生物分野実習4日目 生きものミニサロン本番!

こんにちは、生物分野の実習生です。
今日は待ちに待った生きものミニサロン【じぶんだけのパッチン虫をつくろう!】の開催日です!
内容は、パッチン虫=コメツキムシの動きを真似した工作をする、という企画です。

10分ほど前に看板前に集まり呼び込みをしていきます。
いっぱい人が集まってうれしい気持ちと失敗したらどうしようと緊張しています。

開始を待つ参加者の皆さん

いよいよ始まりました。
クイズを出したのですがみんな参加してくれてよかった!

3択クイズです

相模原市内にいるコメツキムシの標本をみせたところ食いつくようにみていただけて、興味津々でうれしいです。

虫めがねで観察

工作をしていきます。
自分好みにデコレーションしていきます。
カラフルなコメツキムシがいっぱいできました。

色を塗りました

工作を終え、みんなで飛ばしていきます。
飛びました!

おおきく、「パッチン!」

本日は一回目二回目合わせて約40名と多くの方にお越しいただきました。
ご参加ありがとうございました!
(生物分野実習生)

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考古分野 実習1・2日目(体験イベント開催しました!)

こんにちは!!考古分野の実習生です。

石器づくり実演

1日目の8月22日は、エントランスで石器づくり実演を行いました。
石や鹿のツノを使って黒曜石(こくようせき)を打つたびに、カーンと気持ちの良い高い音が鳴ります!
101名の方にみていだだき、世代を問わずたくさんの方に興味をもっていただけました。

2日目の8月23日には、エントランスで土器×2タッチを行いました!

土器×2タッチ準備中!ドキ×2

細心の注意を払い、土器を準備しました。
たくさんの方々に来ていただけるか、内心ドキドキでいざ開幕!

子どもたちも興味津々!!

231名の方に実際の縄文土器などに触れていただきました!
見るだけではわからない、土器の重さや質感を体感していただけたと思います。
楽しんでいただけたようで、ホッとしました!
(考古分野実習生)

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処暑ですが・・

8月23日は二十四節気の処暑でした。処暑とは、暑さがやわらぎ、朝晩は涼しくなるころ・・という意味なのですが、まだまだ暑いですね。
そんな中、生物分野の博物館実習生は「生きものミニサロン」で使う昆虫を、汗水流しながら探していました。後ろからそんな姿を眺めていたら、エノキの葉の上にイモムシを見つけました。

葉の上にいますが、保護色のためうっかりすると見過ごしてしまいます

アカボシゴマダラの幼虫です。特定外来生物なので喜んではいられないのですが・・このイモムシ、どうしようもなくかわいいのです。風が吹いて葉が揺れると、頭を持ち上げました。

頭を持ち上げたところ

思わず、写真を撮って喜んでしまいました。
ちなみに成虫は大型のチョウです。

アカボシゴマダラの成虫

このところ、博物館周辺では一番たくさん飛んでいるかもしれません。外来種問題を象徴するような困った存在ですが、その原因を作ってしまったのは人間です。アカボシゴマダラはただ、そこで懸命に生きているだけです。
そんなことを考えるとちょっと複雑な気持ちになりますが、ふと見たら、在来種のチョウも飛んできました。アオスジアゲハです。

アオスジアゲハ(在来種)

外来種でも在来種でも、やっぱり生きものを見ると嬉しいのが、正直な気持ちです。それは忘れずに、観察していきたいと思います。
(生物担当学芸員)

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生物分野実習3日目(8月22日)明日に向けて

こんにちは。生物分野実習生です。
本日も昨日に引き続き、23日の土曜日に控える生きものミニサロンの準備を進めていきました。昨日までに決めた流れの中で、何がいくつ必要になるか、何をどう見せて伝えるか、具体的な実施内容を決め、さらに必要となる道具などを揃えていきます。

コメツキムシを求めて奔走

課題だったコメツキムシの生体を見事捕獲することができ、今回のミニサロンの主役を迎え入れました。
捕獲したコメツキムシから資料となる写真や映像を撮っていく中で、生体や標本を綺麗に撮影する手法を学芸員さんに教えてもらいます。

光の調整をしながら撮っていきます

録画している様子。主役が動いてくれるのを待ちます・・・
※白い所に置いたコメツキムシを撮影しています

道具や資料が出そろったことで、生きものミニサロンのリハーサルを行い、打合せをしていきます。

全員で試行錯誤

迫る本番に向け、一日準備に時間をかけていきました。
いよいよ明日、12時と14時30分に生きものミニサロン実施です・・・!皆様ぜひお越し下さい!
(生物分野実習生)

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生物分野実習2日目(8月21日)生きものミニサロン準備中!

分野別2日目
こんにちは!生物分野実習生です。

今日は8月23日に実施する生きものミニサロンの準備をしました。
流れと時間配分を考え・・・博物館は生涯学習の場でもあります。スムーズに運営できるよう、参加してくださった方たちの理解が深まるよう、学芸員さんのアドバイスのもと、準備していきます。
今回のテーマの昆虫の標本を見て、選びます。

何の昆虫か分かるかな

ドイツ箱(標本箱)の開け方を教わって・・・

手つきが大事

開けます!しっかり密閉されていることがよく分かりました・・・

開かない(泣

標本がごちゃごちゃにならないように、ラベルをつけます。

慎重に作業を進めます

生きものミニサロンは、土曜日の12時と14時30分に実施します。ぜひお越し下さい!

(生物分野実習生)

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2025年度 歴史分野 博物館実習~展示に向けた野外調査をしました~

こんにちは!歴史分野の実習生です。
8月21日の分野別実習2日目では展示に向けた野外調査を行いました。
まず橋本駅の近辺では、橋本駅→橋本駅ゆかりの碑→照手姫モニュメントの順番で巡りました。
橋本駅の由来を知る事が出来ました。

橋本駅

橋本駅ゆかりの碑

次に、神明大神宮→秋葉大権現(火伏せの神様)→徳本念仏塔→香福寺の順番で市街地を散策しました。
神明大神宮、香福寺ともに広く緑が豊かでした。

神明大神宮

香福寺

途中、相模原市の名物である酒まんじゅうを食べて休憩しました。
とても美味しかったです!

最後に、瑞光寺→牛久保家の長屋門を見学して、両国橋を通り境川の川沿いを歩いて橋本駅に戻ってきました。
境川は、神奈川と東京の県境なので、間に立ってみて不思議な気分になりました。

瑞光寺

午後は博物館に戻り、今日の野外調査で得た情報をもとに分野別展示実習に向けた内容の話し合いを行いました。

暑い中、無事に野外調査を終えることが出来ました。
皆さんに興味を持って頂ける展示を作れるように頑張ります!

(2025年度 歴史分野実習生)

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危険な雲、積乱雲

8月後半、猛暑が続いています。そして、どこかしらで午後になると、にわか雨や雷雨の情報が入る毎日です。8月20日午後も、出張帰りに博物館近くを歩いていると遠くで雷鳴が聞こえてきました。南西の空を見ると、迫るように発達中の積乱雲が出ていました。

手前の雲の奥に積乱雲が発達しているはずです

積乱雲こそ、雷をもたらす雲です。そして、この雲が列をなしてほぼ同じ場所に次々と沸き続けるのが、線状降水帯です。最も危険な雲と言えるでしょう。よく、積乱雲と夏雲を代表する入道雲が混同されることがあります。確かに、積乱雲の中には遠目には入道雲のように見えるものも少なくありません。しかし、入道雲は別の名を雄大積雲と言い、縦に発達した積雲です。真下に、にわか雨を降らすくらいでそれほど危険な雲ではありません。

雄大積雲(いわゆる入道雲)

積乱雲は、急速に発達し、時として雲ができる限界の高度まで達します。積乱雲が近くで発達していると、急にあたりが暗くなるので、そもそも雲の上の方まで見えません。
最初の写真の雲は少し遠方で発達していたので、博物館へ戻ってから改めて屋上で撮影しました。

結局近くまで発達してこなかった積乱雲

相変わらずゴロゴロと雷鳴が鳴っていて、雲の真下は雷雨になっていたかもしれません。しかし、この日は結局、博物館周辺まで雲が発達してくることはなく、雷雨もありませんでした。
積乱雲は、雨雲レーダーなど見ていると移動してくるように見えますが、実際には突然真上で発生して雷雨になることもあります。雨が降り出す予兆は風です。突然風が強くなり、あたりが暗くなったら要注意です。開けた場所にいると危ないので、すぐに建物や自動車の中へ入ってください。
しばらく積乱雲が出やすい天候が続きます。くれぐれもご注意ください。
(生物担当学芸員)

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民俗分野実習4日目~「福の会」の皆さんと資料整理

こんにちは。民俗分野の実習生です。

今日は、民俗分野のボランティア団体「福の会」の皆さんと一緒に、資料の整理を行いました。

実習生3人にとっては初めての作業でしたが、皆さんに教えていただきながら進めることができました。

 

寄贈された資料にはひとつひとつに番号を付け、状態等をカードに記入したり、写真を撮って残すことで、大切に保管しています。
作業の工程は決まっていますが、資料の掃除や写真の撮影、付票の取り付けなどは、資料に合わせた方法を考えながら行いました。

また、展示の準備も進めました。昨日に続き、パネルやキャプションの文面を検討しました。

いよいよ実習もあと2日です。最終日の展示に向けて、引き続き取り組んでいきたいと思います。

(令和7年度民俗学実習生)

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エサキモンキツノカメムシの卵保護

博物館の敷地には、ミズキやクマノミズキが何本も生えています。
その葉っぱの裏で、子育てのシーズン真っ盛りを迎えた虫がいます。
エサキモンキツノカメムシという、長い名前のカメムシです。

体の下に1齢幼虫がいます

エサキモンキツノカメムシは、たくさんの卵をまとめて産み、卵塊(らんかい)を作ります。その後、メスが卵と若い幼虫に覆いかぶさり、守ってあげる生態を持っています。
こちらのメスが守っている幼虫は、頭部と胸部が黒い2齢幼虫。親離れが近い頃合いです。

たくさんの幼虫がいます

別の枝でも、2匹のメスがそれぞれ卵を守っていました。

2頭の雌と卵塊(らんかい)

小さい体で卵を守る様子が、とてもけなげです。
(動物担当学芸員)

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民俗分野実習3日目~展示の下準備~

こんにちは、民俗分野の実習生です。
昨日は9月6日からの展示に向けて、準備を始めました。
テーマや扱う資料は決まっていますが、どういった内容にするかは自分たちで考えなければいけません。

展示資料を選んでいる様子

展示するものを決めたら、次は展示の手法や会場のレイアウトを決めます。パネルや資料を置くために、どれほどのスペースが必要かなどを考え、展示の構成を考えます。

展示について学んでいる様子

 

そして展示の中で最も重要なものの一つが、キャプションづくりです。言葉遣いや見やすさ、紹介する情報の選択を行い、見る人にとって最も分かりやすいものはどれかなどを考えて作っていきます。
本番に向けてより良い展示ができるように頑張っていきます。

(令和7年度民俗学実習生)

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