野の花は秋へと移行中

毎日猛暑が続いていますが、ふと足下の野草のようすを見ると、すでに花々は秋へと移行しつつあります。
お隣の樹林地で咲き始めたヒメキンミズヒキです。

センニンソウは猛暑の似合う花ですが、立秋後の、やや斜めからの強い日差しの下に咲きます。

「秋まで咲くタムラソウ」のアキノタムラソウはもちろん、まだまだ咲いています。でも、やっぱりこの花が一番元気なのは初夏です。「秋まで咲く」はちょっとムリがあるのでは、と毎年この時期余計な心配をしてしまいます。

そういえば昨日の夕方、帰り道で珍しい雲の形を見ました。左上の方のような、正方形に近い雲の抜け方は、あまり見た記憶がありません。

少し前にSNSなどで、人気絵本のかわいいクマのキャラクター形の雲が出た!なんていう合成が一目で分かる写真が出回っていました。雲の出来かたと風による変形のしかたを考えるとそういう画像処理写真はすぐに見破れるのですが、この雲の抜け方はちょっとよくわかりませんでした。まあ、そんなこともあるかなと、少しトクした気持ちになりながら家路につきました。
(生物担当学芸員 秋山)

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