青山学院大学生がイベント参加&展示体験!~広報さがみはら中央区版3/15号に向けて~

12月上旬に青山学院大学の学生が博物館のイベントスタッフと展示準備の体験をしました。これは市中央区(区政策課)が地元の青山学院大学淵野辺キャンパスに呼びかけ、広報さがみはら3/15号の中央区版を学生と作り上げるというプロジェクトの一環です。

まずは、イベントスタッフとして、小惑星リュウグウサンプル公開の観覧者へのパンフレットの配布です。はじめは学生さんも緊張気味でしたが、子どもに優しく声かけするなど少しずつ慣れていったようです。

小惑星リュウグウサンプル公開の観覧者へのパンフレット配布

次に、展示作業の体験です。今回は12/15から展示している十二支展示「寅」の展示作業を行ってもらいました。まずはパネルとキャプション作りです。それぞれコツを学芸員から伝授しました。

「寅」展示で使用する「虎朱印状」の写真パネル作り…慎重に貼り付け中!

見栄え良くするため端(はし)を斜めにカットするのがコツです

パネル・キャプション作りの後は、いよいよ展示の設営です。主に虫ピンによるパネルの設置に取り組んでもらいましたが、苦労しがちな虫ピン打ちにほとんど苦戦することなく順調に設置していました。

意外に虫ピン打ちを順調にこなしていました

青山学院大学の学生さんの協力により完成した十二支展示「寅」は次の写真のとおりです。

十二支展示「寅」

当館初公開の市登録文化財の「力士追手風喜太郎寄進の四神」の「白虎」は必見です!

十二支展示「寅」は1/10(日)まで開催していますので、学生さんの努力の成果もご覧いただければと思います。

追手風喜太郎寄進の四神の「白虎」

 

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初“霜柱”

12月19日の朝は、相模原もこの冬一番の寒さとなりました。駐車場やお隣の樹林地には、この冬初めての霜柱が立ちました。

博物館周辺では今年初めての霜柱

水たまりには氷が張りました。

水たまりに張った氷

じつは前日の12月18日の朝もうっすら張っていましたが、今朝は厚さ2ミリメートルほどのしっかりした氷でした。

氷を取り出してみると、厚さが2ミリメートルほどありました

9時を過ぎても、日陰の落葉にはまだ霜が降りています。

落ち葉降りた霜の花

地面に落ちたテイカカズラの綿毛にも、霜が降りています。

地面のテイカカズラの綿毛にも霜が

テイカカズラと言えば、今年は綿毛の付いたタネがよく目立ちます。こちらは、ヌスビトハギ(ひっつき虫)にトラップされたタネです。

ヌスビトハギのひっつき虫にひっかかったテイカカズラ

テイカカズラは、地面をはった状態でも静かにおとなしく生育しますが、巻きついて登れる木があれば、ぐんぐんとつるを伸ばして、てっぺん付近で開花します。博物館お隣の樹林地では、ミズキがキアシドクガの大発生の影響で不健康になり、枝が落ちたり枯れたりしています。テイカカズラはそうした不健康な木、つまり、枝葉が落ちて幹によく日が当たるようになった木にとりつくと、またたく間につるを伸ばして梢まで覆いつくします。

枯れかけたミズキにとりついて大繁茂しているテイカカズラ

そうして日光を存分に浴びて開花、結実します。今年、テイカカズラのタネがたくさん落ちているのはそんな訳があるのでした。キアシドクガの大発生は、こんなところにも影響を及ぼしています。

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生きものミニサロン「自然の素材でクリマスリースをつくろう」を実施しました

12月18日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。
今月のテーマは、これも毎年恒例の「自然の素材でクリマスリースをつくろう」です。こちらが、今回の素材です。どれも、博物館のまわりや相模川で採集してきた自然素材です。

身近な自然素材にこだわりました!

まず、クズのつるを、輪の形に整えて土台を作ります。そこに、ヘクソカズラのつると果実、アオキとマンリョウの葉と果実、ヒイラギの葉、ツルウメモドキやノイバラの果実などで装飾していきます。

土台になる、クズのつるの輪を作ります

お母さんのお手伝い!

みなさん、土台を作るのにちょっと苦労していましたが、デコレーションを始めると夢中で葉や果実をつけていました。

色や形のバランスを考えながらデコレーションしていきます

コンパクトに、豪華にまとめています

色とりどりの素材を均等に飾り付ける人、渋めの色合いでワンポイントの赤い果実をつける人、小さいけど密度の高い装飾に凝る人など、ひとそれぞれのリースができています。

見ているだけで楽しい気分になるようなリースです

植物が大好きでいつも参加してくれています。植物への愛を感じるリースです!

最後に、それぞれのリースを持って記念写真です。

つくったリースを持ってポーズ!

みなさん、同じ素材を使っているのに、それぞれがアート作品のような個性あふれるリースを作ってくれました。
ちなみに土台のつるは、前日の雨上がりの相模川で採集してきました。乾いてしまうと土台づくりの途中でポキポキと折れてしまうので、直前の採集になります。力仕事をしてくれたスタッフにも感謝ですね。

前日の相模川の河原で土台になる、クズのつるを採集しました

次回は年が明けて1月22日(土)12時からとなります。お楽しみに!

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十二支ミニ展示「寅」はじまりました!

毎年恒例の、十二支ミニ展示がスタートしました!
令和4年の干支は「壬寅(みずのえとら)」なので、今回は「寅」にまつわる市内の資料を紹介しています。

十二支ミニ展示「寅」

注目の資料はこちら。追手風喜太郎(おいてかぜきたろう)寄進の四神(しじん)から「白虎(びゃっこ)」像(市登録文化財)です。

白虎像(上)と虎目石(下)

これは、江戸時代後期の力士で、大関(江戸時代の最高位)までになった市内緑区小渕(おぶち)出身の追手風喜太郎が、故郷の三柱(みはしら)神社へ寄進した四神像の一つです。生家から令和元年に当館へ寄贈されたもので、今回が初めての展示となります。
また、当館ではトラのはく製は所蔵していませんので、「とら」つながりでトラツグミのはく製を展示しています。

トラツグミ(はく製)

山地の樹林内で繁殖し、夜中に「ヒィー」と一声ずつ鳴くその声から、かつては妖怪の「鵺(ぬえ)」にたとえられてきました。しかし、その姿は全身の虎斑(とらふ)模様と大きな丸い目が美しい鳥です。トラツグミは冬のこの時期、博物館周辺の樹林にも生息していますが、地面にいると虎斑模様が保護色になってなかなか見つかりません。
他にも、「とら」が名前に入る植物の標本や写真、虎目石(タイガーストーン)、市内の無量光寺(むりょうこうじ)に伝わる小田原北条家の虎朱印状(写真)などを展示しています。

オカトラノオ(サクラソウ科)の標本と写真

ミニ展示は1月10日まで。年賀状や年賀メール用のモチーフにも使えるかもしれません。博物館へお越しの際はぜひご覧ください。

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濃い虹

12月14日、朝から降っていた雨がお昼ごろに弱まり、その後もだらだらと降ったりやんだりの中、午後3時半ころ、西日が射しました。これは、虹が出る好条件です。早速カメラを持って博物館の屋上へ上がりました。

完璧なアーチを描いた虹

果たして・・・虹はくっきりと現れていました。完全なアーチを描いたのですが、条件が良かったために大きすぎて、24mmの広角レンズでも収まりませんでした。
虹は、観察者を基点として太陽と正反対の方向、つまり対日点を中心に42度(外側)の角度に主虹(しゅこう)が出ます。この日の虹はとても明瞭で、副虹(ふくこう)と呼ばれる53度の角度に出る虹も薄く見えました。

写真ではちょっとわかりにくいのですが、肉眼では副虹がはっきり見えました

ちなみに、主虹と副虹は、色の配置(主虹は内側が紫で外側が赤)が逆になります。
さらに、一番濃く見えているときには、主虹の内側にさらに干渉虹(かんしょうにじ)と呼ばれるものも見えました。

主虹の紫の内側に、ブレたように干渉虹が見えます

これは、大きな雨粒でできた虹で、太陽光の干渉によって現れます。干渉虹、または過剰虹(かじょうにじ)や余り虹などと呼ばれるのですが・・なんだか味気ないネーミングですね。もっと素敵な名前が付かないものかと、干渉虹を見るたびに思います。

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上鶴間公民館で「軍都さがみはら」の話をしました

12/9に上鶴間公民館成人学級のひとコマとして「軍都さがみはら」の講座を行いました。

約30人の熱心なみなさんが参加されました

今年の夏に当館にて開催した企画展「軍都さがみはら展~国内最大の町 誕生物語~」を見た上鶴間公民館から、公民館の成人学級でもぜひ講座をしてほしいと依頼があり、お話しさせていただきました。

久々の対面での講座でした

陸軍士官学校の移転、市域内の陸軍施設の紹介、軍都計画、国内最大面積の町 相模原町の誕生などについてお話し、途中の休憩を少し長めに取り、その時間に当館から持参した練習用手りゅう弾、千人針などの戦争関係資料を手に取って見てもらいました。

戦争関係資料に興味津々の参加者でした

上鶴間公民館では「てくてくマップ」という探訪マップを作成し、相模大野周辺の戦争関連の巡回コースもある効果もあってか、質疑応答では非常に積極的かつ講座内容をよく理解された質問が多くありました。

周辺の散策が楽しめる「てくてくマップ」…当館学芸員も少し協力

今後も市の特徴的な歴史のひとつである「軍都さがみはら」に関する紹介を図っていきたいと思います。

なお、当館ホームページ「ネットで楽しむ博物館」では、企画展「軍都さがみはら」の展示解説動画の配信を行っていますので、ぜひご覧ください。

「ネットで楽しむ博物館」はこちら。

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リュウグウのサンプル公開 最終日!銀河連邦物産展あります!

はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルの公開も、本日12月12日が最終日です。事前申し込みに当選された方も、いち早くサンプルを見たいと、朝は入館待ちの行列ができました。

開館前には開館待ちの行列ができました

そして、この日だけの企画、「銀河連邦物産展」が出店します!

開店準備中です

銀河連邦とは、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の研究施設が置かれている、または、置かれていた日本の自治体で構成され、「ユーモアとパロディの精神」に則って交流する組織です 。連邦加盟の全国の自治体の物産を販売しています。

北海道から鹿児島まで、各地の物産が並びます

なんと!相模原の物産として「はやぶさ2酒まんじゅう」もあります。酒まんじゅうは、古くから相模原に伝わる郷土食です。郷土食と郷土の誇りであるはやぶさ2のコラボ、すばらしいですね!数に限りがありますのでお早めに!

にこにこ星ふちのべ商店会オリジナルの、はやぶさ2酒まんじゅう

※本日(12月12日)のサンプルの公開は、事前申し込みで当選された方のみとなります。当日整理券の配布はありませんのでご注意ください。なお、館内は通常開館しており、事前申し込みをされていない方も、リュウグウのサンプル公開以外の展示室、プラネタリウムの観覧、物産展などでの購入は可能です。

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リュウグウのサンプル公開、6日目 じつは、あのさがみんは・・

12月11日、はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルの公開も6日目になりました。
サンプル展示スペース入口の受付には、さりげなく、相模原市のマスコットキャラクターの「さがみん」が座っています。

あの!さがみんです!

じつはこのさがみん、はやぶさ2帰還カプセルの回収班特別隊員の、あのさがみんなのです!JAXA藤本正樹副所長を隊長とする回収班のみなさんとオーストラリアまで行った証拠に、JAXAはやぶさ2プロジェクトのワッペンをちゃんとつけています。こちらもぜひご覧ください(撮影も可能です!)
そしてもう一つ、昨日、津田雄一プロジェクトマネージャが来館されました。展示ケースの後ろに張られた紙に・・

展示ケースの裏側に・・

サインをしてくださいました!100点満点で10000点!という名言とともに。
こちらも撮影可能です。観覧される方はぜひこちらもご注目ください。

津田雄一博士のサインです!(2021年12月10日)

※サンプルの公開は、11日と12日は事前申し込みで当選された方のみとなります。当日整理券の配布はありませんのでご注意ください。

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在日米陸軍基地管理本部司令官が来館されました

12月8日、在日米陸軍基地管理本部司令官のクリストファー・トムリンソン大佐夫妻が来館、小惑星リュウグウのサンプルを観覧されました。

藤本副所長(左)の説明に聞き入るトムリンソン司令官(左から二人目)

本村賢太郎相模原市長がお出迎えし、JAXAの藤本正樹副所長とキュレーション担当の安部正真博士からサンプルについての解説をいただきました。

はやぶさ初号機実物大模型の前で

はやぶさ2帰還カプセル回収の経過や、分析が進められているサンプルの映像や写真も交えた説明には、司令官からも多くの質問があり、藤本副所長の解説にも熱が入りました。

リュウグウのサンプルを観覧されるトムリンソン大佐夫妻 (米軍広報による映像の撮影もありました)

トムリンソン大佐夫妻と談笑する本村市長(左橋)と藤本副所長(右端)

はやぶさ2の成果に世界から注目が集まっていることを、改めて実感しました。

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青山学院大学生が博物館を取材中!~広報さがみはら中央区版3/15号に向けて~

12/3に青山学院大学の学生が博物館内で撮影を行いました。これは市中央区(区政策課)が地元の青山学院大学淵野辺キャンパスに呼びかけ、広報さがみはら3/15号の中央区版を青山学院大学の学生と作り上げるというプロジェクトの一環でした。

まずは中央区職員も一緒に館内を下見しています

大学生の視点で中央区の魅力を紹介するというコンセプトの中で、学生のみなさんが博物館を中心に紙面構成を検討していただけることとなり、何回かの打合せなどを経て今回1回目として、学生さんが制作する映像の素材となりそうな常設展示室内の撮影を行いました。

宇宙の映像は良い素材になりそう…

撮影と言っても今どきの大学生は、全てスマホでの撮影です。スマホによるカメラワークも手馴れたもので、我々の方が今後の動画配信などを行う上で、大変参考になりました。

常設展示で最も迫力ある段丘崖ジオラマも良い素材に

開拓農家の屋根の花(アヤメ)に着目

このあともこのプロジェクトは継続し、今後もイベントの撮影の他、展示作業などにも参加いただき、博物館の活動をとおして中央区の魅力を発信する紙面作りに取り組んでいただく予定です。

トリックアートのような展示も楽しみながら撮影

博物館としても関わりが少ない大学生との連携は大変ありがたいことなので、今後さらに協力していきたいと思います。動画も多くの方に見ていただけるようにしていきたいと考えています。

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