地質学講座第2回 石老山の岩石の観察

5月27日に地質学講座第2回目を実施しました。
石老山山麓で石老山をつくっている岩石を観察しました。

まずは顕鏡寺で岩石を観察しました。

顕鏡寺の境内には巨大な礫岩(れきがん)の転石(てんせき)があります。含まれている礫の大きさや配列の違いを観察しました。これらの違いは礫を運んだ水流の性質等が異なっていたことを示しています。

次に顕鏡寺の近くの林道で礫岩の露頭を観察しました。ここでは、礫岩と砂岩の積み重なり方や地層の傾き、礫岩に含まれている礫の種類や運搬方向などを観察しました。

礫岩を注意深く観察することで、礫が堆積した当時の状況がわかることに参加された方は興味を惹かれたようです。

3回目の講座は6月10日、相模原市立博物館大会議室で学芸員講話「石老山の成り立ち」を行います。講座は申し込み制ですが、この学芸員講話はどなたでも聞いていただくことができます。ご興味をお持ちの方は、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

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