メジロのイナバウアー

5月1日、中央区の横山丘陵緑地を歩いていると、メジロが木の幹に不自然な姿勢で止まっていました。何だろうと見ていると、幹についている白いものを引っ張っています。

メジロがなにかを引っ張っています

写真を撮ってみたら、クモの卵嚢(らんのう)を引きはがしているところでした。巣材にするのでしょう。
よほど良質な巣材なのか、ずいぶんがんばって引っ張っているなと見ていると・・

体重をかけて引っ張っています

どんどん反り返って、ここまでいくと・・

そこまで引っ張るか!

お見事!メジロのイナバウアーでした!
しかし、イナバウアーって今のお子さんたちに通じるのかな?

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令和改元記念 ミニ展示「相模原に来た皇族」を開催中

本日、元号が「令和」になり、新天皇が即位されました。
実は、新天皇は4年ほど前に本市緑区の石老山に登頂されています。
そのように皇族の方々が相模原市域に来訪された事例を紹介するミニ展示「相模原に来た皇族」を本日より博物館にて開催しています。

相模原に来た皇族ポスター・チラシ改元以降

主な事例としては、戦前の昭和天皇の陸軍士官学校への行幸、昭和20年代から40年代の上皇陛下の皇太子時代におけるダムや企業への来訪、そして平成になってからの国民体育大会への来訪などを関係資料や写真パネルにて紹介しています。

今回の展示をご覧になると、相模原にも意外に多く皇族の方々が来られていると感じてもらえると思います。

また、今日展示を見てくださった親子連れのお客様からは、「親子でこのような展示を見られるのも今しかないですね」と、うれしい感想をいただきました。

令和という時代になったこの時に今回の展示をご覧いただくと、あらためて昭和から平成の時代に思いを馳せる機会になるのではと考えています。

このミニ展示は6/2(日)まで開催しています。そして、5/4(土)、6/1(土)の午後1時からは、担当学芸員による展示解説も行いますので、ぜひご来館いただけると幸いです。

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雨の相模湖

4月30日、天気予報どおり朝からバッチリ雨の中、相模原市立環境情報センターのスタッフと野鳥調査の下見に相模湖へ行きました。
途中、ずいぶんたくさんのエナガに出会いました。

エナガの巣立ちビナ

巣立ちビナが群で行動しているためですが、エナガは群内のコミュニケーションが活発なので、雨の日は雨音にかき消されないよう、晴れている日よりも大きな声で鳴き交わします。
途中、相模湖下流の弁天橋を上から眺めたところです。新緑が雨に濡れていっそう瑞々しい色合いに見えました。

弁天橋を見下ろしたところ

春なので、こんな風景も。スズメの交尾です。

交尾するスズメ

JR相模湖駅は、ツバメと仲良しの駅です。バス乗り場の屋根裏にはたくさんの巣があり、その下にはすべてフン避けのネットが張られています。

電線で鳴くツバメ

ツバメが止まりやすいように、巣のある場所の近くに横棒が渡されていたりもします。ツバメの子育てを見守る地元のみなさんや、JRの駅員さんのまなざしの優しさが感じられました。

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来館者300万人達成記念イベント『フルートとハープの調べinプラネタリウム』を開催しました。

今日(4/29)、プラネタリウムでは『フルートとハープの調べinプラネタリウム』が開催されました。

(左)フルートの浅尾 真実さん、(右)ハープの山本 文瑠さん

4月16日から販売開始したチケットは、当日まで残らず完売!
ありがとうございました!
そして、購入できなかった方はごめんなさい。

そして気になる内容は・・・

美しいフルートとハープの調べ。そして、楽曲に合わせて作られた光学式プラネタリウムの美しい星とデジタルプラネタリウムを利用した多彩な演出・・・
演奏に聞き入っていた皆様から思わず声があがる場面もありました。

あっというまの1時間。参加された方にとって、とても濃厚な時間になったのではないでしょうか。

参加者に配られた当日プログラム

今回のコンサートは来館者300万人達成記念イベントの一環として実施されました。
美しい演奏とプラネタリウムに映し出された星、そしてたくさんの方にご参加いただき、記念イベントとして相応しいものになったと思います。

ご出演いただいた浅尾 真実さん、山本 文瑠さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。本当に素晴らしい演奏ありがとうございました!

そしてなにより、参加してくださった皆様、ご来館いただきありがとうございました!

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アメリカネナシカズラの根が消えた!

4月28日朝、気持ちよく晴れたので、博物館で系統保存のために栽培しているカワラノギクの様子を確認しました。適度に雨も多いためか、芽生えも順調です。ただ、よく目を凝らしてみると・・

カワラノギクの芽生えに絡みつくものが・・

不自然にねじれたような芽生えがありました。これはなんの仕業かというと、アメリカネナシカズラです。
ヒルガオ科のつる性寄生植物で、こんなふうに寄生根(きせいこん)を寄主(きしゅ)の植物(ここではカワラノギク)に食い込ませます。

締め上げるように絡んでいます

寄主から水分も栄養も横取りするため、葉緑素を持ちません。成長点も植物らしからぬ風情です。

アメリカネナシカズラのつるの先端

何より特徴的なのは、その名のとおり、ある程度、寄生根を寄主へ食い込ませると、用が無くなった根は消えてしまうのです。根無し、というより、すぐに根が消失してしまうというのが正しいのです。この株もそろそろ・・と思って探してみると、すでに根元が干からびていました。

根元が干からびて透明になっています

さらに数時間して見てみると、乾燥してくるりと縮んでいました。

完全に地面から離れてしまったつるの根元

カワラノギクを育てているので、明らかにこれは害草(おまけに外来種)です。でも、この仲間の生態や分類には興味深いことが多く、つい、開花するまで悪さをしない程度にコントロールしつつ、育ててしまうのです。ちなみに、以前撮影したものですが、アメリカネナシカズラの花はこんな感じです。

アメリカネナシカズラの花

直径3ミリメートルほどで、やっぱり色はほぼ、ありません。何から何まで、不思議な植物です。

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生きものミニサロン 春のお散歩観察会2 を実施しました

4月27日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。今回は「春のお散歩観察会2 春のいろいろな花」をテーマに、春も終わりに近づいている生きものの様子を観察しました。
といっても、外は季節外れの寒さでしたが、まずは昨日のブログの記事でもご紹介したエビネの花をじっくりと観察して、続いてこちらへ。

ミズキのまわりで観察

ミズキの葉がこんなふうに折りたたまれています。

谷折りに折りたたまれたミズキの葉

それを開いてみると・・

中には毛虫が・・

我こそは!とチャレンジしてくれたお子さんが「ギャー!!」とすばらしいリアクションをしてくれました。脱皮前のキアシドクガの毛虫が静かに眠ってるところでした。毒の無い蛾であることも説明しましたが、やはりなんだか名前が恐ろしげですね。

落ち着いて見ると、動かないので怖くない・・

ミズキの幹にびっしりついた卵塊の跡を示すと、今度は大人のみなさんが「ギャー!」。盛り上がりました。
続けて駐車場の入口付近に移動し、クワの木に顔を近づけてなにやら見ています。

こんどはクワを観察

みなさん、目の前のものがまさか花とは思わず、開花中の花であることを説明すると驚いていました。風に花粉を運ばせる風媒花(ふうばいか)であること、雄木(おぎ)と雌木(めぎ)があることなども新鮮な情報だったようです。
さらにお隣の樹林地へ入り、今年は妙に株数が多く、元気よく生育しているこちらのシダ植物を観察しました。

注目のシダ植物の正体は・・

伸びかけの葉先を見ていただき、「これはなんでしょう?」と尋ねてみました。

「こごみ」と呼ばれる食用の部分

大人の参加者から「こごみ・・?」と小さな声が聞こえてきました。そうです。山菜としても有名なこごみ(クサソテツ)です。いつごろからここに生えているのか定かではないのですが、ミズキが枯れたり倒れたりして、明るくなった林内で一気に増えたようです。
20名以上の参加者のみなさん、それぞれに楽しんでいただけたようです。次回は5月25日(土)12時からです。お申し込み不要なのでお気軽にご参加ください。

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エビネ開花!そして明日は生きものミニサロンです!

博物館中庭のエビネが開花しました。ランの仲間らしくゴージャスな花であるのに加えて、雨に濡れてちょっと重そうですね。

エビネの花

今年は花茎がたくさん出ていて、見応えがありそうです。

“群生”と言ってよいくらい、たくさん花茎が出ています

明日(4月27日)は毎月恒例の生きものミニサロンを実施します。今回は、エビネをはじめ、春の花がまだまだたくさん見られたり、虫たちもいろいろと活発に動いたりしているので、「春のお散歩観察会2」(1は先月実施)とします。
お天気が明日のお昼までには回復することを祈って、たくさんの生きものたちと出会えることを期待しましょう。
生きものミニサロンは4月27日(土)12時から12時30分まで、参加無料、お申し込み不要です。お気軽にご参加ください。

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小雨に際立つ新緑

4月24日、緑区の仙洞寺山(せんとうじさん)で相模原植物調査会のみなさんと植物相調査を行いました。この調査は、仙洞寺山の中腹に位置する「フォレスト21さがみの森」を管理するNPO法人森づくりフォーラムと合同で行っているものです。
天気予報のとおり、朝からあまり安定しない天気模様となり、小雨がぱらつく中、林内へと入りました。明るい斜面に咲くチゴユリです。

チゴユリ

春先のこうした白い花は、晴天よりもむしろ少し雲りがちだったり、この日のように小雨でしっぽり濡れ気味だったりした方が色が映えることがあります。
こちらはイヌブナの新緑です。若い葉の表面には細かい毛がたくさん生えているので、表面張力で丸くなった雨粒が、葉の瑞々しさを際立たせています。

イヌブナ

そんな新緑に合わせてさえずるのは、センダイムシクイです。そこかしこで鳴いていました。

センダイムシクイ

こんなふうに書くと、さぞ気持ちよく調査を進められたように見えます。

相模原植物調査会のみなさん

しかし、こうして調査をしている足下には・・

ヤマビル

たくさんのヤマビルがうごめいていました。落ち葉が堆積した場所では、大小のヤマビルが、私たちの体温や呼気を感じ取って大慌てで近づいてきます。
でも、ヤマビルを恐れていては相模原市の山中で野外調査はできません。足下はヤマビル対策を万全に施して調査に臨んだので、誰も血を吸われることなく調査を終えることができました。

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吉野宿ふじや「昭和の娯楽」展

吉野宿ふじやでは、4月27日(土)から6月7日(日)まで「昭和の娯楽」展を開催します。
藤野地域住民が収集した昭和時代の懐かしいマンガ、映画ポスター、レコード。
また、地域住民の娯楽として親しまれた「藤野の村歌舞伎」についても写真パネルで紹介する盛りだくさんな展示となっています。

 

準備中の様子をご紹介しましょう。

マンガは実際に手をとって読むことができます。
また映画のポスターも、印刷されたものだけではなく、収集家の方が映画看板絵師の方にお願いして描いてもらった手描きのものが展示されます。

貴重な機会ですので、是非この機会にお立ち寄りください。

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こちらも開花!クワの花

博物館に植えられているクワの木は、カイコを飼育するためのものです。葉がだいぶ大きく広がってきました。

瑞々しいクワの葉

カイコのためなら、葉っぱさえたくさん展開してくれればよいのですが、クワの木には他にもいろいろな楽しみがあります。その一つはやっぱりクワの果実。初夏、プリプリの黒紫色に実る様子は、なぜか郷愁を誘います。
さて、そんな果実の様子は、すべてのクワの木で見られるわけではありません。なぜなら、クワは雌雄異株(しゆういかぶ)なので、木によって雌雄が分かれます。博物館で一番大きなクワの木は雌木(めぎ)です。花はこちらで、今、満開です。

これでも?満開のクワの雌花

花弁が無いので花らしくありませんが、カブトムシの角のような雌しべが、開花のしるしです。こうした目立たない花は風媒花(ふうばいか)のことが多く、花粉を風に運ばせます。実は、博物館でこれまで植えた木には雄木(おぎ)が見当たらず、100メートルほど離れた場所の大木の雄木が受粉の頼りでした。しかし今年、2年前に植えたクワの枝に花が初めて咲いたので、よーく見てみると・・

雄しべが目立つ花

雄花です!雄しべをしっかり伸ばしていました。まだ木も小さくて花が少ないので、送粉(そうふん:花粉を送り出すこと)には十分ではないかもしれませんが、これでだいぶ隣の雌木の実りも良くなるでしょう。じつは毎年、開花の季節に雄木の花付きの枝を何本か切って、強制受粉させたりしていたのです。来年あたりはこの作業も必要なくなるでしょう。
クワの花が咲くと、そろそろカイコの準備を始めなくてはいけません。今年も博物館では、6月初旬からカイコを育てる予定です。

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