遺跡の大切さ、面白さを伝えるために。

5、6月と公民館で講座を2回実施してきました。
どちらも縄文時代を中心に、一部旧石器時代についても解説しました。
講師依頼をいただき、地域の方に地元の歴史を考古学の視点からお話しできることは大変光栄です。

5月31日に新磯公民館、6月19日に横山公民館へお伺いしました。
最近は所要2時間のうち、3~40分は土器・石器をさわってもらいます。

新磯公民館では、旧石器時代の田名向原遺跡、縄文時代の勝坂遺跡を中心にお話ししました。

市内出土の土器、石器です。

 

横山公民館でも旧石器時代と縄文時代について詳しく紹介し、横山公園の屋内プール建設に伴う発掘調査では旧石器時代の石器群が出土したこともお伝えしました。

どちらも実物の縄文土器、石器にふれることで、遺跡への興味関心を引き出すことができました。考古学の強みは実際に出土品からじっくりと学べる点にあります。

今後とも体験重視で分かりやすい講座となるように取り組んでいきます。
(考古担当学芸員)

カテゴリー: 考古・歴史・民俗 パーマリンク