、8月12日は祝日(山の日)の翌日のため休館となります。

さて、博物館前庭には、小さくてあまり目立たないけど、よく見ると美しい花が咲いています。ヌスビトハギです。

1センチメートルに満たないヌスビトハギの花

マメ科の野草ですが、物々しい種名ですね。果実がよく知られたひっつき虫で、これが「盗人も気が付かないうちに衣服にひっつく」からなど諸説ありますが、種名の由来ははっきりしません。

秋に実るヌスビトハギの果実

こんな可憐な花なのに理不尽な命名ですが、秋には実際この植物のヤブに足を踏み込むとひっつき虫まみれで大変なことになるので、花のことそっちのけの種名も納得してしまいます。
もう1種、ハエドクソウの花です。

ハエドクソウの花

こちらの種名もヌスビトハギに劣らぬ物々しさですが、これは全草に毒成分があり、かつてこの植物の根などから煮出した汁を蠅取紙(はえとりがみ)にしみこませて使用していたことが由来です。
そんな小さな花の写真を撮っていたら、目の前を青紫色の物体が横切りました。近くにとまったので・・

ムラサキシジミ

ムラサキシジミです。翅(はね)の縁がだいぶボロボロにはなっていましたが、色はまだまだ健在で美しい光沢を放っていました。
(博物館長・学芸員)

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博物館実習3日目、展示解説を行いました。

8月6日(木)、共通実習最終日です。この日の実習内容は、「展示解説の実践」。当館の常設展示のなかから資料を選び、1人につき5分間の展示解説を行います。

全分野の実習生が揃うのもこの日がラストです。

まずは展示室を確認して対象となる資料を選んだ後、市民研究室や天文研究室にある専門書などを参考に解説シナリオ作成のため調査をします。

解説する資料について専門書で調べています。

担当学芸員がアドバイスします!

その後、展示解説のストーリーを組み立てるのですが、単なる資料の説明に費やさないように注意が必要です。たくさんのことを調べると、あれもこれも解説シナリオに盛り込みたくなってしまうものですが、あまりに多すぎる情報はかえって聴き手を混乱させてしまいます。

生物分野・歴史分野の2分野合同リハーサル

考古分野の発表を天文分野実習生が見学しに来ました。

共通実習は全分野合同で行うため、複数の分野で一緒に模擬演習をしたり、別のグループを見学したり、分野横断的に練習を進めました。

練習で得た気づきを持ち帰ってブラッシュアップ

民俗分野実習生もシナリオを修正しています。

そして、練習、フィードバック、シナリオ修正、リハーサル…を繰り返し行い、実習生全員が展示解説実習を終えることができました。

しかし、今回の展示解説はあくまで練習段階の位置づけで、博物館実習の集大成である実習生展示で本番を迎えることになります。実習生展示では、その名のとおり実習生自ら展示を制作し、さらに来館者の皆さまに向けた展示解説を行います。
共通実習よりもオリジナリティが求められるため、ここでの学びを活かした展示解説となることが期待されます。

惣吉稲荷(南区上鶴間)の阿弥陀如来三尊来迎板碑(双碑)[複製]について解説しています。

練習の成果を活かすことはできたでしょうか?

3日間連続で実施した全分野合同の共通実習はこれにて終わり、いよいよ分野ごとに行う6日間の分野別実習が始まります。
分野別実習の様子も本ブログでお知らせする予定ですので、どうぞ楽しみにお待ちください!

(歴史担当学芸員)

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令和8年度「火山灰を顕微鏡で見てみよう」

8月7日に「火山灰を顕微鏡で見てみよう」を開催しました。

ボランティアとして相模原地質研究会のメンバーと相模原弥栄高校サイエンス部の生徒さんにご協力いただきました。また、地質分野の博物館実習生も実習の一環でスタッフとして参加しました。

博物館のエントランスの案内看板は実習生たちが書きました。

日本全国から採取された様々な火山灰を顕微鏡で観察しました。

火山灰ごとに含まれる鉱物や岩石の種類が違っており、メモを取りながら熱心に観察していました。

火山灰に含まれる鉱物の洗い出しも体験しました。

ただの土にしか見えない火山灰から余分な泥を取り除いて鉱物を取り出します。

仕上げは超音波洗浄機を使ってさらにきれいに泥を取り除きます。

ホットプレートで乾燥させてできあがり。

取り出した鉱物は持ち帰ることができます。説明カードもプレゼント!

今年もたくさんの方に参加していただきました!参加していただいた皆様、ボランティアスタッフの皆様、ありがとうございました。

(地質担当学芸員)

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