令和8年度地質学講座「境川と鶴見川の地形と地質」2回目

6月6日(土)に地質学講座の第2回目を開催しました。今回は相模原市南区古淵〜町田市本町田で境川周辺の地形と地層を観察しました。

JR横浜線古淵駅に集合し、境川沿いの地形がわかる場所まで移動しました。高台から境川低地と段丘崖(だんきゅうがい)を観察しました。

境川低地まで降りて、段丘崖で段丘をつくる関東ローム層を観察しました。

境川の川原や川底に見られる礫は約10万年前に昔の相模川が上流から運んできたものです。

町田市側の段丘面上に上り、滝の沢源流公園に向かいました。滝の沢は恩田川の支流です。名前の通り滝の沢の源流にある公園で、滝の沢が段丘を削ってできた谷となっています。関東ローム層の崖の下から湧水が流れ出ているのが見られます。

滝の沢は住宅地となっている部分では暗渠(あんきょ)となりますが、道の曲がり方や滝の沢が段丘を削ってできた崖から、川の雰囲気を感じ取ることができます。

滝の沢沿いでは、何箇所かで湧水が見られます。滝の沢はこのような湧水を集めて流れ下り、恩田川に合流します。

次回、最終回は6月20日(土)に町田市鶴川周辺で鶴見川の地形や地層などを観察します。

(地質担当学芸員)

カテゴリー: 生きもの・地形・地質 | タグ: , | 令和8年度地質学講座「境川と鶴見川の地形と地質」2回目 はコメントを受け付けていません

給桑開始から9日目 3齢への脱皮が始まりました

給桑開始から9日目の6月9日朝、半分くらいのカイコが3齢に脱皮していました。

3齢に脱皮したカイコ

3齢になると大きな変化があります。それは、黒かった頭部がベージュ色になります。

頭部がベージュ色になります

脱皮したカイコは新鮮なクワの葉を求めて首を振っていますが、すぐにクワを与えてしまうと、まだ脱皮を済ませていない個体と成長に差が出てしまいます。

まだ眠(みん)のカイコ 古い頭部が前へずれているので、間もなく脱皮します

そのため、大かたのカイコが3齢に脱皮してから給桑を再開します。おそらく今日の夕方までには3齢が出そろうので、そのタイミングで新鮮なクワの葉を与えます。
3齢は4日間くらいなので、今週末までモリモリ食べて眠に入り、また週明けに4齢に脱皮する予定です。
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: オカイコサマ, 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: | 給桑開始から9日目 3齢への脱皮が始まりました はコメントを受け付けていません

給桑開始から1週間 2回目の眠に入りました!

6月7日、給桑開始から1週間となり、カイコは2回目の眠(みん)に入りました。眠のカイコは頭を上に上げ、食べずに静止します。

2回目の眠に入ったカイコ

この状態で1~2日、じっとしています。内部で新しい皮膚ができつつあります。頭部も古い殻がだんだん前へずれてくると、脱皮間近です。

古い頭部がだいぶ前へずれてきています

6月9日までにはほとんどのカイコが3齢に脱皮しているはずです。2齢から3齢になると大きな変化が一つあるので、週明けに紹介したいと思います。
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: オカイコサマ, 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: , | 給桑開始から1週間 2回目の眠に入りました! はコメントを受け付けていません

【相模経済新聞連載】同じだけど、同じじゃない!

相模原市域を中心に発行する相模経済新聞(月3回、1日、10日、20日発行)に、令和8年1月1日号から「30年の歩みとこれから」と題した当館学芸員の記事が連載されています。毎月異なる分野の学芸員がリレー式で執筆しています。
その第6回目の記事が令和8年6月1日号に掲載されました。

今回はいわゆる「収蔵庫問題」にも関わる、民具を集める意義について紹介しています。

このテーマを選んだのは、ちょうど原稿執筆時期に博物館の「収蔵庫問題」を特集したNHKの地上波テレビ番組「クローズアップ現代」に協力したことが挙げられます。
撮影時でもおおよそ同じ内容をお話し、放送時にはとても分かりやすく編集していただきました。

資料を収集する意味や、多くの資料を保管する重要性について、考えるきっかけになれば幸いです。

連載は毎月1日号に掲載されます。このブログでも紹介していきますのでお楽しみに!

(民俗担当学芸員)

カテゴリー: 報告, 考古・歴史・民俗 | タグ: , | 【相模経済新聞連載】同じだけど、同じじゃない! はコメントを受け付けていません

給桑開始から5日目 2齢に脱皮しました!

6月1日から給桑開始したカイコは、6月4日までに眠(みん)に入り、5日朝にはほぼすべてのカイコが脱皮して2齢になりました。クワの葉や葉柄の上には、脱皮殻がたくさんくっついていました。

脱皮殻 靴下を脱ぐような感じで脱皮します

2齢のカイコは頭が大きくなり、体色も白っぽくなり、すっかりカイコらしい姿です。

2齢のカイコ

2齢の期間は短くて、6月7日はすでに眠に入って週明けには3齢になります。3齢になるとがらりと変化する部分があるので、お楽しみに!
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: オカイコサマ, 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: , | 給桑開始から5日目 2齢に脱皮しました! はコメントを受け付けていません

今年も始めました!カイコの飼育展示

毎年恒例のカイコの飼育展示、今年も本日6月3日からスタートしました。

飼育展示の様子 1階エントランスの休憩コーナーに設置しています

カイコがまだ小さいので、ルーペを設置しています

今年の品種は「朝・日×東・海」で、茨城県の蚕糸科学技術研究所から購入した実用品種です。5月29日から孵化(ふか)が始まり、6月1日朝には概ね全数が孵化していたので給桑(きゅうそう)を開始しました。孵化直後のカイコは黒くて毛が生えているので、毛蚕(けご)と呼ばれます。

孵化直後のカイコ 白いのは卵の殻

かつて、養蚕農家ではこの給桑開始の際に、羽箒(はぼうき)で毛蚕を蚕座へ掃き落とすので、この作業を「掃立て(はきたて)」と呼びました。
掃立てから12時間ほど経ったカイコです。

はじめは少しずつ食べて大きくなっていきます

そして3日目となった本日、6月3日朝のカイコです。すでに、カイコらしい体つきになっています。

掃立てから3日目のカイコ

まもなく脱皮前の眠(みん)に入り、6月5日までには2齢になる予定です。
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: オカイコサマ, 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: , | 今年も始めました!カイコの飼育展示 はコメントを受け付けていません

無事終了!ホネホネちょミットさがみはら

5月30日、31日の2日間にわたり開催した「ホネホネちょミット@さがみはら2026」は大盛況のうちに終了しました。

常に会場は人であふれていました

2日間で合わせて1500名近い入場者を数えましたが、入口カウンターの計測値のため、エントランスのみの来場者を合わせるともっと多くの方にご来場いただいたと考えています。

いつのまにか、骨に夢中の来場者

このイベントのおもしろいところは、出展者が多様で、年齢層も幅広いことです、小学生が普通に出展して、大人と対等にディスカッションしていました。

小学生が研究の成果を堂々と発表

骨格や毛皮、羽根などを学術的な観点から扱うのはもちろんですが、その楽しさ、すばらしさを伝えようとみなさんが創意工夫する姿を目の当たりにして、来場したみなさんも出展者も大きな刺激を受けたはずです。
入り口に掲示された絵巻は、動物遺体を標本化する過程を絵解きで解説したものです。これに、来場者や出展者がそれぞれの工程での相談ごとや質問を水色のふせんに書いて貼ります。それを見て回答できる人が、ピンクのふせんに書いて貼ります。

注目を集めた絵巻

これを読んでいるだけで、ホネ仲間の温かいつながりを感じ取ることができます。
そんな素晴らしい雰囲気のちょミットも、31日16時で終了。すぐに撤収作業が行われました。

手際よく撤収

名残惜しい時間でしたが、来年岩手県で開催予定のホネホネサミットでまた会えると信じてみなさん帰路につきました。
最後に、さがみホネホネ団、なにわホネホネ団を中心とした実行委員会が締めのミーティングを行いました。

締めのミーティング

充実の表情で、お互いの労をねぎらいました。関東初開催となったホネホネ(ちょっと)サミット“ちょミット”でしたが、ぜんぜん「ちょっと」ではない規模となりました。ご来場くださったみなさま、出展者のみなさま、ありがとうございました。
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: 今日の博物館, 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: , , , | 無事終了!ホネホネちょミットさがみはら はコメントを受け付けていません

満員御礼!ゲッチョ先生の講演会

5月30日と31日の2日間にわたり開催した「ホネホネちょミット@さがみはら2026」は大盛況のうちに終了しました。2日目の様子は改めて紹介しますが、31日午後に行われたホネ仲間のレジェンド、ゲッチョ先生こと盛口満さん(沖縄大学教授)の講演会の様子をお伝えします。当日朝に会場入りされた先生は、特設ブースでホネ仲間と語り合ってくれました。

ホネ仲間に年齢差は関係無いようです

オープニングトークとして、ゲッチョ先生の教え子で「なにわホネホネ団」団長の西澤真樹子さんが、全国へひろがったホネホネ団がどのように生まれたのかについてお話してくれました。

高校の教師だったゲッチョ先生にいざなわれたホネの道を振り返る西澤団長

すでにその段階で満席に近い状態でしたが、ゲッチョ先生のお話が始まるころには、満員御礼となりました。

満員御礼!の会場

イラストレーターでもあり、博物学者でもあるゲッチョ先生のお話は、冒頭からぎゅっと会場の心をつかみます。

持参されたホネを披露するゲッチョ先生

登山用の大きなザックからは次々と骨が出てきます。

後ろの席のみなさんにも紹介するゲッチョ先生

拾った骨にまつわる思い出から、骨からわかる動物の生き方など、縦横に広がる話題は最後にしっかりと、骨の魅力とそれ広めるホネホネ団の仲間たちへの期待で締めくくられました。
楽しくて濃密な約1時間はあっという間でした。その後、大賑わいの中終了したホネホネちょミット主会場の様子は改めて紹介いたします。
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: , , , | 満員御礼!ゲッチョ先生の講演会 はコメントを受け付けていません

ホネホネちょミットさがみはら、1日目無事に終了!

ホネホネちょミット@さがみはら2026、5月30日の1日目が無事に終了しました!
午後には大会議室で「ホネ活パネルディスカッション~ホネ活をしている人たちによるギャラリートーク」が行われました。

パネルディスカッションの様子

登壇者は、神奈川県立生命の星・地球博物館の加藤ゆきさん、 群馬県立自然史博物館の姉崎智子さん、千葉県立中央博物館の下稲葉さやかさん、我孫子市鳥の博物館の望月みずきさん、東京都立国分寺高等学校の山崎樹玲さん、麻布大学ミュゼットの知念真代さん、神奈川県立横須賀高等学校の佐々木蒼大さん、 石巻専修大学の鈴木実侑さん、東京都市大学 西原深優さん、さがみホネホネ団(光明学園相模原高等学校)の下口直久さん(進行役)と、東日本のホネ活の中心的な存在となる豪華なメンバーです。当館館長もさがみホネホネ団設立の経緯などをお話しました。

号かな登壇者のみなさん

100名を超える聴講者が集まり、ディスカッションも活発に行われました。

活発なディスカッションが行われました

この日は主会場にも大変たくさんの方が来場され、ホネ活仲間だけでなく、一般の来館者も初めて体験するホネの世界に驚きつつも楽しんでいました。

エントランス会場も大盛況

終了後には出展者のみなさんと記念写真を撮影しました。すごい人数ですね!

出展者のみなさん

撮影コーナーもあります。ご来場の記念にぜひ!

フォトスポット

2日目となる31日午後には、ホネ仲間のレジェンド、ゲッチョ先生こと盛口満さん(沖縄大学学長)による講演会「骨から生き物の歴史と暮らしをさぐる」が午後1時から行われます。2日目は午後4時終了となります。ホネだけでなく、羽根や毛皮など、さまざまな標本が集まっています。ぜひご来場ください。
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: おしらせ, 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: , , | ホネホネちょミットさがみはら、1日目無事に終了! はコメントを受け付けていません

ホネホネちょミット@さがみはら2026、開幕!

5月30日と31日の2日間にわたり開催される「ホネホネちょミット@さがみはら2026」がいよいよオープンしました!

 

開会式の様子 たくさんの出展者さんたち!

 

33の出展者が各地から集結して、お互いに情報交換したりしながらホネ活しています。

高校生の出展者さんもほかのブースに興味深々

もちろん、一般の参加者のみんさんが楽しめるブースばかりです。これまでホネにあまり関心の無かったみなさんも、ホネの楽しい一面を発見できるはずです。

たまたま訪れた親子連れも、ふだん触れる機会の無いホネに触ってくれています

主会場の特別展示室前のエントランスにも出展

午後1時からは「ホネ活パネルディスカッション」を大会議室で実施します。こちらもどなたでもご参加いただけます。
ご来場お待ちしています!
(博物館長・学芸員)

カテゴリー: おしらせ, 生きもの・地形・地質, 館長ブログ | タグ: , , | ホネホネちょミット@さがみはら2026、開幕! はコメントを受け付けていません