2月9日、渋沢丘陵の里山を訪れました。秦野盆地の南側、複雑に入り組んだ谷戸地形をいくつも持つこの丘陵地は、里山保全のメッカとも言える場所です。秦野市内には里山を保全する市民の団体が40以上もあり、それぞれの特色を生かした里山の管理を行っています。
秦野市が指定する「生き物の里」第1号の柳川地区の谷戸。広く開けて気持ちの良い場所です。
生き物の里としては一番新しい第5号指定地の千村地区。マコモダケの水田には、ニホンアカガエルの卵塊がありました。
午後は、里なび研修会in秦野市「里山再生活動へのIT技術と地域協働の仕組みづくり」に参加しました。行政、市民、大学、企業がそれぞれの立場から里山保全にどのように取り組んできたか紹介され、活発な意見交換が行われました。
生物多様性地域戦略と生物多様性地域連携促進といった施策の根幹をなす取り組みの数々、とても勉強になりました。
(生物担当学芸員 秋山)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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