ススキのちまきに注意!

このところ、毒を持った外来生物が話題になることが多く、ヒアリやセアカゴケグモなどのニュースが毎週のように流れています。しかし、当然ながら毒を持つのは外来生物の専売特許ではありません。在来の野生動物にも有毒のものがたくさんいます。
その一つの巣がこちらです。

カバキコマチグモの巣

ススキの葉がきれいに折り曲げられてちまき状になっているのをよく見ます。これを注意深く開くと、中にいるのはこんなクモです。

カバキコマチグモ(メス)

カバキコマチグモは気性が荒く、特に産卵期は、うかつにこのちまきを開くと噛みついてきます。クモのなかまのほとんどは、捕食する昆虫などを麻痺させるために多かれ少なかれ、毒を持っています。その中で、人間にも効く毒を持ち、攻撃性があり、さらに言えば牙が大きくて人間の皮膚を通るものが「毒グモ」ということになります。
カバキコマチグモの毒はかなり強くて、噛まれると激痛が走り、症状が数日続きます。稀にショック症状を起こすことがあります。
外来毒グモとして知られるようになったゴケグモのなかまよりも、身近に広く分布している点で危険性は高いと言えます。咬傷被害は夏に集中するので、これからの時期は注意が必要です。

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宮ヶ瀬湖で調査

今日(5月31日)は市内緑区と愛川町などにまたがる宮ヶ瀬湖で、毎年恒例の鳥類調査を実施しました。
ダム事務所のご協力で船上からの調査です。ふだんあまり見ない、虹の大橋を見上げる景色です。

下から見上げた虹の大橋

今回は、ヤマセミが何度も出現しました。

ヤマセミ

途中、水際の斜面で木の葉を食べていたシカです。メスの若い個体のようです。

ホンシュウジカ

船を下りてから歩いた湖畔園地では、ムクドリの巣立ちヒナが親鳥から餌をねだっていました。

ムクドリの親子

帰りがけの道路脇、こちらも若いサルがクズの若芽をむしゃむしゃと食べていました。

ニホンザル

いろいろな動物たちでにぎやかな、初夏の風景でした。

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軍都さがみはら探訪 オダサガ~相模大野&八王子浅川地下壕

昨年度に引き続き今年度も軍都さがみはら探訪を開催しました。今年は5/20、5/27の2回シリーズで、1回目が小田急相模原~相模大野周辺の旧日本陸軍施設の痕跡や現存文化財を、2回目が同じく陸軍が戦争終末期に造った八王子の浅川地下壕を見学しました。

通信学校将校集会所とフランス庭園(相模女子大学内)

1回目は小田急相模原を出発し、電信第一連隊跡(現米軍相模原住宅)、臨時東京第三陸軍病院跡(現国立病院機構相模原病院周辺)、通信学校跡(相模女子大学、谷口台小学校周辺)、相模原陸軍病院(相模大野中央公園、相模原中等教育学校周辺)を案内し、解説しました。

国立病院機構相模原病院内の天皇陛下の行幸碑

駅周辺や住宅街のあいだを抜けるコースで、歩道の幅が狭いような場所もありましたが、博物館ボランティアの市民学芸員さんの安全誘導もあり、無事に見学することができました。

歩道の狭い難所を越え、無事相模女子大に到着(この正門も現存する通信学校時代のもの)

また、相模女子大学内に多くの通信学校時代の文化財があることに皆さん感動していました。これまで貴重な遺産を大切に保存していただいた相模女子大学さんには感謝申し上げます。

現存する通信学校将校集会所内

陸軍の星のマークがある当時のマンホール

 

2回目の浅川地下壕は高尾駅南口に集合後、「浅川地下壕の保存をすすめる会」の中田氏に案内・解説をしていただきました。浅川地下壕は陸軍の中島飛行機武蔵製作所の地下工場として使用された場所です。(武蔵製作所の空襲により浅川地下壕に移転)

途中地下壕の戦時中の写真や八王子空襲などの説明があり、いよいよ地下壕に入ります。地下壕の入口はなんと一般的な戸建て住宅敷地内の裏にあり(所有者の方が快く了解して入らせてくださるそうです)、そこからは懐中電灯がなければ歩けない完全な暗闇で、気温も約15度ほどです。(コウモリにも迎えられました〔笑〕)

いいいよ地下壕に入る最終説明

民家の脇を抜けて地下壕内へ

地下壕での中田氏の解説。気温15度上着必須!

地下壕の全長は4キロ以上で、碁盤の目状に掘られているとのことですが、そのような工事をわずか半年ほどで行ったそうです。現在見学できるのはその入口部周辺ですが、それでも、説明を受けながらまわると約1時間ほどで、終わるころには体が冷え冷えでした。

この先も碁盤の目状に坑道が続く

地下壕から出て、最後にまとめを行いました。相模原市内では大規模な空襲はありませんでしたが、もし相模陸軍造兵廠(現相模総合補給廠)などに大規模空襲があったら、同じような地下壕が近くに造られたかもしれません。

無事に地下壕から脱出し、最後のまとめ

今回の軍都さがみはら探訪にも定員を超えるたくさんの応募があり、落選された方にも自由参加でオ小田急相模原~相模大野間の探訪だけ開催しました。市民の皆さんのこの時代への関心の高さが窺えました。今後も現在の相模原の発展の礎となっている軍都相模原にかかわる歴史を普及していきたいと思います。

 

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ドイツの職人技を目の当たりに

5月29日(火)、相模原動物標本クラブの活動日でした。この日は、メンバーの一人の友人で、ドイツ人の標本士が来館されました。ドイツでは、標本技術者のポストを置いている自然史博物館が多く、この方はシュトゥットガルトの自然史博物館の標本士です。早速、そのワザを見せていただきました。

ドイツの標本士のワザにかぶりつきです

ほかのメンバーもかぶりつきで見ています。手さばきに無駄が無く、力を入れるところ、慎重に扱うところのメリハリがあります。そして、何度もしっかり洗浄して、資料を永久保存するための手間を省きません。言葉の通じない若いメンバーにも丁寧に惜しみなく技術を伝授してくれました。職人の持つ雰囲気には国境を感じません。
この方は、欧州の剥製のコンテストで何度もチャンピオンになっています。後から、韓国の動物園からわざわざ彼に会いに来た標本士も加わり、この日の実習実験室は国際色豊かでした。

ドイツ人の標本士(右から2番目)と韓国人の標本士(左から2番目)と記念写真

道具の一つ一つにも工夫が加えられていて、大きな刺激をいただきました。お礼に、ヨーロッパには分布していない野鳥の標本をプレゼントしました。

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地質学講座第2回 石老山の岩石の観察

5月27日に地質学講座第2回目を実施しました。
石老山山麓で石老山をつくっている岩石を観察しました。

まずは顕鏡寺で岩石を観察しました。

顕鏡寺の境内には巨大な礫岩(れきがん)の転石(てんせき)があります。含まれている礫の大きさや配列の違いを観察しました。これらの違いは礫を運んだ水流の性質等が異なっていたことを示しています。

次に顕鏡寺の近くの林道で礫岩の露頭を観察しました。ここでは、礫岩と砂岩の積み重なり方や地層の傾き、礫岩に含まれている礫の種類や運搬方向などを観察しました。

礫岩を注意深く観察することで、礫が堆積した当時の状況がわかることに参加された方は興味を惹かれたようです。

3回目の講座は6月10日、相模原市立博物館大会議室で学芸員講話「石老山の成り立ち」を行います。講座は申し込み制ですが、この学芸員講話はどなたでも聞いていただくことができます。ご興味をお持ちの方は、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

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モグラの穴やヘンな虫・・生きものミニサロン

今日(5月26日)は生きものミニサロンを実施しました。
博物館周辺の小学校がどこも運動会をやっていて、「参加者が集まるかな?」と心配でしたが、3組の親子連れのみなさんと楽しく実施しました。まずはモグラの穴を観察するために、ちょっと特殊な道具を・・

ファイバースコープ

ファイバースコープです。モグラの穴を見つけて中にスコープのレンズを差し入れます。

モグラの穴にファイバースコープを差し入れます

が・・・ハイテクな機械なのですが、意外とよく見えません(^_^;
そこで次の道具は、ウレタンフォームスプレー!隙間などにスプレーするとウレタンが膨らんで固まる充填剤です。これをモグラの穴に注入するのですが、その前に、モグラがウレタンで固まってしまわないように、回りをドシドシ踏んでモグラに逃げてもらいました。

トンネルの回りをドシドシ足踏み・・

ウレタンフォームは固まるまで少し時間がかかるので、その間にクワの木で虫の観察をしました。

クワの葉のウラに固まる白いモジャモジャを採集

葉っぱの裏の、クワキジラミの幼虫や・・

よく見ると足があってモゾモゾ動きます

泡の中にいる、アワフキムシの幼虫を手にとってみました。

枝や草についている泡の中にも虫が・

中身はこんな虫です!

意外とかわいい虫が出てきました

モグラの穴に戻ってウレタンフォームを掘り出そうとしたのですが、まだ固まっていなかったため、時間内の掘り出しを断念。
30分後にまた来られる人に集まってもらうことにしました。
そして、再集合していただいた方と掘り出し。

ウレタンでかたどったトンネルを掘り出し

あまり奥まではウレタンが達していませんでしたが、モグラの穴の大きさや形がわかりました。

かたどりトンネルと記念写真

内部は意外と小さなトンネル・・ということは、モグラの胴体の太さもこれくらいということですね。

意外と小さなトンネルでした!

ウレタンが固まる時間がちょっと想定外になってしまいましたが、初夏へと季節が進みつつある森の中で、楽しい自然観察となりました。次回は6月23日(土)12時から、博物館エントランスで実施の予定です。

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今週末は生きものミニサロン「モグラのトンネルを観察しよう!」

今週末(5月26日)は毎月第四土曜日恒例、生きものミニサロンを実施します。
今回のテーマはこちら!

モグラ塚

地面にこんもりとできた土の小山・・モグラ塚の下にあるトンネルです。
モグラは地面にトンネルを掘りながら、土の中のさまざまな生きものを食べて暮らしています。トンネルは日夜掘り続けられ、ところどころにこうして土を掻き出して山をつくります。
その下にあるトンネルは、ふだんは直接観察することができませんが、今回はちょっといろいろな道具を使って観察をしてみたいと思います。どんな道具を使うかは、当日のお楽しみです!
そして、観察の合間にこんなものもじっくり見てみたいと思います。

クワの葉のウラに・・

クワの葉のウラに固まる白いもじゃもじゃ・・よく見ると・・

よく見ていると、時々動いています!

ひゃあ!でも、なんだか不思議でおもしろい生きものが見られそうです。
生きものミニサロンは12時から30分間の小さな観察会です。お申し込み不要、参加費無料ですので、お気軽にご参加ください。

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モンシロチョウとオオキンケイギク

ここ数年、相模川の河川敷ではオオキンケイギクが目立ってきています。
目立つ大きな花には虫もたくさん集まります。先日、写真を撮っていたらモンシロチョウが吸蜜(きゅうみつ)に訪れていました。

オオキンケイギクとモンシロチョウ

花は大きくてハッキリした色合いで美しいのですが、オオキンケイギクは外来生物法によって特定外来生物に指定されています。この指定によって、生きた状態で移動すると、法律違反となります。種子であってもです。街路樹の植え込みなどに咲いているぶんには問題ないのですが、こうして河原に広まってしまうと、在来の生態系に大きな影響が及ぶ可能性があります。
特定外来生物といえば、こちらもです。

オオカワヂシャ

オオカワヂシャです。水際に広まりつつあり、在来種で近縁の絶滅危惧種、カワヂシャと交雑や生育環境が競合する可能性があるため、特定外来生物になっています。
こんな写真を撮っていたら、「ギャアッ」と鳴きながら青空をバックにアオサギが飛びました。

アオサギ

河原を出たところでは、畑でヒバリがさえずっていました。

ヒバリ

春から初夏へと季節の移り変わりのまっただ中で、いろいろな生きものが活動しています。ウォッチャーとしては目が離せません!

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市内初の外来植物

最近、博物館の近くの住宅街を歩いていたとき、砂利敷きの駐車場で背が低いながらよく目立つ黄色い花を見かけました。

住宅地の駐車場で広い範囲にたくさんの株が咲いていました

博物館の植物標本庫にすでに収蔵されているもので見覚えがあったので、とりあえず採集して持ち帰りました。
調べてみると、カラクサシュンギクという北米原産の外来植物でした。花はよく見ると小さめのシュンギクという感じです。

カラクサシュンギクの花

しかし、分類上は同じキク科ですが、シュンギクとは違うグループです。
特徴はこの細い葉(これが唐草の名の由来だと思います)と・・

カラクサシュンギクの葉

写真ではお伝えできないのですが、強い臭いです。マリーゴールドの臭いを3倍くらい強くしたような臭いでした。
博物館の標本は座間市で採られたもので、県内ではほかにまだ記録が無いようです。相模原市でも初めてお目見えの外来植物でした。

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5/19・20はプラネタリウムこども無料デー!

5/18は何の日?

ご存知の方もおいでかもしれませんね。5/18は「国際博物館の日」です。

日本の各地の博物館で様々なイベントが開催されています。事業一覧はこちら。(一覧表ではミュージアムショップのお買いものの制限価格がありますが、制限価格はなくなりました)

相模原市立博物館では、国際博物館の日の記念事業として、また、「5月のさがみはら宇宙の日」として、5/19・20の二日間は、こども(4歳~中学生)のプラネタリウム観覧料を無料にします。

詳しくはこちら。

(クリックで拡大します)

ぜひこの機会に博物館にご来館、ご観覧ください。

また、5/20には「昼間の星の観望会」を行います。事前申し込み不要、もちろん参加無料ですのでどうぞお気軽にご参加ください。詳しくはこちら。

さらに!

5/19・20の二日間に限り、「ミュージアムショップデー」と題し、ミュージアムショップでお買い求めいただいた方にはもれなくミニプレゼントを進呈します。ぜひこの機会に気になっていたグッズの購入などご検討ください。(ミニプレゼントについては、数量は豊富に用意していますが万が一品切れの際はご容赦ください。なお、カプセルトイなど、レシートが出ない商品については対象外となりますので予めご了承ください)

 

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