エナガの巣材あつめ その2

先日、エナガの巣材集めの話題をアップしました。今日は巣材ラインナップの一つが判明したので続報です。
いつものように、エナガがチョーかわいらしい姿を見せてくれていました。

しばらく見ていると、巣材をくわえてきました。妙に白く光っていて、ふわふわ。

こんなところにニワトリの綿羽みたいなものが都合良く落ちているものかなあと思ったので、飛んでいった先を追ってみました。すると、地面近くの枝に止まりました。

お!先ほどと同じものを拾い出しました。

そうか!これは鳥の羽毛ではありません。ここに生えているのはつる性木本のテイカカズラの群落です。エナガが去った後近づいて見ると・・・

ありました。テイカカズラの果実についている冠毛でした。

よく見つけたものです。せっせとこうしたふわふわ素材を運んで、産座ともなる巣の内装を作っているのでしょう。
働き者のエナガを、またちょっといとおしく感じてしまいました。
(生物担当学芸員 秋山)

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