梅雨間近

今日は梅雨に入る直前、おひさまの下でちょっと撮っておきたい写真があり、調査へでかけました。それは、緑区の小倉山に残る照葉樹林の中の、巨大なつる植物です。

この写真ではよくわかりませんが、モミの木によじ登って伸びるテイカカズラが上から盛大に垂れ下がって花が満開になっています。私のシロウト写真ではどうにもならない被写体でした。たびたびこのブログでもご紹介してきましたが、満開の姿を目の当たりにして、あらためてこの自然林のつる植物に圧倒されました。

ちなみに、テイカカズラの花はこんな感じです。手の届く下の方でかろうじて咲いていたものです。

道すがら、イナモリソウがかわいらしく咲いていました。

下山後、タイミングはどうだろうと思いつつ、モリアオガエルの産卵地を訪ねると・・

残念ながら、すでに産み終わった後でした。体力を使い果たしたメスが、静かに枝上で休んでいました。

お疲れさまでした!
さらにその後、ある場所の、水の入った水田のようすはと訪ねてみると・・イモリがいました。オタマジャクシが泳ぎ出すのを待ち構えているのでしょう。

あまり食べ過ぎないようにね!

(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク