真夏の丹沢

今日は県の丹沢再生委員会の現地調査会で、檜洞丸(1601m)に登ってきました。さまざまな専門を持つ委員会メンバーのみなさんと、あれやこれや語りながら登ります。

昨年から、丹沢の樹林の林床を構成する重要な植生であるスズダケの大規模な開花が見られています。ササであるスズダケが開花するということは、その後一斉に枯れるということです。今日歩いたブナ林の林床もこのとおり。

この後、ササを失った林床がどうなるのか、さらに、ササを頼りに冬をしのいできたシカはどうなるのか、丹沢再生委員会としても見守っていくしかありません。
午前中の急登の途中に、タマゴダケの三兄弟に出会いました。

真夏は開花している植物がちょっと少なくなりますが、タマガワホトトギスがきれいに咲いていました。

標高1000mを超えると、ブナの大木がそびえ立ちます。

しかし、さらに上がって稜線付近に出るとブナハバチの大発生によって葉の食い尽くされたブナが目立ちます。かつて10年くらいの周期で大発生していたブナハバチですが、最近は3年に1回くらいの周期で大発生しているとか。その結果はこのとおり。

立ち枯れたブナが目立ちます。丹沢を象徴する自然林の厳しい現状です。
真夏の丹沢は、稜線でも午後になると気温が30度近くなります。むんむんと暑いのですが、それでも風が吹くと涼しく、汗をかいても気分はとても清々しくなります。
下りは徐々に気温も上がり、メガネが曇るほどの熱気を発しながら歩きます。登りに見たタマゴダケ三兄弟はちょっとだけ背を伸ばしていました。

尋常ではない汗をかき、足がガクガクになるほど上って下りましたが、結論です。暑かろうがいろいろ環境に問題はあろうが・・「やっぱり丹沢の山はいい!」
(生物担当学芸員 秋山)

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星空観望会

 7月25日、星空観望会を開催しました。
 夏休みに入り、第1回目の開催でしたが、天候にも恵まれ、25組80名の方が参加下さいました。
 今年度に入ってからは、なかなか天候に恵まれず、星空観望が難しい日が多かったのですが、多くのお子さんや保護者の方から、「月がよく見えた」、「土星が見れてうれしかった」等のうれしい感想を帰り際に頂きました。

 8月は1日、7日、15日、21日、29日の5日間の開催を予定しております。各回定員120名の先着順となっていますので、参加可能日が決まりましたら、コールセンター(042-770-7777 8時から21時まで)へお早めにご連絡をお願いします。
 皆さまのお越しをお待ちしております。
 (学芸班 有田)

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クヌギの枝が落ちている理由

昨日までのJAXA特別公開も終わり、博物館もふだんの夏休みの雰囲気に戻りました。前庭のクヌギの樹液を吸いに、ちょっと目立つチョウが集まっていました。

アカボシゴマダラです。きれいなチョウですが、残念ながら外来種です。
ところで、このところクヌギの木の下にはこんなふうに枝がぼたりと落ちています。一つや二つではなく、かなりたくさん、同じような長さの枝先ばかりです。

そして必ず、その枝には若いドングリがついています。
さらにそのドングリをよく見ると、決まって穴が開いています。

ひとつそのドングリを拾ってきて穴の近くをすぱっと切ってみると・・

真珠のような卵が一つ。
これはシギゾウムシのなかまの卵と思われます。母虫が長い口吻をドリルのようにして穴をあけ、中に卵を産み付けます。すると、ドングリのついている枝を口吻で切り落とします。ドングリの中でふ化した幼虫はドングリのゆりかごの中で中身を食べながら成長し、さなぎになる前にドングリに穴を開けて出てきます。そして土にもぐり、さなぎとなって成虫へ・・。成虫でも1センチに満たない虫が、こんなふうに樹上と地中をダイナミックに利用しているんですね。
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開が終了しました

夏の一大イベント、JAXA相模原キャンパス特別公開の2日間が終了しました。
昨日よりもさらにたくさんのご来場者をお迎えして、博物館も一日中大賑わいでした。やっぱり、一番賑わったのは企画展「JAXA×博物館 あれもこれも世界初!日本の太陽系探査」です。さらにその最深部、小惑星探査機はやぶさの再突入カプセルの特別展示と・・・

はやぶさが小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の顕微鏡観察へと人の流れが絶え間なく続きました。

お昼過ぎからは長蛇の列ができました。それでも、カプセルと微粒子を同時にじっくり見られるチャンスとあって、みなさんとても熱心にご覧になっていました。

この展示は9月27日(日)まで続きます。特別公開に来られなかった方もまだまだチャンスはありますのでぜひご覧ください。
ところで、独断と偏見で選んだ「今日の一番かわいいさがぽん」です!

博物館はもちろん、明日も通常どおり開館します。ご来館お待ちしております!
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開2日目始まってます!

今日はJAXA相模原キャンパス特別公開2日目です。土曜日ということもあり、朝からたくさんのご来場者をお迎えしています。
当館でも小惑星探査機はやぶさの再突入カプセルや、はやぶさが持ち帰ったイトカワの微粒子の特別展示を行っています!ぜひお立ち寄りください。
また、昨日はプラネタリウム第2回投影の「名探偵コナン~探偵たちの星月夜(スターリーナイト)~」が満席となりました。観覧をご希望の方は早めにチケットをご購入ください。
さて、当館がJAXA特別公開と連携しているイベントの中で隠れた人気なのが、これ

現在探査機はやぶさ2が向かっている小惑星「1999JU3」の名前を募集するコーナーです。文字数などいろいろな制約があってちょっと難しいけど、ぜひ挑戦してみてください。
それから、特別公開の間も好評なのがさがぽんなりきりセット。記念撮影にどうぞ!ちなみにこの写真のモデルは当館歴史担当学芸員のK氏です。

外は猛暑ですが、前庭で涼しげな色で咲いているのはヤブランです。

よく見たら、こんな昆虫が。

アオバハゴロモの成虫です。先月、白いもじゃもじゃというタイトルで幼虫をこのブログにご紹介しました。
虫たちには嬉しい熱気かもしれませんが、人間にとっては危険な暑さです。熱中症対策を万全にしておでかけください!
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開 相模原市立博物館のようすは・・

今日から明日までのJAXA相模原キャンパス特別公開。当館でも関連した企画展、プラネタリウム番組の上映などあり、たくさんのお客様がご来館されています。

企画展はそのままJAXAの宇宙探査の歴史を紹介する内容なので、みなさんじっくりとご覧になっています。また、写真は掲載できないのですが、あの「小惑星探査機はやぶさの再突入カプセル」と、はやぶさが持ち帰ったイトカワの微粒子サンプル(実物)を顕微鏡で見ることができます!これは見ないと損です!

スタンプラリー、当館はターゲットマーカースタンプです。

そして、今年の当館の注目ポイントはここです!

地階大会議室に休憩所があります!(持ち込み飲食も可)外は尋常ではない蒸し暑さの中、潤水都市さがみはら「COOLSHARE」実施中です。涼しい室内で宇宙関連映像を見ながら一休みされてはいかがでしょうか。
今日はJAXA特別公開は16時30分まで。明日も10時から16時30分までとなります。博物館は通常通り9:30~17:00、プラネタリウム番組も夏休みプログラムで絶賛上映中です。
(生物担当学芸員 秋山)

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JAXA特別公開始まります!

本日24日と25日の二日間、毎年恒例のJAXA相模原キャンパス特別公開が行われます。当館でも企画展「JAXA×博物館 あれもこれも世界初!日本の太陽系探査」での小惑星探査機はやぶさ再突入カプセルやイトカワの微粒子の公開などあり、たくさんのお客様をお迎えする準備を整えています。
さがぽんもつぶやいてくれていますが、スタンプラリーも!

10時スタートなので(当館は通常通り9時30分開館です)まだ前の道もすいていますが、だいぶお客様の姿も見えてきました。

知ってか知らずか、クヌギの樹液にむらがるカナブンが今朝は特に多い・・。

猛暑が予想されます。暑さ対策を万全にお出かけください!
(生物担当学芸員 秋山)

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地質調査日誌7/23 相模原市緑区名倉

7月23日、木曜日。曇り時々雨。

今日は久しぶりに野外調査へ出かけました.

まずは、御嶽山が約10万年前に噴火した時の細かい軽石が降り積もってできた地層を観察しました.この地層は昨年12月に小学生を案内した時に見たものと同じです。
写真中央の白い部分が御嶽山の軽石の地層です。

午後からは上野原市との境界付近へ移動し、相模川北岸に見られる段丘地形などを観察しました。遠くに見える山は左が生藤山、右が陣馬山です。

天気が心配されましたが、午前中に少し降られただけですみました。それは良かったのですが、非常に蒸し暑い1日でした。

(地質担当学芸員 河尻)

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真夏はやっぱり汗をかく

今日は相模原植物調査会のみなさんと緑区の山へ調査に行きました。真夏の抜けるような青空の下の林道です。

沢音のする林道は風も涼しげで快適でしたが、一歩斜面を登ると・・・

体を動かす熱と、立ち上る真夏の熱気に、この夏一番の汗をかきました。ほんとうに暑かった!でも、こんな涼しげな生きものにも出会いました。

若いニホンマムシです。精悍な顔つきのわりに穏やかで臆病な性格のヘビです。もちろん噛まれたら即病院行きの毒ヘビですが、距離さえ保てばなんの問題もありません。
そして、本日の目的はコレ。

写真からは何も伝わらないかもしれませんが、このシダ植物は神奈川県内で2カ所しか現存が確認できていないものです。もう1カ所の現状が不明なので、もしかしたら県内で唯一の生育株かもしれません。検索ツールにひっかかるといけないのでうかつに種名を書けませんが、とにかくそんな絶滅危惧種です。市内でしっかりと生き延びていることを確認できました。
とにかく暑かった真夏の調査。汗をかいた分、気持ちの良い結果が得られました。帰りがけに渡った沢の水で顔を洗いました。

顔を洗っただけなのに、全身にシャワーを浴びたような爽快感でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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ジンガサハムシ

今日は珍しくクモ以外の虫です。

中央が金色に光る、扁平なUFOっぽい虫。
時々「新種では?」とお問い合わをいただく事がある虫のひとつ「ジンガサハムシ」です。

名前のとおり「陣笠」のように平べったくて、そもそも虫なのかなんなのか…という外見をしていますが、れっきとした甲虫の仲間です。馴染み深い虫で言うと、テントウムシに近い、といえば「ああなるほど」と思っていただけるでしょうか。
実のところ、それほど珍しい昆虫ではないので、野山を歩く人なら結構見かけているかもしれませんね。

腹側から見ると、なるほど、甲虫の雰囲気があります。因みに、ちゃんと羽があって飛ぶこともできます。

今回撮影していて気づいたのですが、プラスチックのようにつるつるした場所でも、しがみつく力が非常に強く、裏返すのに苦労しました。足先の構造を調べてみると、面白いかもしれませんね。(学芸班 木村)

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