およそ1か月後の5月21日(月)に、珍しい天体ショーが見られることは、すでにテレビ放送や新聞記事などでご存じの方は多いのではないでしょうか?
太陽、月、地球の順に一直線上に3天体が並ぶことで、月によって隠される太陽がリング状に見える“金環日食”が起こります。
平日の朝、ちょうど通勤、通学の時間帯に起こるため、途上での事故に合わないことも含めて安全には十分に気をつけなければいけません。自宅で観察する場合も、ぜひ安全な観察方法で楽しみたいところです。
市立小学校では安全に日食を観察するために、登校時間を1時間繰り上げ(または1時間繰り下げ)ることで各校で調整が図られているところです。
そして本日は博物館を会場にして、市立小学校の理科担当の先生を対象に安全な観察方法についての研修講座が開かれました。
受付で“さがぽん”がお出迎え
今回の研修講座はJAXAからの呼びかけで実現したこともあり、宇宙科学研究所の阪本教授、宇宙教育センターの宇津巻さんほかそうそうたる講師陣の話しに80人ほどの先生方が真剣に目と耳を傾けていました。
銀河連邦共和国建国25周年を記念して作成される日食観察用のシートが小学校全児童+教員分の38,900枚配布される予定となっており、その工作のポイント説明の後、実習をしました。
2時間半の研修講座を終えた先生方、児童への安全指導はこれからが大変になることでしょうが、ぜひともガンバってください。博物館も何らかの形でお手伝いできればと思います。
着々と準備を整えて、世紀の天体ショーを迎えたいですね。あ、、、そう言えば、5月20日に開催する博物館事業「金環日食直前ガイド」は4月20日(必着)で応募を締め切りましたが、500人ほどの方々からお申し込みをいただきました。みなさんの関心の表れですね。
(天文担当 有本)
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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