シジュウカラの日向ぼっこ

博物館お隣の樹林地を歩いていたら、頭上で「ジージージー」と声がしました。
シジュウカラの巣立ちビナの声です。頭の黒い部分の色が淡く、頬や胸の白い部分が、ほんのり黄色っぽいのが巣立ちビナの特徴です。

シジュウカラの巣立ちビナ

しばらく見ていたら、翼を広げて静止しました。

翼と尾羽を広げてしばらく静止しています

直射日光で、羽根を虫干ししているのでしょう。

その後、軽く羽づくろいをしては時々尾羽を広げていました

巣の外へ出てまだ1か月も経っていないはずです。こうした行動が本能的なものなのか、親鳥を真似ているのか、興味深いですね。
(博物館長・学芸員)

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渓流で生きもの探し

523日に相模原の環境をよくする会主催で開かれた環境教室で、水生生物調査の講師を務めました。
当日は4月並みの肌寒い気温でしたが、参加者の子供たちはやる気満々!
ウォーターシューズなどを履いて、ザブザブと元気よく川に入っていきます。

何かいるかな?

まず見つかったのは、カジカガエル。

カジカガエル

渓流などに生息する、美しい鳴き声のカエルです。
じつは、調査を始める前から周囲で鳴き声が盛んに響いていました。
卵やオタマジャクシも見つかりました。

カジカガエルの卵

続いて、カゲロウやカワゲラ、ヘビトンボといった昆虫の幼虫が続々と発見されました。

ヘビトンボの幼虫(中央)とヒラタカゲロウ類の幼虫(右)、モンキマメゲンゴロウ(左)

こちらは、ミヤマカワトンボの幼虫(ヤゴ)です。

ミヤマカワトンボの幼虫

 短い時間の観察でしたが、渓流の生きものたちをたくさん観察することができました。(動物担当学芸員)

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バックヤードツアーを実施しました

先週、NHKの地上波テレビ番組「クローズアップ現代」で博物館の「収蔵庫問題」特集が組まれ、番組制作にあたり当館もロケや資料貸出などで協力しました。
それに関連して、5月24日、ロケを実施した館内収蔵庫などを見学するバックヤードツアーを実施しました。

博物館のウラ側

番組内では資料を保管する収蔵庫が満杯になっている問題が大きく取り上げられましたが、当館の収蔵庫も、だんだん満杯になりつつあります。

大型資料収蔵庫は、ほぼ満状態です

番組撮影に協力した民俗担当学芸員の案内のもと、収録のウラ話などを交えつつ、収蔵庫を巡りました。

番組ロケを行った、生活資料収蔵庫の前で解説

資料を未来に受け継ぐ収蔵庫の役割やその今後について、考えるきっかけとなればと思います。
(動物担当学芸員)

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緊急開催!クローズアップ現代で取り上げられた「収蔵庫問題」関連バックヤードツアー【5月24日】

「博物館の収蔵庫がいっぱいになっている」そんな話を聞いたことはありますか?
地域の自然や歴史、文化を示す財産といえる様々な資料を収集・保存するのは、博物館の重要な役割のひとつです。
ところが、資料を保存する収蔵庫が満杯状態となる「収蔵庫問題」が全国で顕在化しています。
収蔵庫問題については、先日、NHKの地上波テレビ番組「クローズアップ現代」で特集が組まれ、番組制作にあたり、当館もロケや資料貸出などで協力しました。
番組の放送を受けて、番組内で紹介された当館の収蔵庫を実際に見学していただく、バックヤードツアーを急きょ開催します!
実際の収蔵庫を見ながら、「収蔵庫問題」を一緒に考えてみませんか。
ご参加をお待ちしています!

【開催概要】
日 時:5月24日(日)①10:45~11:15 ②13:45~14:15
定 員:各回20名(先着順)
※いずれの回も当日午前9時30分から整理券の配布を開始いたします。各回定員に達し次第、配布終了としますのでご了承ください。

昨年実施したバックヤードツアーの様子

(動物担当学芸員)

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いよいよ一週間前!ホネホネちょミット@さがみはら2026

5月30日と31日の二日間にわたり開催される「ホネホネちょミット@さがみはら2026」、いよいよ一週間前となりました。

ホネホネ?ちょミット?・・何のことやら、と思われるかもしれません。これは、動物の標本作製を行っている全国の博物館の市民グループや学校、団体、個人が一年に一度集う「ホネホネサミット」が今年は開催されないことから、学術的な内容に絞り、少し縮小した形で実施するので“ちょっとサミット”、縮めて「ちょミット」というわけです。
縮小、と言っても、関東地方を中心に全国から“ホネ仲間たち”33の団体と個人が出展します。内容も、骨格標本だけでなく、剥製、透明標本、標本作製用の器具など様々です。詳しくはXの特設アカウントに続々と情報が更新されています。
さらに!31日13時から、ホネ仲間のレジェンド、ゲッチョ先生こと盛口満さん(沖縄大学教授)による講演会「骨から生き物の歴史と暮らしをさぐる」を大会議室で実施します。
いずれのイベントも入場無料、事前申し込み不要です。グッズ販売などもあります。関東で初開催のホネホネちょミットです!生きもの好きのみなさん、ぜひご来場ください。
(博物館長・学芸員)

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フクロウの子育中の餌を調べる

闇夜を代表する鳥、フクロウ。

フクロウ

その存在はちょっと謎めいていて、哲学的とも言える風貌からも人気のある野鳥です。博物館を拠点に活動する動物標本作製のグループである「さがみホネホネ団」の中に、フクロウ用の巣箱で繁殖した後の残渣(ざんさ)物を調べる「フクロウ食性分析チーム」があります。5月17日に、そのグループで昨年度調べた結果の速報発表会がありました。

発表会の様子

発表は、作業を主導している公益財団法人日本鳥類保護連盟の職員が行いました。巣箱の残渣物には、親鳥がヒナへ与えた餌の残骸(ざんがい)が含まれます。鳥の多くは、飲み込んだものの中から消化できない部分(羽根や骨など)をまとめて吐き出すからです。これを拾い出して分析するのがこの作業の中心です。発表では、営巣した場所の環境によって、ネズミ類中心だったり、鳥類の比率が高かったり、カエル類が意外と多く食べられていたりといろいろな違いが見られたことが報告されました。参加されたみなさんも興味津々で、たくさんの意見や質問、感想などが出て楽しいディスカッションとなりました。
発表の後、早速今年の作業が始まりました。巣材の山から小さな骨や羽根などを丁寧に拾い出していきます。

拾い出し作業の様子

羽根の専門家が、鳥の種類や、どの部位の羽根かをその場で見極めて分けていきます。そうすると、どの種類の鳥が、少なくとも何羽ぶん餌として使われたかを割り出せます。

羽根を分類する作業

地味で根気のいる作業ですが、みなさん、思わぬ種類が確認できたりして楽しみながら作業しています。今年もこれから10か所分くらいの巣箱から材料が回収されそうなので、作業はまだまだ続きます。この作業に興味のある方は、ぜひ博物館へお問い合わせください。
(博物館長・学芸員)

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生きものミニサロン「クワの木に集まる虫」を実施しました!

5月16日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました!今回のテーマは「クワの木に集まる虫」です。カイコの餌植物として知られるクワですが、クワの木を好きな虫はカイコだけではありません。
まずは、集まっていただいたみなさんに、クワの葉を確認してもらいます。

クワの葉の感触を確かめます

野外に出て、クワの木を探してもらいます。草のような背丈のものも含めれば、結構クワの木はたくさん生えています。クワの葉の形はまさに千差萬別なので、形よりもさわり心地などで識別します。

バッチリ見つけてくれました!

みなさん次々にクワを見つけてくれたので、いよいよ、クワの葉についているいろいろなものを観察します。まずはこちらです。

葉裏についている白いもじゃもじゃは?

葉の裏についた白いモジャモジャ。いったいこれはなんだろう?と不思議に思っている参加者のみなさんに拡大して見てもらうと、もぞもぞ動いたり、頭や足が見えてきたりして、虫であることがわかります。

クワキジラミの幼虫

その名も、クワキジラミ。クワの葉に集まって葉の汁を吸っています。
さらにそこへやってきているのは大きなテントウムシの幼虫です。

特大のテントウムシの幼虫

ハラグロオオテントウの幼虫です。クワキジラミが主食です。

クワキジラミの幼虫を襲うハラグロオオテントウの幼虫

成虫は、関東地方で見られる中で最大のテントウムシです。

ハラグロオオテントウの成虫 1センチメートルを超える大きさ!今回は残念ながら成虫は見つかりませんでした

ほかにも、クサカゲロウの卵やカメムシの仲間を見つけて、楽しく観察できました。
次回は6月20日(土)12時からです。ぜひご参加ください。
(博物館長・学芸員)

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12年ぶりの津久井観音霊場御開帳

津久井観音霊場のご開帳が始まっています。

博物館でもポスターを掲示しています

津久井観音霊場のはじまりは、江戸時代中期に、旧津久井郡内の観音を 祀る三十三か所の寺を宗旨や宗派を問わず巡る霊場として開設された津久井三十三所観音霊場です。

津久井地域を回っていると、津久井三十三ヶ所観音霊場と書かれた看板を見かけることがあります。
ただ、現在では他のお寺なども加入して四十三か所となっており、名称も「津久井観音霊場」と変わっています。

津久井観音霊場の、普段は拝むことのできない観音様が一斉にご開帳されるのは、本開帳の十二支の午(うま)年と、中開帳の子(ね)年です。前回の令和2年の中開帳はコロナ禍により中止となったため、今回は12年振りのご開帳となります。

初日は14ヶ所を回ったのですが、平日にもかかわらず、たくさんの方が参拝されていました。 お接待の方に伺ったところ、遠方にお住まいの方が多いそうです。

緑区根小屋の中野堂の様子

地域の方々はご開帳に当たって、準備など色々とご苦労もおありかと思いますが、お接待のみなさんは大変暖かく迎えてくださります。

霊場巡りは普段は見ることのできない秘仏にお会いできる貴重な機会ではありますが、実際に参加してみると、地域の方々と触れ合う時間もまた尊いものだということに気付かされます。

ご開帳は5月23日(土)まで行なわれます。
津久井観音霊場の巡礼を通じて、津久井地域の魅力を知っていただければと思います。

(民俗担当学芸員)

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【相模経済新聞連載】新たな価値が見出された縄文土器

相模原市域を中心に発行する相模経済新聞(月3回、1日、10日、20日発行)に、令和8年1月1日号から「30年の歩みとこれから」と題した当館学芸員の記事が連載されています。毎月異なる分野の学芸員がリレー式で執筆しています。その第5回目の記事が令和8年5月1日号に掲載されました。
今回は常設展示室に展示している勝坂遺跡D区出土のマメ圧痕(あっこん)土器を紹介しました。

長年、博物館の収蔵庫に眠っていた資料について、研究の進展によって新たな価値が見出された事例を紹介しています。ぜひご一読いただくとともに、実物を見に博物館へお越しください。

連載は毎月1日号に掲載されます。このブログでも紹介していきますのでお楽しみに!

(考古担当学芸員)

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令和8年度地質学講座「境川と鶴見川の地形と地質」1回目

5月9日(土)に令和8年度の地質学講座の第1回目を開催しました。

連続4回の講座で、1回目と4回目は講義、2回目と3回目は野外に出かけて地形や地層の観察をします。事前申込制で、すでに募集は終了しております。

今年度のテーマは「境川と鶴見川の地形と地質」です。境川と鶴見川の河床の標高を比べると境川の方が高くなっており、周辺の地質の違いが関係しています。今回の講座では地質が地形に与える影響について現地で観察します。

1回目は博物館での講義です。ボランティアグループの相模原地質研究会の皆さんに受付など、お手伝いいただきました。

境川が流れる相模野台地と鶴見川が流れる多摩丘陵の地質の概要について説明しました。

2日目は5月23日に相模原市南区古淵や町田市本町田周辺で地形と地層を観察します。好天に恵まれることを期待したいと思います。

(地質担当学芸員)

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