お囃子の伝授

市内には多くの囃子連があります。
今回、城山地区の久保澤囃子連が、向原囃子連と若葉台囃子連に、囃子を伝授されるというので、見学をさせていただきました。

久保澤囃子は、明治時代に鑓水(現八王子市)の「神田囃子」が伝わったとされているものです。

向原と若葉台との関係については、向原は久保澤から、若葉台は向原から囃子を伝授されたという経緯があります。
その際、すべての囃子を伝授していなかったということで、今回に至りました。

当日は、三つの囃子連の皆さんが20名ほど集まりました。
事前に渡された「拍子覚え」を手に、みんなで合わせていきます。

 「天」はテン 「占」はトロと読みます。それぞれ、小太鼓や大胴(大太鼓)などの音を表します。
このリズムを口ずさみながら、練習用のタイヤ、もしくは太鼓を叩きます。

最初はおぼつかない様子だったのが、回数をこなしていくうちに、揃っていきました。 習熟の速さに驚いていたら、皆さんそれぞれの囃子連の幹部だそうです。
皆さん真剣だけれども楽しそうに取り組んでいるのが印象的でした。

お祭りには欠かせない祭囃子ですが、このような背景を知ると、その音色がより深く心に響くように感じます。

今回、芸能の伝授の実際を拝見させていただきましたが、今後も引き続き、見守っていきたいと思います。

(民俗担当学芸員)

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