今年も始まります!探検!発見!クイズラリー2025

当館ボランティア「市民学芸員」による人気の夏季恒例のクイズラリーの季節が今年もやってきました。その名も「探検!発見!クイズラリー2025」!
このところは夏休みの終わり頃の開催が続いていましたが、今年は本日7月25日(金)~27日(日)の3日間行います。夏休みのスタートダッシュに、たくさんのご参加をお待ちしています!

準備にも気合が入ります!

ここで、今年のクイズラリーの内容をちょっとだけ紹介したいと思います。
クイズは、例年どおり難易度別の2パターンをご用意しています。展示資料をよく観察して、自然・歴史展示室の各コーナーと天文展示室から1問ずつ出題された各6問に解答します。

1つは「クロスワードクイズ」で、各コーナーの答えを並べてキーワードを導き出す、クイズが得意な方にもチャレンジしていただきたい内容となっています。

そして、もう1つは恒例の○✕クイズ、ではなく「どっちかなクイズ」です。2つの画像から正しいものを選んで答える形式で、直感的に解答できるため、年齢問わず挑戦しやすいクイズです。

全問正解者には、今年も先着順で選べる記念品をプレゼントします!奮ってご参加ください。

選ぶのが楽しみな記念品

また、クイズラリー2日目の7月26日(土)は、毎年人気のフロア解説「岩石かあさん」によるパフォーマンスを1日4回(各回5~6分程度)行います。今年の演題は「丹沢ができるまで」です。クイズラリーとパフォーマンスの詳細はこちらをご確認ください!

岩石かあさんのパフォーマンス(昨年の様子)

このクイズラリーは当日の運営だけでなく、問題や解説の作成、記念品の用意に至るまで、全て市民学芸員による自主企画となっています。開館30周年を迎える当館は、リニューアルオープンしたプラネタリウム※要予約)、2つの企画展など目白押しですが、ぜひクイズラリーもお楽しみいただきたいと思います。

(歴史担当学芸員)

【『イベントニュース 2025年7月号』に関するお詫びと訂正】
『イベントニュース 2025年7月号』における「探検!発見!クイズラリー2025」の記事に誤りがございました。正しくは以下のとおりです。訂正してお詫び申し上げます。
(誤)
・小さなお子さま向けの○✕クイズ
・「岩石かあさんのパフォーマンス」について:会期中は毎日
(正)
・小さなお子さま向けのどっちかなクイズ
・「岩石かあさんのパフォーマンス」について:7月26日(土)のみ

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プラネタリウムリニューアル後、初めての週末は大盛況でした

7月16日にリニューアルオープンしたプラネタリウムは、7月19日~21日の3連休で初めての週末を迎えました。ほとんどの上映回が満席になるなど、大盛況のうちに終了しました。

毎回開場前には長蛇の列ができました

年間パスポートを求められるお客様も多く、新しいプラネタリウムへの期待の大きさを感じました。明日、7月22日は休館日となりますが、23日からは夏休み特別上映期間となります。27日までは事前予約が必要になりますので、詳しくはこちらをご覧ください。
7月21日には、開館30周年記念企画展「相模原市立博物館 30年の歩みを未来へ」の展示解説も実施しました。

たくさんの方にご参加いただきました

この展示解説のために来館された方も多く、午前、午後とも多くの方に参加いただきました。担当した若手学芸員から「30年のうち1年ちょっとしかいない自分が解説するのですが・・」との枕に場が和みます。

博物館には何人の人が働いているのか?といった話題にみなさん興味津々でした

資料だけでなく、博物館で働く人や、活躍するボランティアグループのみなさんの様子なども交えて紹介したことで、博物館の活動が立体感をもって伝わったのではないかと思います。
企画展は9月28日まで続きます。同じく特別展示室で開催中の「第10回 わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展」 は8月17日までとなります。プラネタリウムをご観覧の際にはぜひこちらへもお立ち寄りください。
(生物担当学芸員)

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カラ類の巣立ちビナ

プラネタリウムのリニューアル、一般上映開始の2日目となりました。本日は午後からのみの上映ですが、午後の最初の上映は満席となっています。午後の2回目はまだ少し余裕があるようです(7月18日正午現在)。席に余裕のある回のみ当日券をご用意していますが、なくなり次第終了となりますのでご注意ください。

さて、そんな中ですが、通常の調査活動も粛々とやっています。お隣の樹林地内で外来生物の調査を行っていると、樹上からチチチ、ジージーなどとたくさんの鳴き声が聞こえてきました。シジュウカラをはじめとした、いわゆる「カラ類」の家族群でした。

シジュウカラの巣立ちビナ

ほんとうにたくさんの数がいて、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、メジロなど、おそらく全体で50羽前後はいたはずです。

エナガの巣立ちビナ

巣立ってからあまり時間が経っていない個体や、すでに幼羽がほとんど見られない若鳥もいて、1回目の繁殖で巣立ったヒナと2回目のヒナも加わって大きな群になっているのでしょう。
枝から枝を右往左往しているうちに、いつの間にか群は移動して、静寂が訪れました。
ふと近くのクワの木を見ると、キボシカミキリが3頭、とまっていました。

キボシカミキリ

クワやイチジクなど、クワ科の樹木を好む昆虫です。時として大発生し、クワに大きな被害を与えますが、このところ、よく見かけます。あまりたくさん発生してクワにダメージを与えないでほしいなと思いながら写真を撮りました。

明日から3連休、プラネタリウムは6回投影を行います!最新鋭のプラネタリウムをぜひ見に来てください!
(生物担当学芸員)

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市民学芸員視察研修、今年は大磯町へ行ってきました!

少し前のことになりますが、6月18日(水)に毎年恒例の市民学芸員視察研修へ行ってきました。視察研修とは、当館の博物館ボランティア「市民学芸員」が、他館園の活動の様子をそこで働く職員の方から伺ったり、見学したりすることによって、今後の博物館活動をより良いものにするための館外研修です。

今年は、潮風かおる海沿いのまち、神奈川県中郡大磯町にある大磯町郷土資料館旧吉田茂邸にご協力いただき、視察研修を実施しました。

まずは、大磯町郷土資料館にて、学芸員の方から館の概要についてお話いただきました。

皆さん熱心にお話を聞いています。

大磯町郷土資料館は「湘南の丘陵と海」をテーマに、地域の考古と歴史、民俗及び自然について学べる施設です。開館は昭和63(1988)年で今年37年目を迎えますが、平成28(2016)年にリニューアルがあり、この後に見学した展示室などは新しくきれいな印象を受けました。

ウミガメの剥製を背に、海のお祭りの解説を聞いています。

やはり海沿いの町らしく、自然や民俗資料は海に関係するものが充実しています。また、「政界の奥座敷」と呼ばれ、伊藤博文や大隈重信、西園寺公望など著名な政治家が邸宅等を構えた大磯町は、近現代史のコーナーも重厚です。
視察研修では、市民学芸員の皆さんが活動拠点とする相模原市とは異なる自然や文化、歴史に触れられることが醍醐味ですね。

キャプションづくりについてお話を伺っています。

さらに、先方のご厚意により、常設展示の展示替えやキャプションづくりについてなど、具体的な展示制作のお話も伺いました。市民学芸員の活動の中で展示に携わる機会もあるため、皆さん興味津々です。

午後には国道1号線を挟んでお向かいにある旧吉田茂邸を見学しました。

まずは楓の間(応接間)で施設の概要を伺います。

旧吉田茂邸は、その名のとおり内閣総理大臣を務めた吉田茂(明治11(1878)-昭和42(1967)年)が暮らしていた邸宅です。現在の建物の大部分は平成21(2009)年の火災により焼失し、その7年後に再建されたものですが、吉田茂が暮らした当時の邸宅が復元されています。また、内部にはゆかりの品々が多数展示されているほか、焼失を免れた兜門やサンルームは当時の面影を残します。

賓客をもてなすのに使用したローズルーム(食堂)

書斎や寝室にある脱出口の中も特別に覗かせていただき、「要人の邸宅にはこんな備えもあるのか」と皆さん興味深く見入っていました。

この日は梅雨入り間もない時期とは思えないほどの猛暑でしたが、参加者それぞれが多くの学びを得られたようです。
今後の市民学芸員活動に、どうぞご期待ください!

(歴史担当学芸員)

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生きものミニサロン 7月、8月は第4土曜日に開催します

毎月第3土曜日に開催している生きものミニサロンですが、7月、8月は第4土曜日に開催します。

7月の開催日:7月26日(土)
8月の開催日:8月23日(土)

ご参加をお待ちしています!

6月の生きものミニサロンで観察した外来種の昆虫のチュウゴクアミガサハゴロモは、相変わらず博物館の回りにたくさんいます。

チュウゴクアミガサハゴロモの成虫

特にクワやコブシの木を探すと見つかりやすいかもしれません。
(動物担当学芸員)

 

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プラネタリウム、リニューアルオープン!!

7月16日、いよいよプラネタリウムのリニューアルオープンの日を迎えました。抽選で選ばれた市民のみなさまなど170名へのお披露目上映です。
まずは、本村賢太郎相模原市長のごあいさつです。

本村市長のごあいさつ

そして、いよいよ点灯式です。本村市長、大槻和弘相模原市議会議長、鈴木英之相模原市教育長、そして式典を盛り上げる演出に協力してくれている、橋本小学校の代表児童のお二人による点灯(スイッチオン)です。

点灯式

会場のカウントダウンで点灯した満天の星に、歓声が上がりました。
その美しい星空に見とれていると、司会も務めていただいたRuuさんの歌声が響き、続いて橋本小のみなさんによる合唱が披露されました。

橋本小学校のみなさんによる合唱

満天の星に、児童のみなさんの歌声が響く様子はとても感動的でした。

客席に背後から光があたるのは、学習投影の際に手元テキストを見ながら観覧できるための新しい機能です

そのあとは通常と同じ、プラネタリウム番組が上映されました。

湧き上がる雲の映像も、新しい機能の一つです

終了後、橋本小のみなさんから素敵な感想をたくさんいただきました。

思いのこもった感想をいただきました

CHIRONⅢSAGAMIHARAをバックにポーズ!

明日からは通常上映が始まり、7月27日までは予約制となります。上映回によっては席にまだ余裕があります。新設された特別席や、年間パスポート、リニューアルを記念したデジタルスタンプラリーのご案内などもありますので、詳しくはこちらをご覧ください。

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カイコ日記(7月15日)産卵しています!

7月15日、羽化した成虫の中にオスとメスがいたため、交尾させてからメスを離し、産卵させる紙の上に置きました。

産卵するメス

すると、すぐに産卵を始めました。

一つ一つ丁寧に、約600個の卵を産みます

紙の上に一つ一つ、丁寧にそっと置くように産卵していきます。動画に録ったので、ぜひご覧ください。

産んだばかりは黄色い卵が、1~2日すると、おそらく青灰色になります。色が変化した卵は来年の春に孵化しますが、残念ながら、孵化のタイミングを揃えるには専門的な技術と温度管理が必要になります。また、今回育てた「かい・りょう×あけ・ぼの」のような実用品種は、優良品種を掛け合わせて作られているものなので、その2世代目は品質も揃いません。こうした理由から、この卵は展示に使用した後は焼却処分します。来年育てるカイコの卵は、また改めて専門の業者から購入します。ちょっと残酷なようですが、育てる見込みのないものは、卵の段階で処分することも必要なのです。
(生物担当学芸員)

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プラネタリウムの内覧会を開催しました

7月13日午後、いよいよ来週7月16日にリニューアルオープンするプラネタリウムの、関係者向けの内覧会を開催しました。
リニューアル前のプラネタリウムをご存知の方は、まず場内の洗練された内装と演出照明に驚かれていました。

室内全体が新しくなりました

内覧会のスタートは、本村賢太郎相模原市長によるあいさつです。世界に誇る性能や、それを生かした「宇宙を身近に感じられるまち さがみはら」をさらに推進していく展望などが述べられました。

あいさつする本村市長

そして、プラネタリウムの主役である光学式投影機「CHIRON Ⅲ SAGAMIHARA」(ケイロンスリーサガミハラ)やデジタル投影機とのハイブリッドシステムの特徴が紹介された後、いよいよ投影開始です。

途中、CHIRONⅢ SAGAMIHARAがライトアップされました

このプラネタリウムの美しさは、なんといっても満天の星と天の川です。

天の川はすべて小さな星で表現されています

デジタル映像もすばらしく、迫力ある映像に圧倒されます。また、写真では表せないのですが、音響設備も一新して、立体的な迫力あるサウンドを楽しめます。

デジタル映像も高精細で明るくなりました

終了後、報道関係者による取材も熱を帯びました。

囲み取材を受ける本村市長

CHIRONⅢ SAGAMIHARAも大人気

新しいプラネタリウムのオープンはいよいよ来週です。16日は記念式典のため、事前の抽選で選ばれた方のみご入場できます。17日からは一般投影が始まります。7月27日までは観覧に事前の予約が必要となります。また、日によって開館時間を延長した第6回の投影もあります。詳しくはこちらをご覧ください。
美しく、リアルな星空をぜひ体験してください!

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企画展の展示解説を実施しました!

昨日(7/12)は2つの企画展のオープン初日でしたが、それに合わせ、博物館開館30周年記念企画展「相模原市立博物館 30年の歩みを未来へ」の展示解説を実施しました。

博物館のこれまでについて解説中…

当展覧会の担当学芸員が、展示の見どころポイント等を約20分間お話ししました!

同時開催の「わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展」ポスター越しに…

展示解説は7月21日(月・祝)にも実施予定です。
また、8月2日(土)には、博物館のウラ側をご案内するバックヤードツアーを開催します。
詳細は下記のとおりです。
<相模原市立博物館 30年の歩みを未来へ 関連事業>
1.展示解説
日 時:7月21日(月・祝) ① 午前11時~午前11時30分 ② 午後2時~午後2時30分
会 場:特別展示室
対 象:どなたでも(希望者は直接会場へ)
2.博物館バックヤードツアー
日 時:8月2日(土) ①午前11時30分~正午(受付:午前11時~)②午後2時30分~午後3時(受付:午後2時~)
定 員:各回20名(先着順)。エントランスで各回開始30分前から整理券を配布します。

ご参加をお待ちしております!
(動物担当学芸員)

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二つの企画展がオープンしました!

7月12日(土)、二つの企画展がオープンしました。一つは、博物館開館30周年記念企画展「相模原市立博物館 30年の歩みを未来へ」、もう一つは、「第10回 わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展 」です。

特別展示室入口の様子

まずは30周年展、盛りだくさんの内容となっています。

展示室の3分の2のスペースで「30年の歩み」展を開催しています

これまでほとんど展示されてこなかった資料や、大きな資料も・・

相模原市立博物館のこれまでの歩みだけでなく、博物館の機能や専門分野の仕事、バックヤード、そして、私たちの普段の仕事の様子や、ボランティアのみなさんの活動なども紹介しています。

昨年12月まで動いていたプラネタリウムの光学式投影機、HELIOSが今回も登場!操作もできる!?

こちらは、これまでの企画展・特別展のポスターを縮小して印刷したコーナーです。30年間でこんなに展示をやったんだ!(160本!)と圧巻ですが、じつはこれがすべてではありません。スペースの都合や、中にはポスターの現物が残っていないものもありました。

これまでのポスター(縮小)と、図録も展示

そして注目は、こんなパネルです。これは、各担当の学芸員が資料についてワンポイント解説をしているものです。

ワンポイント解説は、各担当者の似顔絵付き

似顔絵は、なんと当館の歴史担当学芸員が描いたものです。よく似ていると評判です。学芸員だけでなく、館長や、学芸業務に関わる他の職員の似顔絵もあります。ぜひ展示室でご覧ください。展示解説や様々なイベントで答え合わせができるかも!

もう一つの企画展は、毎年恒例の「 わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展 」です。

わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展

今年もたくさんの「わぉ!」な作品が集まりました。今回は10回目ということで、動画賞もあります。思わず微笑んでしまう作品ばかりです。ぜひこちらもゆっくりとご覧ください。なお、「わぉ!博士賞」の作品にコメントしているわぉ!博士の、中の人は当館の生物担当学芸員で、コンテストの特別審査員の一人です。
30周年展は9月28日(日)までの会期ですが、わぉ!展は8月17日(日)が最終日となります。お見逃しの無いよう、ぜひご覧ください。

 

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