新緑も戸惑う相模湖の春

今日(4/19)は、相模湖へ行ってきました。相模原市環境情報センターによる自然環境観察員野鳥部会の相模川における鳥類調査の下見に随行するためです(息継ぎしないと窒息しそうですね)。早い話が、市民参加型調査で行う野鳥調査のロケハンです。昨日までとはうってかわって肌寒い曇り空でしたが、相模湖は新緑まっさかり。いろいろな緑色がモザイク模様をつくっていました。弁天橋付近です。

途中、定点調査を設定するために、本番と同じく30分間、実際に同じ場所に留まって調査を行いました。見晴らしのよい公園で調査していたら、きっとこの公園を根城にしているのであろう野良ネコが近寄ってきました。なかなか目つきのよろしいネコです。

食べ物をなんにもくれないと悟ったのか、やがて一つ伸びをしてにゃあとも言わず、去って行きました。

鳥の方は、まだ4月中旬ということで夏鳥の囀りもほとんどきかれませんでした。でも、フジが満開に近く、ホオノキまで咲き始めていました。足もとではまだニリンソウやイチリンソウが咲いていて、なんだか行きつ戻りつの季節に植物も惑わされているかのような風景でした。

(生物担当学芸員 秋山)

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