顕微鏡による微生物の観察

今日は開催中の北里柴三郎展の関連事業「顕微鏡による微生物の観察」が開催されました。午前中に子ども向けコース、午後から一般向けコースを行いました。

講師は北里大学の微生物研究会の学生さんたちです。乳酸菌を染色して、顕微鏡で観察したり、カスピ海ヨーグルトの実験を行いました。

まずは学生さんによる実験のお手本です。

いよいよ実験開始。菌を寒天培地から移しとります。

染色液につけて染色します。

染色した菌を顕微鏡で観察します。

 

カスピ海ヨーグルトの実験です。

加熱したものと、しないものとで、乳酸菌の働きの違いを観察します。結果は2~3日後に出るので、試料を持ち帰り、各自、自宅で実験結果を確認します。どんな違いが出るのでしょうか?

 

一般向けコースでは最後に赤血球の観察を行いました。希望者の血を極微量採集し、プレパラートを作成しました。

顕微鏡をプロジェクターにつないで観察しました。自分の血を顕微鏡で見る機会は滅多にないので、皆さん興味津々で観察していました。

 

多くの学生さんに来ていただいたので、参加者一人一人に指導者がついて実験を進めることができた。そのため、中身の濃い内容となりました。参加された皆さんには楽しんでいただけたようです。

今回の実験教室は、顕微鏡や実験器具、試薬類など必要なものをすべて北里研究所から運び込んでいただきました。また、多くの学生さんさんに来ていただいた結果、非常に充実した実験教室となりました。本日、お越しいただいた学生さん、先生方、北里研究所の職員の方々にはこの場をお借りして御礼申し上げます。

(地質担当学芸員 河尻)

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